春は、塾生の移動が活発です。
高校受験を終えていったん卒業退会する人もいれば(大方はそのまま高校生になっても通いますが)、新たに学習塾に入って勉強を始めようという人もいます。
現在他の塾に通っていて、或いは家庭教師の指導を受けていて、色々あって他の塾に転塾する人もいますよね。
そうしてやってくる人たちについては、原則として保護者と生徒本人との面談をACSでは行っています。
これは、お互いに疑問をぶつけ合って、「それまでの学習で何が足りていなかったか」を明らかにし、それを新たな場所で改善できるかの確認を目的とするものがひとつ。
例えば「前のところでは質問したいときに出来なかった」とか「わからないところを中途半端なままにして先の単元に進んでしまった」などといった声があった時、それらを具体的にどう改善していかれるか、などについて納得できるまで話をします。ここで納得できなければ(これはお互いに、ですが)、残念ながら今回はご縁がなかったということになりますよね。
こういうステップをはじめに踏むのは、子どもたちは往々にして塾での様子について、その正しい姿を保護者の方に伝えていないことがあるからです。
例えば、自分に都合の良くないことについては、多くの子どもが話を脚色して伝えたり、極端な場合、連絡事項そのものを握りつぶしていたりすることもあります。
全てをつまびらかにする必要はないもかもしれませんが、こと目標を持った勉強・学習の場合には、出来る限り責任ある対応を大人たちはすべきでると思いますので、毎年この時期、新しい年度が始まるときには、ACSアカデミーでは極力正直な情報開示と交換とを改めて行っています。