大船山と氷結の御池 (02/04-金)
朝になって、カミさんの体調不良で急遽単独行となったために
久しく歩いていない岳麓寺からのタフルートを登山道調査を兼ねて歩いた。
駐車場に土石流が流れ込み、チョット狭くなっています。
譲り合って協力し合えば、20台は駐車可能です。
久し振りの単独行、相棒は影法師さんです。
ゲートは流失、橋に虎ロープが掛けられてあります。
(一般車乗り入れ禁止でしょうが、強行突破なら終点まで障害無しでした。)
岳麓寺ルートの難点は、長~い舗装道路歩きです。
紅葉に時期なら、リンドウ,ヤマラッキョウ,ウメバチソウが案内してくれますが
今の時期は、枯れ薄と北風しか迎えてくれず、いつにも増して長く感じます。
スタートして25分、やっと目指す大船山が見えてきました。
まだ、舗装道路歩きは続きます。
作業道の終点が見えてきました、改めて登山口となります。
いきなり狭くて木の根や露岩の登山道を木を縫うように登って行きます。
フカフカの落ち葉の絨毯と気を抜いたら、落ち葉に隠れた落とし穴にオットットー
柳水、右=ガラン台,直進=東尾根&黒岳へ,左=大船山山頂へ
いよいよ傾斜が増してきて、本格的な登が始まります。
雪道を想像していたけど、ここまで殆ど白い物は無し
チェックポントの入山公廟分岐に着きました。
左に登ると入山公廟ですが、入山公廟には寄らずに直進します。
若しかしたら、”シモバシラの華”に逢えるかと期待を込めての直進です。
突然登山道に雪が現れました。
量的には全く問題ないのですが、アイスバーンになっていて迂闊に足を乗せられません。
歩くスピードがガクッと落ちましたが、アイゼンを付けると落ち葉が刺さるので我慢です。
鳥居窪までやってきました。(ここまで90分)
アイゼンを付ける予定でしたが、まだアイゼン無しで行けそうです。
ストックを持ってきていないので、転ばぬ先の杖として糅て枝で杖を作りました。
足安めの展望台、七里田の集落と遙か彼方に祖母~傾山が見えるのだがだ・・・
大岩下の休憩展望所
先の展望台と同じ光景が広がります。
ここまで登って来る、後は勢いで山頂を目指します。
周りの木々に白い物が付着しています。
霧氷と呼ぶにはショボすぎるけど、美しい霧氷の子供ってことにしましょう。
ノリウツギの林に入ると風景が一変して、雪山に様変わりしました。
山頂が見えてきましたが、少し煙っています。
大船山山頂到着、お天道様が微笑み、風がガスを運び去ってくれます。
もう少しクッキリ晴れるのを待ちたいけど、風が体温を奪ってメチャ寒いです。
もう一つの目的地、御池も全面結氷のようです。
御池まで降りてみましょう。
ジャ~ン
跳んでも跳ねても割れないほど、厚い氷が張っているようです。
カミさんと氷上闊歩~アシカ?トド?の氷上シヨー~ヒップ橇でスケートの予定だったが
まさか、70前のじじいが、氷上でトドショーしても笑えないので止めました。⇒正解
ここまで、アイゼンを履いていないので今更履くのも面倒くさい
氷上闊歩は、氷の上に集まっている雪の上をソオ~っと歩きました。
足しか見えないので滑る滑らないは伝わらないでしょうが、かなりへっぴり腰でした。
そうそう、御池の湖畔には霧氷らしき物が出来ていました。
この後、良い案配の岩に荷物を置いて、カップラーメンの立ち喰いでランチを摂って下山
目的を果たしたら、用は無しと言わんばかりに、下山時の撮影は1枚もなく下りました。
久し振りの単独行で、お喋りもなくペースも乱れっぱなしでした。
歩行時間:往路=2時間55分,(氷上闊歩;ランチ=20分),復路=2時間05分,
歩行数=25,423歩(19.5km)の山歩でした。
岳麓寺ルート
駐車場=後から来る人を思って協力駐車なら20台は駐車可能
登山道=登山口までのアクセスを含め、柳水まで全く問題なく歩けます。
*柳水~山頂も全く問題ありませんが、霜解け&雨後は泥土化するでしょう。