今週は有休と公休を合わせて今日から3連休となりますが、明日にも大型台風が上陸するとの事で、どこにも旅行に行けません。今年最初の3連休はゆっくり自宅で静養し、今まで時間切れで書けなかった事もブログに書いていこうと思います。まずは手始めに、夏の終わりに訪れた子ども食堂の話題を。
私の今住んでいる所は大阪・西成のあいりん地区です。あいりん地区と言えば、昔はドヤ街のイメージしかありませんでしたが、最近は外国人観光客向けのホテルが次々とオープンするようになりました。それらのホテルには旅行者だけでなく一般客も泊まれ、月ぎめ契約にすれば長期滞在も可能になります。しかし、風呂もトイレも共同なので、たまには外のスーパー銭湯で身体をほぐしたくなる時もあります。
8月最後の公休日のその日も、歩いて15分ほどの阿倍野のスーパー銭湯に行く途中でした。今住んでいるホテルと阿倍野のスーパー銭湯の中間ぐらいの所にある西成永信防災会館の前を通りかかったら、「今夜ここで飛び入り歓迎の食事会やるから」と誘われました。「子ども食堂ですが一般の大人も10円以上カンパすれば参加できます」と聞き、私も俄然参加する事にしました。
食事会のメニューは、ピザ風チキンにゴーヤチャンプル、サラダ、スパゲティ、スープにご飯でした。私も百円カンパして美味しくいただきましたが、防災会館のゴージャスな内装に度肝を抜かれました。この防災会館は、地元の信用金庫(永和信用金庫)の支店跡を地域の災害避難所兼公民館に改装したもので、会館名の「永信」もそこから来ていますが、音響設備の立派な事。これが元はただのしがない信用金庫の一支店だったとは、とても思えないほどの豪華さでした。その日は食事の後も、マリリンモンローの肖像画を前にライブを堪能する事が出来ました。西成は飛田新地の直ぐ横とは思えない光景に、もうびっくりです。
この子ども食堂を主催した「山王子どもセンター」は、今年の釜ヶ崎夏祭りでもたこ焼きの屋台を出していたとの事でした。今日初めて釜ヶ崎解放Tシャツを着た私を見て、声をかける気になったそうです。西成ジャズに今日の子ども食堂と、今までスラム街としか認識していなかった釜ヶ崎界隈の文化の高さに改めて驚かされました。