アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

当ブログへようこそ

 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

 これが、当ブログの主張です。
 詳しくは→こちらを参照の事。
 「プレカリアート」という言葉の意味は→こちらを参照。
 コメント・TB(トラックバック)については→こちらを参照。
 読んだ記事の中で気に入ったものがあれば→こちらをクリック。

源氏の滝から交野山へ 北河内の自然を守れ!

2022年09月24日 15時15分31秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

この間、統一教会絡みの集会参加で忙しかったので、先日の公休日に、息抜きに一人でハイキングに出かけました。行ったのは先週水曜日の9月14日。行先は大阪府交野市の源氏の滝と交野山です。どちらもJR学研都市線の沿線にあります。生駒山地の北の麓で、天の川伝説や天岩戸伝説のある所です。大阪府南部の高石に住んでいた頃は、この辺にはほとんど来た事がありませんでした。しかし、住之江区で一人暮らしをするようになり、地下鉄とJRを乗り継げば割とすぐに行ける事が分かりました。そこで一度気晴らしにハイキングに出かける事にしました。

学研都市線の津田駅で降り、改札でハイキングコースの地図をもらいました。ところが、この地図が曲者でした。まず古い地図で、第二京阪道路の高架が記載されていませんでした。この高架がなければ位置関係が全く掴めません。しかも、集落内の地道が散策コースに指定されており、地理勘のない外部の観光客にとっては、逆に余計に迷子になるような代物でした。第二京阪道路の高架を青色のマーカーで記入し、実際にたどった足跡をピンクのマーカーでなぞると次のようになります。

(A)で墓地に迷い込み、ようやく案内図のルートに復帰→(B)で看板の矢印は左を差していたが、それは交野カントリークラブ(ゴルフ場)への道である事に気付き、右折して川沿いに神社の横をかすめて、どうにか源氏の滝にたどり着く→そこから駅でもらった地図には載っていない近道の登山道(C)を上り、白旗池に出て、交野ふれあいセンターのベンチで昼食→そこから交野山に登り眺望を楽しんだ後、環状自然歩道を進んだら、危うく「くろんどの森」の方(D)に迷い込む所だった→途中で気が付き引き返し、石仏の道を下って源氏の滝の隣の谷に降りる事が出来た→後は案内図の地道ではなく(E)機物(はたもの)神社前の幹線道路を進み、府道に出て、ようやく無事に津田駅に戻って来る事が出来ました。

(B)枚方変電所の横をかすめ、交野カントリークラブの方向とは反対に右折、神社の横をかすめ川沿いに行くと、夜泣き石と源氏の滝に到達します。昔ここには源氏姫という少女が妹と住んでいました。ある日、源氏姫たちは女盗賊に拉致されます。妹は拉致されたショックで死んでしまいます。怒った源氏姫はすきを見て女盗賊を刺し殺します。女盗賊は死ぬ間際に、自分が源氏姫たちの実の母親である事を告げます。源氏姫は嘆き悲しんで近くの源氏の滝に身投げしてしまいます。夜泣き石も源氏姫の霊が乗り移って夜な夜な泣き声を上げるのだと言われています。

左上:夜泣き石の説明板。右上:夜泣き石(左の2つの石)。左下:落差18メートルの源氏の滝。右下:滝のたもとの岩の上にまつられている不動明王の小さな石像。ここは心霊スポットとしても有名な場所です。でも、私が訪ねた時は、大変涼しく気持ちが良かったです。滝は「交野八景」「大阪みどりの百選」にも指定されている景勝地です。

源氏の滝の横の階段を上がると不動尊があり、そこから「せせらぎの道」というハイキングコースが白旗池まで延びています。源氏の滝の水源です。上流にはさらに大きな階段状の滝がありました。

白旗池の周囲は「交野いきものふれあいの里」という自然公園になっていて、資料館の「ふれあいセンター」で野鳥や草花の詳細を知る事が出来ます。センター前にはベンチも設置されています。但し自販機はありません。

