明日は祭日ですが、私は朝からとある式典とその後のパーティに出掛けます。
それは、その昔私が卒業した横浜市立富士見中学校の創立50周年セレモニーです。
早いもので、卒業してからはやウン十年。
これまでも横浜に用事があるときなど、昔からあって、いまでもまだ営業している中学校横のムカイベーカリに懐かしい味を残したパンを買いに行きがてら、かつての学び舎を車の中から眺めたりしています。
そこには、時の流れをいっぺんに飛び越えそうな昔の思い出の数々がぎっしり詰まっている感じがします。
友達とふざけ散らかして走り回ったあの廊下、下級生たちにガンを飛ばすためだけにたむろしていた階段途中の踊り場。
技術家庭室の四角い椅子は、ここは作業所?と思わせる作りでしたが、それは今でも同じでした(先日、中を見せてもらいました)。
廊下の突き当たりから体育館に通じる短い通路は、「これから始業式や終業式が始まるんだ」「今日は卒業式だ」といった緊張感を私たち全員に与えてくれた、まさに緊張直前のエポックの空間でした。
その懐かしさ満載の母校の周年式典に出席できる幸福。
元々は、そうした堅苦しいセレモニーを好まないのですが、明日ばかりは別。
明日は、昔に返って、かつて自宅があったところから、昔の通学コースどおりの道を歩いて母校に向かおうと思います。
式典で何人の懐かしい顔と出会えるか分かりません。既に早くもこの世を去ってしまった友もいます。
そうした人たちも含めて、我々全員が過ごした3年間をしっかりと思い出して、そして今後更にその歴史を重ねていく母校にエールを送りに。