行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

総掛かりで実質賃金増の実現へ

2025-02-08 17:06:20 | 労働
1日のブログで昨年「日本人はよく働いた」と書いたが、5日発表された毎月勤労統計では24年の実質賃金はかなりの賃上げ(現金給与総額は33年ぶりに2.9%増)にも拘わらず前年比マイナス0.2%に終わった。簡単に言うと、物価の上昇3.2%に賃上げが追いつかなかったことだ。政府、日銀間でインフレかどうかで論争しているが、米の価格が6割も上がっているのを筆頭に野菜、果物も毎日話題になるくらい値上がりしている。確実にインフレ時代に入っている。

30年の長いデフレ時代に慣れ、戸惑っている人が多いと思う。同時に金利のある世界に戻ったので、頭の切り替えが必要だ。先ずしっかりと春闘で生活防衛賃上げを実現することだ。連合は昨年並みの5%賃上げ、中小企業は6%という要求を掲げている。年間給与総額を増やすためには賞与の増加や時間外割増率の見直しなども検討する必要がある。

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中国のオープンソースAIモデル「DeepSeek」にお墨付き

2025-02-05 17:25:32 | 技術
いろいろ論争があり、世界から大きな注目を集めているDeepSeek、ようやくエヌビディア、マイクロソフト、アマゾンなどのグローバルテック企業大手が相次いで、DeepSeek-R1モデルを自社のAIサービスに正式に組み込むと発表し、お墨付きを得た。
但し、中国共産党の強力な後押しで開発されているので、使用には注意が必要だ。手持ちのアンドロイドスマホに無料版をインストールして使用しているが、アクセスが集中してるのかすぐに回答は来ない。


DeepSeekの登場によって、米テクノロジー株は大きな打撃を受け、エヌビディアの株価も一時17%急落した。しかしエヌビディアの型遅れのチップを使っているわけで「DeepSeekの進歩は、エヌビディアのチップの中国大陸市場における有用性を示すものであり、将来的にDeepSeekはサービスの需要を満たすためにより多くのエヌビディアチップを必要とするだろう」とエヌビディアは表明している。

それにしても中国の技術力は凄い、DeepSeekを開発した人達は米国への留学生かと思ったが、全員北京大学、精華大学出身と言うから自力開発と言えよう。


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AIエージェント??

2025-02-03 23:49:46 | 技術
人手不足なのでAIエージェントを活用するという話がここのところ話題になっている。未だ私はAIエージェントにお会い?したことはないがレストランで料理を運んでくるロボットには会っている。単純作業なので間違った席に運ぶことは無く感心した。

最近、家のひかり電話がおかしくなり、関連するネットの企業2社にチャットで問い合わせをしたら、同じようにまずAIが処理をし、できないときに人間が出て来る仕組みになっている。AIの設計が上手くなく2社ともAIでは解決できず、最後は電話のやりとりでやっと故障が直った。

AIの設問に答える形式なのだが、こちらの症状を5つぐらいの設問でたずねてくる。その中に無いとさらに5つぐらいの設問をぶつけてくる。こんなことを繰り返すわけだが、症状が設問のA,B,C,D,Eのうち一つでなく、BとD二つ同時に起きることを想定して無くあくまで一つを選択しろという。かくして解決できないわけで人間様のお出ましとなる。

AIエージェントはこんなことにならないように

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2024年、日本人はよく働いた

2025-02-01 23:21:16 | 労働
労働力調査によると、人口が減少しようとしているというのに、働く人(就業者)が6781万人と4年連続増え続けている。労働参加率は61.7%と過去の記録を更新しつつある。男女別にみると、男性は69.6%と0.1ポイントの上昇、女性は54.2%と0.6ポイントの上昇、2018年までは50%台だったが、この原動力は女性と65歳以上の労働市場への参入だ。2024年女性の就業者は前年比31万人増の3082万人と過去最高、また65歳以上の就業者は16万人増の930万人で就業率は前年比0.5%増で25.7%に達した。

就業者を産業別にみると、「情報通信業」は292万人と14万人の増加、「医療,福祉」は922万人と12万人の増加、「宿泊業,飲食サービス業」は407万人と9万人の増加、一方、「製造業」は1046万人と9万人の減少、「農業,林業」は180万人と7万人の減少、「建設業」は477万人と6万人の減少だった。

労働力人口を男女別にみると、男性は3800万人と1万人の減少、女性は3157万人、33万人の増加で女性労働力は確実に毎年増えている。


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