亡父49日の法要で戴いた傘餅を雑煮にして夕食に食べました。丸餅を7つ繋ぎ合わせて花形にしたやつを7段重ね合わせ、その上に大きな平べったい餅を傘の様に載せたのが傘餅です。仏式の葬儀では傘餅が振舞われます。49日法要で故人が無事に三途の川を渡り終えた後、傘餅を包丁で人間の形に切り分け、参列者に振舞われます。腰痛持ちは腰の部分の餅を、足を痛めた人は足の部分の餅を食べたら良いとされているそうです。
その傘餅を冷凍庫で保存していました。今日それを電子レンジで温めて、鶏モモ肉や豆腐、ミツバと一緒に、すまし雑煮にして食べました。関西では白味噌の雑煮で正月を祝うのが一般的ですが、私はこの雑煮は余り好きではありません。すまし雑煮の方が食べやすいので好きです。私は正月も仕事で、生活も普段と全然変わらないので、今さら雑煮なんて食べる気にもなれませんでした。しかし、たまたま49日の法要があった事で、1月最後の日の夕食に私も雑煮を戴く事が出来ました。
最近はお米の価格もどんどん値上がりするので、これからは休日の昼食なぞは雑煮で済ませようかと、一瞬思いました。また、私は仕事柄、朝が早いので、今まで朝食はパンとコーヒーだけで簡単に済ませていました。これも、すまし雑煮なら麵つゆで簡単に作れるので、朝食も雑煮に変えてみても良いかも。