誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、霧立ち越し

2012-10-10 21:47:29 | 山歩き

”霧立ち越(きったちこし)と扇山1662m”-2012/10/06(Sat)

コースタイム:自宅(6:00)~ごぼう畑登山口(8:05)~杉越(8:20)~白岩山岩峰(8:30~9:00)~水呑み頭分岐(9:10)~
展望岩(9:35)~馬つなぎ(10:10)~1437P・~1448P~1535P(10:50)~平家ブナ(11:00)~扇山山小屋(11:25)~
扇山山頂(11:50)~イチイの古木(12:10)~扇山山頂(12:30~13:05)~扇山山小屋(13:20)~平家ブナ(13:40)~
馬つなぎ(14:20)~水呑み頭分岐(15:20)~杉越し(16:05)~登山口(16:25)


10月の最初の週末、この週末は天気に恵まれそうだ!
ご無沙汰の霧立ち越しで、初秋の山歩きを愉しむ事にした。
 08:05-スタートとなる”ごぼう畑登山口”を出発する。

 霧立ち越しは、長丁場でしかもた~っぷりとアップダウンが待っている。
気候もいい事だし、登山道脇の草花や色付き始めた木々を愛でながら、
のんびり1泊予定の山歩きも、扇山日帰りとなり歩け歩けの山歩きとなる。
08:20-杉ヶ越しの分岐に到着し、左の”駄賃付け道”=霧立ち越しへ進む

 ちょっと木の早い紅葉が色付きはじめ、秋の訪れを感じる
数年前まではスズタケがいっぱいだった一帯が、遠くまで見通せる林に変わった
鹿の食害といわれたが、ここまで枯れると鹿だけの影響じゃなかろうと思うのだが・・・
 8:30-鹿防護ネットの門を潜って、白岩山岩峰に登る。
花が咲き乱れる白岩山岩峰を期待してたが、花は数えるほどしか咲いていなかった。
まっ、滅多に見られない”麗人草”に逢えただけでよしとしよう (^。-)

 09:00-お花さんと遊んだら、遥か遠くの扇山目指して歩きを再開する
ゲートを潜って緩やかに登り返しながら、10分ほど歩くと水呑み頭(白岩山)分岐
水呑み頭まで5分ほどで行けるが、帰りに時間が有ったら寄る事にして先を急ぐ
分岐から少し行くと右に水場があるが、近年は涸れた状態なので当てにしないでねっ!


 水場分岐を過ぎると、幾つかの『古道分岐』を見ながらダラダラと下っていく・・・(登り返し 涙;)
途中に展望の良い岩場があり、寄り道して『九州の尾根=脊梁の峰々』を眺めた。

10:10-馬つなぎと案内のある広場に到着、ここまで荷物を乗せた馬は休まずに来たのか?
登り返しに備えて、身体を休めて充電したのだろうと、我々も水補と行動食を口に入れる

 10分ほど休んで、1437P,1448P,1523PのうんざりUp-Downへ向かって歩き出す。
中でも、途中に『見返り坂』の名付けられた坂もる1523Pへの登りは堪えた(涙;)
1523Pを過ぎてやや下ると、平家伝説の『平家ブナ』と呼ばれる朽ちたブナ巨木がある。


11:00-ブナの大木撮影だけで、歩きを止めずに扇山山小屋を目指して歩き続ける。
 11:25-山の中に立派な山小屋が出現する
ドアの横の鍵を使って中を見ると、素晴しく綺麗に管理’yamahiro邸よりGood (^。-;)
なんと言っても、囲炉裏がいいですねぇ~ 自在鉤が雰囲気を醸しだしてるウ~
階下には、トイレもあるし、チョロチョロながらも小屋の脇に水場もありますよ~


 山小屋の観察を終え、少し戻って扇山山頂へと向かう。
登りは一時で、直ぐに楽な稜線歩きとなり、途中の展望岩場で脊梁の全貌が見られる。
11:50-最近、グット展望が良くなった扇山(九州の尾根の要?)に到着する。

最初に来た時は、一部分しか展望がなかったが、良し悪しは別に展望が良くなっている。
お昼時だが休まず、イチイの古木を訪ねて、内の八重登山口方面に下る事にした。

 扇山山頂から15分、かなりの部分が空洞化した巨木”イチイの古木”が現れる
大まかながら、幹廻りを測ってみると、3尋を越えていた(5m超である!)

何時までも、ここに立って扇山を見守って欲しいよね。
さっ、いよいよお腹の虫が煩く騒ぎ始めたようだ、と食事を求めて扇山の山頂へ引き返す。

 12:30-山頂にリターンして、すっかり定番となった”ラーメン+おにぎり定食”を準備する。
味噌ラーメンとタマネギを煮て、ゆで卵とコーンをトッピングして出来上がり~♪
おにぎりは、先週収穫した”栗とムカゴ”入りご飯で作った、yamahiro自慢の”おにぎり”
そして、香の物として、美味しい美味しい、山の空気をた~っぷりとねッ
慌てないで! 誰も横取りしないよ~ ゆっくりお食べなさいな (^。-)

 13:05-山の食事とコーヒーがお腹に落ち着いたら、往路(8kmです!)を戻る事にする。
稜線を歩いて15分で先ほどの山小屋に到着する、今度はゆっくりお泊りで来るからね~
木々の間から西に傾くお日様を浴びながら、最初のポイントの平家ブナへ
平家ブナを過ぎると、数回のUp-Downに耐えながら歩き、14:20-馬つなぎに到着する。
さあ~ここから、水呑み頭分岐まで登りの連続だ!傍らに腰を下ろし一息入れることに

 14:30-とって置きのおやつで元気を回復して、水呑み頭分岐まで一気に登る事にする。
往路の下りでは感じなかった岩の出っ張りが、やけに高く感じて思わずヨイショ!の声
馬つなぎから、50分ここまで戻れば残りは楽勝の水呑み頭分岐に到着した。
分岐で一旦足を止めたが、頭は白岩山に向かず、どうやら寄り道はイヤイヤのようだ
『 お疲れなんですね 』と、何故かホッとしながら、次のポイント白岩山岩峰へと足を向ける

 15:30-鹿の防護ネットのゲートを潜り、岩峰には登らず岩峰を左巻きに超える。
再び鹿の防護ネットのゲートを潜り抜けると、ごぼう畑の登山口までちょっとの距離となる
見上げると、お天道様はかなり西に傾き、疲れた身体に優しい陽を浴びせてくれていた。
霧立ち越しの歩きもいよいよ最終ラウンドとなり、時には振り返り時には木々を見上げる
やっぱり、霧立ち越しは自然が豊で、疲れた頭も心も優し~く癒しをくれるよね。

 15:45-杉越しに到着して、霧立ち越しの駄賃付けとお別れとなる。
ちょっと早いが、お御足さんご苦労様でした、華奢な肩も長い時間のザック背負いお疲れ~
一気に足取りも軽くなり、ポンポンと弾むように下って、16:05-愛車の待つごぼう畑に帰着

ジャスト8時間の山歩き、ちょっと急ぎ足ではあったが、愉し~い山歩きでした。

 明日は何処の山で逢いましょうかね~♪
コメント
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