岩手県田野畑村にも、お寄りしました。盛岡からバスで岩手県を横断、2時間で宮古市。そこから小1時間北上して田野畑村です。
いろいろな事情で、認知症の予防活動は停滞しているそうですが、エイジングライフ研究所が主張する「脳機能を基にした個別の生活指導」は不可欠だということは十分にわかっているとお話してくれました。テストは実施してあり、生活実態や生活歴については把握できている印象が強かったです。
保健センター奥に筋トレ用の機械が設置されていました。転倒予防の前にボケの予防が必要です。口腔衛生も栄養も同じ!
何人かのケースを検討して、やっぱり伺ってよかったと思って、三陸鉄道北リアス線車中の人になりました。
田野畑から2時間半くらいで八戸です。オリエントエクスプレス風の電車でした。
蛇足:田野畑村の鮭といくらは絶品です。沖合いに暖流寒流のぶつかるところがあることと流れ込む川がないためだそうです。
中尊寺・毛越寺などで有名な岩手県平泉町、世界遺産登録に向けてがんばっていました。
2度目の講演会でした。各教室の体験発表がありましたがなんと5教室中4教室が「玄米ニギニギ体操」 でした。(歌にあわせて)
旧一関地方振興局管内で4年前から取り入れられたそうです。とても浸透しているのですね。
そういえば、宮城県北地方でもよく見かけます。
歌も各教室ごとに違っていましたし、玄米にぎにぎ(ダンベル)にもそれぞれの工夫がありました。衣装にも教室の個性が見られました。
平泉の強みは、アップルレディスというボランティアグループがあることです。彼女たちの力を借りながら、本当に自主的な活動にしていけたら・・・と思いました。前回のブログ、古川の試みの図表を参考にしてください。
11月2~3週は東北地方を巡っていました。
まず皆さんに報告したいことは、19日に仙台で行われた認知症予防対策セミナー
青葉城址の伊達政宗像
自民党・県民会議(県議連)が主催ということも、
テーマが「認知症予防対策について~地域活動からの可能性を探る~」という点も目を引くと思いませんか?
私の基調講演のあと、実際に二段階方式を導入して活動してきた大崎市(旧古川市)と石巻市(旧河南町)の保健師さんの発表がありました。たくさんの資料が用意されていましたが、特徴的な画面を2面、紹介します。
古川「circle.xls」をダウンロード
河南「hyouka.xls」をダウンロード
このように二段階方式を導入して予防活動をするということは、
*正常者への一次予防を目的にすることで
自主活動に継続しやすい。
*生き方の問題ととらえるから、
参画する人が高齢者にとどまらない。
*客観的な評価ができる.
お二人とも、地域づくりに直接的に結び付けられると強調されたことが印象的でした。それとともに、これからの日本のあり方を示唆するものだったと思います!
当日は宮城県知事・県会議長さんも出席なさいましたが、認知症予防の新しい観点を勉強になられたことと思います。 宮城県立美術館