入試国語対策を振り返る

2013-03-05 17:53:48 | 学習塾・勉強の仕方

本日は、「入試国語対策を振り返る」です。

記述式問題は、パターンがある程度決まっていますので、それを明確に意識して平素の対策の鍵としました。

例えば、「文中の語句を用いて」「字数制限を設けて」「質問趣旨に沿った解答文を作り上げる」ものや、あまり条件を設けず、比較的自由に自分の考え方や感想を書かせるものなどがこれらにあたります。

これとは別に、「文字数を指定して、該当する部分を文中から抜き出せ」とか、「ひとつづきの2文のはじめと終わりの5文字を書け」などの問題にもなれておく必要がありますが、これらの対策と記述式解答は、分けて学習を進めました。

ここで問題がありました。

それは、この時点での国語力、もっといえば、文章を書く能力に生徒間の差が思う以上に大きかったことです。

これは、偏に小学校時代からの積み重ねの有無によるものでしょう。そうとしか考えられません。

できている生徒が、難解な言葉や複雑な文法を駆使して立派な文章を書くかと思えば、反対に、できない生徒は、中学3年生になっても満足に漢字を使えず、専ら平仮名で通そうとするという、そんな感じです。

しかし、ここで「できない理由」をあれこれ探っても、それ自体からは何も生まれてはきませんので、ACSでは、3年生の4月から文章力の程度に応じて生徒をいくつかのグループに分け、作文を書かせてこれを添削し、その中で漢字や熟語に慣れ親しむことをさせ、さらには句読点の打ち方や起承転結の意味や流れなどを教え込みました。

できる生徒に対しては、最初から実戦に即した記述問題を数多く解かせて力を更に伸ばしました。

次回、これをミクロの視点から振り返ってみます。


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