学習塾で子供に勉強させたいといって、ではどの塾を選べばよいかを考えるとき、多くの方が集団塾か個別指導塾かで迷うことがあると思います。
そういうときの簡単な見分け方。
● 子どもの個性を考えて、競争意識を刺激して(言葉は悪いですが)尻を叩くことで効果が出るとお考えの場合には、集団塾。
● 反対に、痒いところに手が届くような指導、心の襞に分け入るような接し方と指導を望むなら個別指導型の塾。
また、どちらの塾が「より向かないか」という、いわば逆の視点から見た塾の選び方。
● とにかく落ち着きの無い子どもの場合には、集団塾は向かないでしょう。
● 一定のグループの中にしか安心感を持てない子。これは個別指導型では自立した勉強が出来ないと思います。
もう一つ。
そもそも学習塾で勉強させることに向かない例。
● これまで殆どの事に対して三日坊主で終わってしまった。
● 明らかに協調性が無いか、誰もが分かる嘘を平気で吐く。
→こういうタイプは、学習塾に入って勉強させても、その塾と家庭との連絡や意思の疎通を意図するかしないかは別にして妨害するという特徴があり、スムーズな進行を甚だしく困難にします。
● 現在の学年よりも2年前の学年で習った筈の単元の殆どを理解していない。
→ この場合には、まず家庭での学習からやり直し、その上で個別指導型の塾を選ぶことで多少時間は掛かるかもしれませんが、それさえ我慢して凌げれば学習効果は上がってくるでしょう。
● 保護者の方が強い信念で子どもの教育を行いたいと考えている場合。
→所謂箸の上げ下ろしにまで気を配らなければ、それこそ気のすまないのでしたら、それはもうご家庭の中で完結すべきでしょう。