我慢の限界です。
2転3転するけど、ジッと我慢しながら待期していたけどもう限界かな<(_ _)>
七転び八起き、” 八回転んだら、暫く寝ていよう ”と言いますが
私はそこまで心の広い人間ではないので、もう待期するのは止めてお山歩にお出掛けしました。
1ヶ月振りのお山歩、行き先は何処かなぁ~?
お手頃は、アクセスも楽な「 くじゅう連山 」ですが、地獄の泥濘が嫌で回避します。
10月以来の祖母山にお邪魔してみようと思い、神原の登山口に来ました。
神原の登山口、広い駐車場にトイレ付きの小屋、直ぐ横に靴の洗える小川と嬉しいと残口
神原川の右岸を登って、小松尾根から避難小屋経由で山頂へ向かいます。
登山口~五合目小屋~小松尾根までは、危険箇所もなくウオーミングアップ
幾つかの滝を眺めながら、気持良く歩けます。
御社の滝を過ぎて暫く登ると、右手に五合目の小屋が見えてきます。
国観峠へ直登ルートには乗らず、左手へと登っていきます。
神仙の滝、少し氷瀑を期待していたけど・・・
更に登っていくと、一大ヤマシャクヤクの群生地に到着
1昨年まで、白鳥山~時雨岳、天主山を訪ねていましたが、ここは登山口から1時間
ブナの原生林で水源と言われますが、殆ど水を見ることはないようです。
ブナより素晴らしいのが、幹肌の美しいヒメシャラの群生です。
ヒメシャラの美しさに目を奪われていると、前方が一際明るく小松尾根です。
小松尾根に出会うとメンノツラ谷越に、障子岩~大障子岩が一望です。
右の根へと進みます。
暫くは気持の良い尾根がで、春は石楠花・アケボノツツジ・ミツバツツジが共演します。
最近このコースがお気に入りですが、一番のお気に入りは誰にも会わない点かな
大岩を乗り越えた次の1200~1250mpあたりから雪が多くなりました。
一見何でもないようですが、雪の下に落ち葉、更にその下葉ガッチガチの凍土になっていました。
何とか踏ん張っていましたが、もし、一度滑ったら10m位しベリ落ちる斜面です。
ここで、6本爪の軽アイゼンを装着しました。
いよいよ積雪も深くなってきました。
サラサラの雪とは言え、膝近くまで入ってしまうと引き抜くのも大変
数センチの積雪なら、足跡のない真っ新が嬉しいけどこんな時は足跡が欲しい
このコースのスキな点が誰にも会わないことと言いましたが、撤回させて戴きます。
一歩進むのに30~50cmがやっとで、九州育ちの雪への対応力の無さを思い知ります。
目の前に健男社からの大縦走路が見えたときは、ホットした物です。
Q合目の避難小屋まで、前日?の足跡が助けてくれました。
Q合目の小屋、無料になった今も綺麗に保たれています。
入って直ぐに薪ストーブと2階にロフト、奥の部屋に談話室と寝室があります。
小屋の脇を通って山頂へ、しっかり足跡が残っていて楽に登っていけました。
12:08-祖母山の山頂に到着です。(登山口から4時間、何時もより1時間掛かっていた。)
久し振りに展望の言い祖母山です。
傾き山からの縦走路と健男からの縦走路も雪に覆われているようでした。
山頂滞在15分、腰を降ろすこともランチを摂ることもせずに下山開始
赤いニット帽子を被ったお地蔵さんのいる国観峠広場
青空に三角ピークが見えますが、祖母山の山頂ではありません。(祖母山の肩です。)
ここで、一息、行動食でエネルギー補給、温かいスープで冷えた身体を温めました。
さて、ここからの下りは大変なんです。
日照時間の少ない祖母山の北斜面を下るので、梅雨時期は泥濘道で冬季は凍土になります。
手が冷たいのと足元の危うさに目一杯で撮影はすっかり忘れていました。
フッと気が付くと、雨期から夏期には往生する渡渉地点まで下って来ていました。
左の写真、バンドが切れちゃったアイゼンです。
傾斜のきつい下りなので、爪先の力が加わりすぎて切れちゃいました。
欠陥品?前回の雪山でも、右足のアイゼンの同じ場所が切れちゃっています。
五合目の小屋まで下山してきました。
ジオパークに登録されて、整備の手が加わりに出入り口や窓の全てに網戸です。
入って直ぐに囲炉裏、左に2段ベッドが2つ、奥の部屋にも囲炉裏があり、両サイドは板張り休憩室
五合目小屋から登山口までは、スニーカーでも充分なハイキング道です。
春は深緑、夏は渓谷美と涼、空きは紅葉が愉しめます。
舗装道に降りて橋を渡るとスタートの駐車場にゴ~~ル到着です。
山滞在時間=6時間13分,歩いた歩数=24,635
1月ぶりのお山歩、メチャ疲れたけどストレス解消リフレッシュ出来たかな🙌