2021年、新年あけましておめでとうございます。
元旦の夕食は白みそ仕立てのお雑煮にしました。材料はチューブの白みそと冷凍和風野菜。手間要らずな物ばっかりで……。実は昨年2月に今のワンルームに越してから、出来るだけ自炊で賄うようにして来ました。ユニットバスとIHの一口コンロ、ミニサイズの冷蔵庫しかない部屋なので、簡単な物しか作れませんが、それまでの「どん兵衛だけの年越しそば」「雑煮なしのお正月」からはひとまず脱却出来ました。
お雑煮は、コップ3杯弱の水と小さじ4杯分の白味噌を鍋に入れて、まず冷凍和風野菜を10分間煮ます。水が沸騰して来たら弱火にして。野菜だけでは物足りないので、今朝の澄まし雑煮に入れた鶏モモ肉の残りも2切れほど入れました。そして頃合いを見計らって丸餅を3個入れ2分ほど煮て、餅が柔らかくなったらお椀に入れ、上にミツバとトロロ昆布を乗せれば完成です。本当は柚子の皮も乗せるつもりでしたが、うっかり乗せ忘れてしまいました。
食べたら思っていた以上に美味しかったです!実家にいた頃の白みそ雑煮は、餅以外は大根と人参しか入っていなかったので、まるで吐瀉物みたいで余り美味しいとは思いませんでした。ところが、ミツバとトロロ昆布を乗せるだけで、見栄えが全然変わる事が分かりました。
食べた後は体がポカポカ温まります。しかも野菜も取れるし、白味噌だけで油も塩も入れないので非常にヘルシーです。後片付けも油を使わないので非常に楽チンです。明日以降も雑煮の腕を磨きます。まずは、余り見栄えが良くなかった今朝の澄まし雑煮のリベンジを目指し、善哉作りにも挑戦します。
さて、目を外に転じると、今の日本は長く続いた安倍政権の下で、公文書・データ改ざん等の不正がまかり通る腐敗国家になり下がってしまいました。官僚やマスコミも、政権に生殺与奪の権を奪われ、すっかり牙を抜かれてしまいました。そのお陰で、幾ら政権の不祥事が続いても、選挙では与党圧勝の出来レースが続いて来ました。
テレビをつけても、下らないバラエティ番組か、政府広報みたいなニュースか、当たり障りのない旅番組・歌番組ばかり。かつては多少なりともあった骨っぽい報道番組はもはや見る影もなし。これでは選挙のたびに与党が圧勝するのも当たり前です。
ところが新型コロナ感染症の蔓延で情勢は一変。医療崩壊をきっかけに、それまでの福祉削減、弱者切り捨ての流れを見直す動きが出て来ました。
それまであれだけ権勢を誇っていた安倍政権も、アベノマスクの失策や10万円給付金支給の遅れ、「お家で踊ろう」動画の猿真似で、次々と無策ぶりをさらけ出し、迷走を続けた挙句に、再び政権を投げ出し呆気なく終わってしまいました。
ウイルスには忖度も情報統制も通用しません。安倍の後継者として総理に就任した菅義偉も、「公助より自助優先」と、更なる福祉削減を宣言したものの、GO TOキャンペーン固執でコロナ無策ぶりを露呈し、ただの「安倍の劣化コピー」でしかなかった事が白日の下にさらけ出されました。
この大阪でも、表向きは野党ズラしながら、実際は安倍政権べったりで自民党以上に福祉削減、憲法改正に熱心だった「維新の会」知事や市長が、大阪市をハゲタカファンドのカジノ資本に売り飛ばそうとした都構想住民投票に敗北。絶対に勝てないと思っていた巨大な自民党や「維新の会」も、一皮むけば、ただの「張り子の虎」でしかなかったのです。
他方でコロナは人を選びません。政権だけでなく我々にもコロナ感染の脅威が容赦なく襲い掛かって来ます。外出自粛による経済停滞、失業増大、医療崩壊で庶民生活はまさに青息吐息です。しかし、今更それを悔いても仕方ありません。我々もコロナ対策で三密回避やマスク着用など、やるべき事をやった上で、コロナ禍を契機に、逆にそれまでの福祉削減、弱者切り捨ての新自由主義を乗り越え、「禍(わざわい)転じて福と為そう」ではありませんか!
今年は丑年ですが、丑(うし)を亥(いのしし)に読み替え、「鬼滅の刃」の伊之助のように「猪突猛進」の勢いで、倦まず弛まず頑張りましょう。年明けにまた大寒波が来るとの天気予報も出ています。コロナによる医療崩壊で、病気になっても簡単には病院に行けなくなってしまいました。最後に決め手になるのは自分の体の抵抗力です。くれぐれも健康には気を付けましょう。今年も宜しくお願いします。