政府は今日から緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の全面解除をした。菅首相は首相は28日夜、首相官邸で記者会見し「全国の新規感染者数や重症者数は大きく減少し、医療(体制)も改善が続いている」と説明したが、依然として自宅療養者が入院出来ないことに言及しなかった。
東京都では、「自宅療養者フォローアップセンター」(注1)を設置し、ショートメッセージや電話で相談に乗るとしているが、現在家庭内感染が多くなっているというのに先進国としてこんな事態は恥ずかしい。昭島でも20人前後が現在自宅療養中だ。感染症は隔離入院が常識なのに万という病床が有るのに日本では患者が自宅にいるといった信じられないことが起きている。
注1,自宅療養者フォローアップセンターから健康観察を受ける方へ 東京都福祉保健局 (tokyo.lg.jp)
イタリアからのニュースだと、感染が落ち着いたので、観光や飲食店が営業を開始し、観光地ではコロナ以前の観光客数以上のにぎわいだという。いろいろと対策を講じているが、ワクチン接種が条件だとか、飲食店は定員制で、各店毎に利用客数が決められている。日本みたいに抜け駆けする店は無い。マスクも意外と?きちんと守っている。
日本政府は「感染対策と日常生活の回復の両立に感染再拡大を防ぐため、宣言を解除した地域では1カ月程度、飲食店の営業時間短縮やイベント制限など一定の要請を継続し、段階的に緩和する。酒類提供も可能とするが、具体的な対応は知事の判断に委ねる」とし、21時までの営業、酒類の提供は午後8時とするようだが抜け駆けへの対応も必要だ。また、東京都は認証店制度とするようだが、店毎に定員を定めて店頭に表示することが必要だ。