アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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親父が統一教会の勧誘に引っかかってしまった

2020年05月27日 08時23分41秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
親父が統一教会の勧誘対象になっていた。親父の実家に統一教会(今は世界平和統一家庭連合、略称・家庭連合に改称)から結婚相談の葉書がポスティングされていた。葉書の発信元が宗教法人の家庭連合になっているので、普通はそんな葉書なぞ無視するものだ。しかし、親父は電車内で傘を拾ってくれた見ず知らずの女性にも、うっかり「息子と結婚してくれ」と漏らすほどの結婚バカなので、その宣伝にすっかり乗せられ、何と先方に婚活パンフレットを請求してしまったのだ。
 
数日後に株式会社ウェブという結婚情報サービス会社から勧誘のパンフレットが送られて来た。この時点で、ようやく親父も不安に思ったようで、兄貴に相談の電話をして来た。幸い兄貴は、家庭連合が統一教会の後継団体である事を知っていたので、これが統一教会である事と、統一教会が韓国の反共宗教カルトで、過去に集団結婚式や霊感商法で社会問題を引き起こして来た事を説明して、ようやく親父に理解してもらう事が出来た。
 
私が大学生だった頃も、統一教会は「原理研究会」の名前で大学構内で活動し、学生を盛んにオルグしていた。大学通りでいきなりミニ黒板を取り出し、通行人に経典の「原理講論」の説明をやっていた。通行人が無視しようがお構いなしに。そうして、オルグした学生を人生相談や占い相談の名目でビデオセンターに連れ込み、そこで統一教会のビデオを見せて、最初は数日間のセミナーに、やがて数か月間ものセミナーに勧誘し、壺や霊石、高麗人参茶を途方もない値段で売り付け、一人前の信者に仕立てようと洗脳していた。やがて学生は大学もバイトも辞め、家を出て統一教会で集団生活を営み、オルグや霊感商法のノルマ達成を強いられるようになる。その行動スタイルたるや、後のオウム真理教と全く同じだ。
 
やがて、統一教会は私の住んでいる実家の周辺にも出没するようになった。大学のサークル帰りに、自宅近くの駅前で、素性を隠して宗教に関するアンケートを取っている女性がいたので、私はアンケートに答える振りをしながら、最後に「あんた、統一教会やろ!」と問い詰めた事があった。そうしたら、その女性は「違いますよ!何でそんな事を聞くのですか?」とシラを切り、何と私の後をつけて自宅まで付いてきたのだ。そして翌日に、他の信者と一緒に自宅に押し掛けて来た事があった。統一教会は、そこまでする狂信的な集団なのだ。そして、狂信的と言う意味では、思い込みの激しい親父も似たり寄ったりなのだ。
 
私が2年前に実家を出たきっかけも、親父の婚活強要に嫌気が差したからだ。最初は見ず知らずの近所の未婚女性といきなり「結婚したらどうか?」と言って来て、私が「何故いきなりそんな事を言うのか?」訝しがったら「あほう、お前もう年幾つだと思っているのか!」と怒鳴り出した。一見すると息子の将来を心配する余りの行き過ぎとも取れるが、親父の普段の言動を知っている私は、「独身の息子がいつまでも実家にいたのでは世間体が悪い」という「我が身可愛さ」から出たものだと判断し、最初の家出を敢行した。
 
だってそうだろう。独身か所帯持ちかで人間の値打ちが決まる訳ではない。どんな人間にも自由・平等に生きる権利がある。ところが親父は、外見や地位・財産で人間の値打ちが決まると思っているのだ。そうでなければ、「見ず知らずの女性といきなり結婚したらどうか?」なんて言って来ない。しかも、相手の女性は、近所と言っても隣近所ではない。実家から10軒近く離れた所にある鍼灸院を継いだ、目の不自由な独身女性だ。私も当時は生協で朝早くから夜遅くまで働きづくめで、婚活する余裕なぞ無かった。生協を辞めてからも、パソコンの学校に通ったり転職活動に忙しかったりで、その鍼灸院に通う機会も無かった。私はその女性の顔も見た事がないのだ。そんな女性といきなり「結婚しろ」と言われても、普通は「何で?」と思うだろう。統一教会の集団結婚式じゃあるまいし。
 
この時は兄貴の仲介で、私は実家に戻る事になった。しかし、親父はそれに懲りずに、また同じ過ちを犯す事になる。今度は親父の紹介する婚活サイトに私の身上書を送る時に起こった。親父は「年収200万の非正規雇用では嫁の来てが無いから年収を水増ししろ」と言って来た。そして、身上書に貼る写真を、親父が家族の中心に収まった物に差し替えるように言って来たのだ。しかも、身上書には縦長の写真を貼る事になっているのに、その写真は横長で、サイズも規定外の物だった。そこで私は「そんな写真なぞ身上書には貼れない」と言ったら、親父はいきなり怒り出したのだ。それでもう実家を出る事にした。
 
そんな経緯がありながら、親父は今でもあちこちの結婚情報サービス会社や婚活サイトに、懲りずに私の身上書を送っていたのだ。私は「もう二度と婚活なぞしない」と言って家出したにも関わらず。その結果、婚活業界の情報網経由で、統一教会系列の結婚情報サービス会社にも私の身上書が流れてしまったのだろう。
 
プライドが高く、自己中心的で、相手の立場になって考える事が出来ない。多様な物の見方が出来ず、常に一つの価値観に凝り固まる。地位や財産で人間を差別し、個人の自由や人権、生き方を尊重しようとはしない。そして、細かな事まで一々干渉・指図し、婚活するのはあくまで私なのに、親父が中心に収まった規定外の写真を、私の身上書に貼ろうとした。それに私が抗議したら逆切れ。
 
そんな親父は、統一教会からすれば「霊感商法の格好のカモ」だ。あのしつこい統一教会が、これしきの事で諦めるとは、私には思えない。親父は高齢な上に、典型的な毒親なので、周囲からの助言にも従わない。もう無視するしかないが、このままではまた変な詐欺商法に引っかかるとも限らない。やはり婚活そのものを禁止するしかないのだろうか?
 
安倍政権の罪状はモリカケ桜・黒川やアベノマスクだけではない。霊感商法や集団結婚式で社会問題になった統一教会の活動を陰で支え続け、家庭連合(世界平和統一家庭連合)への改称認可により今も彼の教団に宗教法人としてお墨付きを与え続けている。お陰で親父も危うく統一教会系婚活サイトの勧誘に引っかかる所だった。
 
コメント (2)
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