実はこの記事の前に「楽天市場から詐欺メールが!」という記事をアップしました。
「本物の楽天市場からのメール!」と思ってしまったほど、ロゴもレイアウトも書かれている文章すら驚くほど本物のようなメールでした。(今日の写真は熱川バナナワニ園)
一応の処理が終わった段階で、私の前頭葉は「こんな危険なことは皆さんにお知らせしなくては」と判断して、スクリーンショットなども使って「こんなこともあるので気を付けてくださ~い」と経過報告をしました。
ところが夫の前頭葉はまた別の判断。「こんな危険なことは即刻止めるべき」と削除要求です。そんなわけで、ほんの数時間アップしただけで、あえなくお蔵入り。
ところが、今朝友人から「危険なメール」という件名のメールが来ました。
「メールをしている途中『セキュリティの危険があるので至急対応を』というメールが飛び込んできました。『このURLに行き・・・』で移動しようとしても動かない、メールを止めようとしても止めさせてくれないのです。『怪しい時はとにかく閉める』で強制終了。
後でわかったことは、ランダムに届く危険メールで強制終了していて問題なし、ということでした。返信をしていたら何に使われたのかは不明ですが、恐ろしい世の中になりました。皆様もご注意ください」
(ウツボカズラ)
このメールグループは学生時代の友人5人です。
ひとりから返事がありました。
「何事もなく切り抜けて良かったですね。本当に、怖い世の中になりました。ネット社会というのは、こういう危険が以前から予想されていましたが、私にもしょっちゅう変な請求書がメールで来ます。それとアップルIDが何とかかんとか、一度アップル社に問い合わせたら、ネット上からの返信というのは無いので無視するようにとの事でしたが、マークも本物そっくりで・・・。
どれが本当かどうかの見極めが難しくとにかく怪しいものは全て削除にしています。
セキュリティソフトをキチンと入れていても、これ程色々あるとすべてに対応は難しいようですね」
(ウツボカズラと同じプランターの片隅に咲いていた花。初見のウツボカズラの花!と思ったのですが、検索の結果違ってました)
もう一人からも返信がありました。
「私は以前ちょうどユーパックの荷物を待っていたところに、郵便局からのメールがあり、ついつい開けてしまったところウィルスが入り、大変でした。それ以来覚えがないものは一切開けないようしてます。
友人の話だと、ウイルスがPCに入って警報が鳴りだし、どうしても進まないといけない状況になって、それでも、友人は強制終了して、無事だったとか。
不審なものは開けない、危ないものはすぐ閉じる、これが基本らしいです」
(このヒスイカズラを見に行ったのです)
つまり仲間5人中4人に思い当る「危険なメール」事件があったということですね。
やはり私のケースをまとめておきます。スクリーンショットなしですが(笑)
1.楽天市場から「注文内容ご確認(自動配信メール)」が来ました。
2.注文はしていない。
正直に言うと、ここで削除しようとする前に「注文していないから、確認しなくっちゃあ」と思いました。確認のためにクリックしたくなるところはたくさん用意されていました。そのうち、幸いなことに「あれ。これはもしかしたらフィッシング」と思い至りました。
普段、いい加減に流し読みしかしていないせいもあって、楽天市場で買い物をした時に来る(であろう)「注文内容ご確認(自動配信メール)」とどこがどう違うのかわからないほど、そっくり!
今度はそのつもりで、自分なりに確認してみました。
3.マイページに入って注文履歴をチェック。当然注文履歴はなし。
4.楽天市場の「ショップからのメール」機能を使って、過去一か月間のメールの確認。一通もなし。
5.ここで、「楽天市場は関わってない。つまりこれは危ないメール」と確定できました。
気持ちを落ち着けて、何か変なところはないか探してみました。おかしいところがいくつも見えてきました。
1.宛先が8件もある。@の左(メールアカウント)は全部違う。@以下(ドメイン名)がみんな同じ。
2.注文時刻より送信時刻の方が早い。
3.送付先住所が全く違う。
4.金額に対するポイント数が違う。
5.たった1文字だが、文字化け発見。
6.iPhoneとiPadだけに配信され、PCには来てない(理由は不明)
(スイレンもみごとです)
友人たちのメールを読むまでもなく、不審なメールは即削除!と理解していたつもりなのですが、実際には・・・
私の場合は「注文をしていない」のですから、いろいろ確認しなくても削除してしまえるはずなんですが。それでもあれこれと気をまわしてしまいました。
友人メールですが、最初のお知らせは、突然飛び込んできてるし「セキュリティの危険があるので至急対策を」と言われると、なかなか無視できないですよね。
IDも無視しにくいテーマです。
注意していても、たまたまあまりにもグッド(というかバッド)タイミングで飛び込んできたら、これも開いちゃいそうです。
わからないメールは即削除!と言っても最後のケースは難しいですねえ。こうしてみていくと私のケースが一番簡単でした。
(スイレンの開花)
「注文の確認」とか「商品の発送」とか、だいたい同じ文面だからと、よく読ますにスルーすることが結構あります。一応は目を通しておくべきだと「学習」しました。そうすると「何だか変」と感じる能力(これは右脳を使ってアナログな処理をする方が有利でしょう)がつくかもわかりません。
「おかしい」と判断するのも、「学習」するのも前頭葉の働きですねえ。
今回、挑戦したように「事の正体」を微力ながら追及していく機能も、前頭葉機能。
詐欺メールがきたことで、私の前頭葉機能の訓練になりました(笑)
ところで、これは危ないからと皆さんにお知らせしたくなるのが私の前頭葉機能の特徴。「世話好き」とか「おせっかい」とよく言われます。
小ボケになったら、その人らしさの中核的なところが見られなくなって「○○さんらしくない」と言われるのです。前頭葉機能から、働きが悪くなるからですね。
私が、世話を焼かなくなっておせっかいでなくなったら、小ボケが始まっているということですから、どうぞ活を入れてください!