唯一、近くで採取されたミネラルウォーター「星のしずく」のみ1本百円で買う事が出来ます。私はその「星のしずく」と持参したパンの昼食をベンチで食べました。私以外にもハイキングやバードウォッチングに来られていた人が大勢いました。

白旗池を抜けると、やがて標高344メートルの交野山に着きます。山頂は大きな岩で出来ていて、梵字が刻まれているので観音岩と呼ばれています。ちょうど奈良県明日香村の石舞台古墳を小さくしたような感じです。そこから見渡した眺望が素晴らしかったです。

交野山の山頂には小さな祠もありました。そこからはひたすら下りです。傾斜が急な所には梯子や鎖が設置されています。下山道には「循環自然歩道」という名前が付いていたので、やがてぐるっと下って津田駅の方に帰れると思っていました。しかし、途中から再び上り坂になり、一向に下に向かう気配がありません。グーグルマップで調べたら、麓に下るのではなく、隣の「くろんどの森」に向かう事が分かりました。そして、自然が豊かだと思っていた交野山も、すぐ近くまで交野カントリークラブのゴルフ場開発の波が押し寄せてきている事も分かりました。

 

木に生えていた茸、間伐材で作られた砂防ダム。

 

「くろんどの森」方面にはバスは走っていません。風光明媚な所ですが車でしか行く事が出来ません。その為、わざわざ途中まで引き返し、「石仏の道」(別名:ご来光道)という別の下山道で降りる事にしました。石仏の道というだけあって、途中には仏像が一杯立てられていました。

交野山には自然歩道以外に、伐採作業員が通る作業歩道もあります。上記写真のそれぞれ右側が作業歩道ですが、左の自然歩道とほとんど見分けがつきません。幸い、ハイキングコースのあちこちに案内図が設置されているので、それを頼りに無事下山する事が出来ました。しかし、余り有名な観光地ではないので、最寄り駅にも詳しいパンフレットは置いていません。私が最初にもらった「古い地図」も、私が駅員に訪ねて初めてもらったものです。JRも近場の観光地として売り出す以上は、もっと最新式の正確な地図を駅に備えておいてほしいと思います。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これでは統一教会と同じではないか?

2022年09月24日 08時15分06秒 | 統一教会と安倍国葬の是非を問う
 
9月23日(金)18時半から大阪・弁天町の港区民センターホールで開催された国葬反対のシンポジウムに参加して来ました。シンポジウムのタイトルは「異議あり国葬!9・23緊急シンポジーム 安倍銃撃死と統一教会問題」。主催は「9・23緊急シンポジーム実行委員会」。
 
政治学者の白井聡氏による基調講演「安倍銃撃死と2012年体制の行方」と、弁護士の紀藤正樹氏によるリモート報告「統一教会と政治の癒着」の二つの講演が中心のシンポジウムでした。
 
私は白井さんの講演は今までも何度か聞いた事があり、歯切れの良い分かりやすい説明に好感を持っていました。紀藤さんも霊感商法対策弁連の弁護士で、今まで度々テレビに出ていた方なので、どんな話が聞けるか期待して参加しました。
 
確かに白井さんの講演は期待通りでした。「いささか不謹慎な話だが、もしあの場で安倍晋三が山上徹也容疑者に殺されていなかったら今頃どうなっていたか?『野党やマスコミが安倍を批判したから、こんな事になってしまったのだ。安倍を批判する野党やマスコミ、左翼の連中を決して許してはいけない』と言う論調が、御用マスコミや体制派知識人の間から湧き起こり、今のロシアと同様の言論弾圧が始まっていただろう」
 
「しかし、実際は安倍が殺された事で、今まで封印されていた統一教会と政治家の癒着が全て明るみに出て来た。安倍に全ての権限が集中していた為に、後継者が育っていなかった。誰も安倍の代わりをする人間がいない。権力の意向を忖度(そんたく=気兼ね)する必要がなくなり、忖度循環が働かなくなった」と。
 
