iPad miniの発表で各社の7インチ型タブレットがで揃った。7インチの大きさはほぼ新書の大きさのため今後の電子ブック端末としてブレイクするかもしれない。前回のNexus7をこのブログで取り上げ、iPad miniが27000円以下の値付けだとどちらを買うか迷うと書いた。アップルはiPod touchの値段を意識し、28800円とかなり強気の値付けで、高利益を維持したいという思惑が読み取れる。それでもハード単体では利益率が下がるというのでアップルの株価は下がった。
上記2機種の他にサムスンの「Galaxy Tab 7.7」、アマゾンの「Kindle Fire」、そしてエイサーの「Iconia」といった7インチタブレットと比較すると、一長一短はあるが、以下のごとくNexus7が最もコストパフォーマンスに優れている。
1,7インチの画面は確かにiPad miniは3割強大きいがNexus7,Galaxy,Kindleに比べ解像度が悪い。更に画面が大きいと横幅が大きくなり、Nexus7の120mmに対し、134.7mmで私のような小さな手だと新書幅10.5mmに出来るだけ近い方が持ちやすい。
2,重さはiPad miniが306gで最も軽く、Kindleの395g、Nexus7の340gに比較してさすがはハードでのキャリアがある。
3,内蔵ストレージはiPad miniとGalaxyは16GBに対し、Nexus7は半分の8GBだがRAMは1GBでiPad miniは512MBだ。
4,カメラ機能はiPad miniが5MPでNexus7の1.2MPより優れている。
機能は使用目的によって評価の度合いが異なるが肝心の値段はNexus7とKindleが19800円とハードの原価に近いと言われ、年金生活者としてはコストパフォーマンスを考えると、グーグルのメール、マップ、カレンダーに慣れてるせいもあるがNexus7に軍配を上げる。
Kindleは未知数で、評価は今後に待ちたい。
以上挙げた7インチのタブレットの性能を全て上回るのがNECのメディアスであるがDOCOMOの端末でWi-Fiだけの製品が発売されてないのは残念だ。各誌メディアの紹介にも入っていないし、売る気がないのかと思えるほどだ。