クラブは動きませ~ん
もし空いていたら、一緒に歩きませんかぁ~?
お誘いを断ったら、もう誘ってもらえないかもとOKサインを送る。
ただ、山の天気は気がかりのまま出かけた。
仙酔峡に到着すると、山肌を染めるミヤマキリシマが迎えてくれた
(8:05)お空の機嫌を伺いながら、通称『バカ尾根』を登る事にした。
ミヤマキリシマに近寄ってみると、花期の最盛期を過ぎて色褪せ始めていた。
高岳の天狗の舞台に期待を込めて、岩場を尾根に向かって登る
1/3ほど登った時、夫婦者の下山者に出会う
随分早い下山と思って話しかけると、物凄い突風に煽られたと・・・
中間点に差し掛かったとき、雨がパラツキ合羽を着る
その次の瞬間、凄い突風が吹き付けてきた
体が浮き上がりそうで、必死に岩にしがみ付く!
雨は小降りのままだったが、時折強烈な風が吹付け岩場にしがみ付く
(9:50)それでも、途中で合流した登山者と3人尾根まで登り詰めた
前進も、稜線までだった。
尾根は強風が吹き荒れて、砂粒が飛んできて目も開けられない
歩く事は愚か、照っている事さえやっとの状態だった。
高岳山頂~中岳~馬の背~火口渕・・・とても行けそうにない
『安全第一!』と、撤退を決めて下山を開始した
合流した若い男性登山者も、我々に続いて下山し始めた。
下山して行くと、2人の登山者(概に下山中)に追いつく
尾根の様子を話すと、早く諦めてよかったと納得されていた。
岩陰で休んでいる10人ほどのパーティーさんも我々に様子を聞く
『尾根は強風と砂嵐です』
不安そうな女性登山者の顔を見た、リーダーらしき男性が言った
『そうですかぁ~ 、我々も諦めて下山します』
更に下って行くと、東北訛り?の4人組みに出合う。
年配者の4人組みは、『怪我しては元も子もない』とあっさり下山を決めた
(10:45)登山口に到着する頃は、雨も激しくなり登山道は小さな川になりつつあった
ロープウエーには、沢山の観光客が来ていたが、ロープウエーは強風で運休
恨めしげに空を眺めていた。
登山口で昼食をとり、延岡に向けて帰ってくる
高千穂付近から、日差しが差し道路はカラカラに乾いていた。
物足りない山好きさん、延岡に到着すると急遽、ササユリ探索登山を始めた
13:4登山開始、ササユリ観賞、16:05駐車場に帰着