脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

大人の遠足ー伊豆シャボテン公園2

2018年11月25日 | 前頭葉の働き

今頃から来春まで、シャボテン公園といえば「カピバラの露天風呂」。しかも最近はいろんところで見られるようになったらしく「元祖」というアナウンスが流れていました。
でも、最初にワラビーの話をさせてください。まず動画を見てください。
IMG 4941
何度も、シャボテン公園に行ってますが、初めてこのようなシーンに出くわしました。シャボテン公園の屋外の動物たちはゆったりとした印象を受けることが多く、いい環境で生活しているのだなあと思っていました。
カンガルーたちはこんな感じ。去年北九州市響灘緑地のカンガルー広場で、飼育員の佐藤さんにカンガルーのことをたくさん教えてもらいましたので、このカンガルーたちは本格的に寛いでいることがよくわかります。

一緒にいるエミューもごくごく普通にしています。

なぜワラビーたちだけが走り回っているのか不思議に思ってました。ちょうどすれ違った飼育員さんが丁寧に教えてくださいました。
「メスが発情してるんですよ。だからオスが追いかけてる。メスが先です。だいたいいつも今頃ですが、今日はこんなにお天気で風もなくほんとに最高の環境なんじゃないでしょうか?」
「寒い間に妊娠していれば、暖かい時の子育ては楽ですものね」と、つい言ってしまいました。
「この子たちは有袋類ですから、妊娠期間は1か月かそこらで、後は袋で育てます。顔を出し始めるのが6月以降かな。真夏の暑さもなくちょうどいい季節に間に合うためには、今でしょう!」
納得。
「来年もまたシャボテン公園に来て、赤ちゃんワラビーを見なくっちゃあ」と、私の前頭葉は意欲的にもう来年の予定を決めました。家の外に出ていくことで、さらなる刺激が生まれていくものです。
さあ、カピバラたち。
ポスターのような写真は、友人の撮った写真を拝借しました。友人は哲学の先生ですが、このカピバラも哲学者風?といえなくもありません。

温泉の湯気が立っていて、うまく撮れません。

カピバラ広場もあるのです。1か月前に生まれた小さなかわいいカピバラもいれば、こんな大きいのもいます。
後姿の友人からメールが来ました。
「なぜカピバラさんの横で背を向けているのかわからないかもしれませんね。赤ちゃんカピバラをよく見ようと必死だったのですが…。
『こっち向いてね』などと話しかけて、こちらを向いてくれたので『ありがとう』などとお話ししていました。」
大人二人の遠足。幸せな気分が伝わってくるでしょう?

カピバラたちが温泉好きなのは、毛が固いからだそうですよ。ブルブルっとやると水分は飛んでしまうので「湯冷めはしません」という解説がありました。触ってみたら、ほんとに硬いのです。
「カピバラは毛が固いので、水分がすぐに飛ぶ。だから風呂好き」と説明を受けて、「フンフン」と理解するには、左脳(プラス、前頭葉)の働きが必要ですが、カピバラの背中を撫でて「ほんと、剛毛!」という体験をすると、しないでは「記銘」の深さに差が出ます。もちろん撫でているときには前頭葉が指先に注意を集中したり、カピバラの逆襲に備えて注意を分配しなくてはいけませんよね。
カピバラ広場のお隣さんのミーアキャット。立ってました。

プレーリードッグも立ってました。

ピグミーゴートはやすんでます。

これはヤギさん。口は痛くないのでしょうか?

いろんな色のアルパカがいましたが、ツートンカラーのアルパカ。

ミミナガロバ。確かに耳が長いのですが、何のためなのでしょう?

こちらも耳が特徴的ですが、長いというより大きい、フェネック。

改装して、新しい施設ができていました。わくわくモンキーハウス。
スローロリスやワタボウシタマリンの展示やモルモットや大きなウサギに触れるようになっています。
ワオキツネザル

動物には前頭葉がありませんから、人間のように将来を考えたり、内省したりはできないのですが・・・なんか考えているような・・・


今日のシャボテン公園からは見事な富士山を望むことができました。



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