そして、統一教会の歴史や教義の変遷に触れ、「自民党の主流が宏池会の保守本流(経済重視)から清和会の保守傍流(改憲志向)に移る中で、韓国の軍事政権と結びついた右翼宗教カルトの統一教会が、岸・安倍一族の手によって日本に呼び込まれ、増殖してしまった。統一教会の影響力は今や自民党だけに留まらず、立憲・国民・維新などの野党にも及ぶようになってしまった。芳野友子・連合会長の国葬参加表明の裏にも、労働組合内部の右翼的潮流と結びついた統一教会の画策がある」
 
「しかし、その化けの皮も、今回の安倍の死をきっかけに、どんどん明るみに出るようになった。旧ソ連でも1954年のスターリン死去の際には盛大な国葬が営まれたが、それからわずか2年後にはスターリン批判が始まり、スターリンの悪行が世に晒されるようになった」
 
「安倍一強、自民党圧勝と言っても、実態は砂上の楼閣だ。公明党や維新、御用マスコミの下支えと、政治変革を諦めた有権者の無関心に支えられ、5割しかない投票率の中で、3割の岩盤保守層の機嫌取りの為に国葬を強行しなければならなくなってしまったのだ。その結果、岸田政権は、残りの7割を敵に回す事になってしまった。岸田も早晩ソ連のスターリンと同じ運命をたどる事になるだろう」と。非常に勇気づけられる講演内容でした。
 
 
ただ、その後が期待外れでした。次の紀藤弁護士の講演はリモート中継で行われましたが、パソコンの調子が悪かったせいか、余り聞こえませんでした。私も仕事帰りの疲れが出て、ついウトウトしてしまい、まともにメモが取れず。
 
その後のパネル・ディスカッションも、今から思うと非常に疑問の残るものでした。講演者の白井・紀藤両氏と、森友疑惑追及の先鞭を付けた木村真・豊中市議を除くと、後はれいわ新選組の関係者ばかり。司会の辻恵弁護士(元衆院議員)は旧民主党かられいわへの移籍組。パネラーの大石あきこ、やはた愛は共にれいわ新選組の参院議員や衆院選候補。
 
 
その後は、国葬に反対する大学生からのアピールの後、来年の統一地方選挙に出馬する予定候補者が登壇。大阪市議選予定候補の前島かずき、たかはしいちろう両氏と、吹田市議選予定候補の堀口こうすけの三氏が紹介されました。真ん中のたかはしいちろう氏は、創価学会信者の3世。親の背中を見て自分も創価学会を応援して来たが、自民党に擦り寄る公明党の姿を見て学会と決別。他の2人も元は非正規労働者で、労働者を使い捨てにする今の世の中に疑問を感じ、れいわ新選組を応援するようになったと。
 
その言や好し。しかし、今回の講演は、あくまで統一教会と国葬の是非が主題だったはず。講演の進行プログラムにもその様に記載されています。私もそれを聞く為に、この講演に参加しました。れいわ新選組の決起集会だなんて一言も聞いていなかった。
 
集会の外で主催者以外の団体が便乗的に宣伝ビラを撒いたり署名を集めたりする場面には、今までも何度か遭遇しました。安保法制反対の集会の際にも、革マル派が外でビラを撒いていました。
 
しかし、それはあくまで、主催者とは別の団体が、集会の外で、集会とは別に行っていました。今回も、狭山差別裁判反対、石川一雄さんの再審請求を求める署名が、ホールの外で行われていました。
 
それに対して、会場入口の受付を通り抜けたホールの後側で、れいわ新選組予定候補のポスターが配られていた事については、非常に疑問に感じました。私も、れいわ新選組の選挙公約には賛成出来る内容も少なくないので、必ずしも「アンチれいわ」ではありません。
 
でも、今回の講演の主題は、あくまで統一教会と国葬の是非についてだったはず。それとは何の関係もない、れいわ新選組の応援を、同じ会場で行うのは如何なものか。これでは、自分たちの正体を隠し、スポーツサークルやボランティア団体を装いながら、教団の活動をする統一教会と同じではないでしょうか?「安倍への弔意を強制するな」と言うのであれば、自分たちも、れいわ新選組への支持を集会参加者に強制しないで下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする