今日は終戦記念日。
正午には黙祷を捧げるということが長いこと慣わしのようになっていて、多くの人たちがその間目を瞑って戦没者の冥福を祈ります。
この日はほぼ毎年教室がお盆休みに入っていますので、生徒の顔を見ることはあまりありませんが、それでも私一人で黙祷しています。
社会の学習をしていると、歴史や公民の分野で必ず戦争のことを学ぶ必要に当たります。
今の子供たちは(勿論私もですが)観念的にしか戦争のことを考えられないのと、その必要がないと文部科学省が考えているのか、立体的な思考で戦争について多角的に考えることまでは中学生の勉強では求められてはいませんので、その辺りは余程注意を払わないと、ついさらっと通り過ぎてしまうような感じがします。
でも、本来これではいけないんですよね。
先の戦争だけを見ても、まるでありきたりのセレモニーのように8月15日の正午に黙祷して、それが過ぎればまったくそのことに触れようともしないことは、それ自体戦没された方々へのある種の冒涜ではないかと思います。
私たちは学習塾ですから、例えば大学で歴史学を究めるような、そんな歴史の考察をする必要はありませんが、ただただ暗記だけしてテストの点を取ることだけを目的にしたような授業にだけはしたくないなと改めて感じました。
ところで、お盆休みが終わると、駆け足で9月がやってきます。
そして、そこには殆どの中学校で前期末試験が待っています。
私立中受験組は、いよいよここから目指す志望校の過去問解析に突入します。
今から少しずつ、夏休み気分を自分の気持ちの中で整理しておきましょう。