誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、ぐるっと肥薩線の旅♪ ver-4

2012-10-28 20:20:35 | 


  『 人吉SLに乗り、球磨川を走る。 』
汽車です! 電車でも、ディゼル機関車でもありません。本物の煙を吐いて走る汽車です。
”肥薩線ぐるりん”最後の仕上げは『 SL人吉号』本物の鉄道列車の感激~♪のみとなった。
転車場で見た『 SL 』に乗れると思うと、待ち時間もあっと言う間に過ぎ去っていた。

 発車20分前に列車がホームに入ってくる、思いはみなさん同じで記念撮影に余念がない

黒光りする車両からSL独特な匂いと重厚雰囲気が辺りを漂い異様空間となる。
撮影に無我夢中で我を忘れ、指定席の確認もそっちのけだった
人の波に押され列車内に入る、昭和初期から戦後間もなくは日本中を走っていたのか

 サラブレッドの新幹線と肉体強靭な農耕馬のSLじゃないだろうか
それにしても情緒豊な車内は、乗る人の気持ちを和らげ豊な気分にさせてくれる。

 14:25-汽笛を合図に、汽車がゆっくり動き出す、
この瞬だけは、息を止め身動きせずに汽車の鼓動を感じる事に集中した。
SL列車は、夢があり、ロマンがあり、人間の心の和を感じることが出来ます。
なぜでしょう? 石炭の燃える煙と汽笛、匂い、自身が年老いてきたから?

 人吉駅から新八代駅まで、渡駅・一勝駅・白石駅・(瀬戸石駅)・坂本駅・(八代駅)で停車する。
中でも、一勝地駅・白石駅・坂本駅は、列車を降りて、駅舎や周辺を見ることをお勧めする。
人吉を出発すると10分で、渡駅に到着するが停車時間が短く、車窓からの眺めのみとなる。

渡駅を過ぎビュッフエの案内で、電車内でしか手に入らない『おごっつお弁当\500』を戴く
***数が限定されますので、必ず予約した方が良いですよ~
竹の皮で、赤飯結びと白ご飯むすび、煮物などいたってシンプルだが、味はいいですね

 お弁当を突きながらご当地のビールを飲んでいる間に、列車は”一勝地駅”に停車
SLを飛び出して、昔ながらの改札口と駅舎を見る、

一勝駅は、縁起のいい駅として、人気の高い駅です。
駅名が、”一生勝ち”ですから、人生うまいですよね ^。-
慌しい駅舎の観光が終ると、再びSLの旅が続く、次の”白石駅”まで15分ほど余裕がない

白石駅を出発すると、坂本駅までは45分あり、やっとゆっくり座席に腰を落ち着けることが出来る
2両編成のSL号、後ろには展望席が設けられていて、大きな窓から流れいく軌跡が見られる。
中でも、球磨川に差し込む夕日や、トンネル、鉄橋と、普段目にすることがない光景を愉しめる。
瀬戸石駅で、列車行き違い停車、対岸に『球磨川八郎』さんの青い小屋が、八郎さんの姿は見えず
大抵、SLの時間には小屋から、ハンカチを振るらしいが、今日は遅刻かな?

 汽笛一発、坂本駅に向かって、列車が動き出す。
ヨーロッパの鉄橋を模造した鉄橋を渡ると、SLは球磨川の左岸を登る事になる。

 ”坂本駅”も、なかなか風情のある駅舎です。
列車内で飲んでばかりいないで、是非とも駅舎を見てくださいね~

 いよいよ、
 段駅を通過し、八代の町並みが見え始めると、いよいよ肥薩線のぐるりん周遊も終わりに近い

肥薩オレンジ鉄道乗り換えの”八代駅”、SLを降りようとすると、停車時間が短いからとダメだし--;
16:24-汽笛を鳴らせながら、新八代駅にSLが滑り込む。
名残惜しいけど、ここが我々の終着駅だ、乗務員さんに見送られながらSLを下りる。
終点に向かうSL号の後姿を見送り、9時間の列車旅が終った。
コメント
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