行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

LPGA米国女子ツアー来季は史上最多の日本人選手が挑戦

2024-12-13 21:20:32 | スポーツ
LPGA米国女子ツアーに来季出場権をかけた最終予選会(Qシリーズ)の最終ラウンドが終了。25位タイまでの選手が来季の出場権を獲得した。首位で通過した山下美夢有の他、岩井千怜は2位、姉の明愛は5位タイ、吉田優利は9位、馬場咲希は最終18番でバーディを奪い、ボーダーライン上の24位と5人の日本選手が通過した。米女子ツアー「TOTOジャパンクラシック」優勝で竹田麗央は、既に来期出場権を獲得しているので来期は新たに6人がLPGAに参戦することになった。

これにLPGAで活躍している以下の選手と併せ13人と過去最多の日本人選手が出場することになり、米国女子ツアーから目が離せない。
LPGAで今季活躍した選手は平均ストロークNo.1のベアトロフィーも獲得した古江彩佳、「全米女子オープン」で2勝目を挙げた笹生優花、通算6勝の畑岡奈紗、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた西郷真央、2年目の勝みなみ、西村優菜、19年「全英女子オープン」優勝の渋野日向子

しかし、本年メルセデスランキング5位いないのうち、日本ツアーに残るのは小祝さくらだけで寂しくなる。桑木志帆、川崎春花、佐久間朱莉など若手の活躍がのぞまれる。


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ゴルフ国内ツアー対抗戦◇Hitachi 3Tours Championship 女子LPGAが連覇

2024-12-08 17:49:34 | スポーツ
暮れの慣例行事、男子JGTO、女子LPGA、シニア男子PGAのツアー対抗戦は国内女子(LPGA)が2ステージ通算21ptを獲得して連覇を飾った。
各ツアー6人が出場し、それぞれ2人1組のペアを結成。3つのグループに分かれて対決し、9ホールに設定された各ステージをストローク形式のダブルス戦で争った。
第1ステージ
フォアサム方式(各自のボールでプレーして良い方のスコアを採用)で行われた1stステージで、8ptを獲得したPGAが首位発進。伊澤利光&増田伸洋ペアが7バーディ、片山晋呉&藤田寛之ペアが6バーディの活躍を見せた。幡地隆寛&米澤蓮ペアが6バーディで回ったJGTOは7pt。JLPGAは3ptで最下位と出遅れた。
しかし、第2ステージ
よりチーム力が試されるフォアボール方式(1つのボールを交互に打ち合う)で行われた2ndステージはJLPGAの桑木志帆&佐久間朱莉ペア、古江彩佳&河本結ペア、竹田麗央&小祝さくらペアと全ペアがグループ1位となり一気に18ptを加算。総合成績でJLPGA:21pt JGTO:18pt PGA:15ptとなり、通算21ptで逆転勝利をもぎ取った。

JLPGAの選抜メンバーは米国から古江が参戦、賞金女王の竹田、小祝、桑木、河本、佐久間とほぼベストメンバー、PGAも片山、藤田、伊沢、などレジェンドを揃えたが及ばなかった。

特筆すべきはまだ優勝のない佐久間朱莉がMVPを獲得したことだ。来季への励みとなり活躍するだろう。




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女子プロゴルフ、今季最終戦、JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ、桑木志帆が完全優勝でメジャー初制覇、百花繚乱で終了

2024-11-25 15:24:19 | スポーツ
最終戦でメジャー大会各種タイトルがからみ最後まで激闘だった。メジャー初勝利を目指す新鋭桑木とベテラン小祝の執念が笑顔の中に見えた。
3打差の単独首位から出た桑木は3番までに2つスコアを落とすも、6番から3連続バーディ。最終18番で2打差でむかえ、ボギーだったが、通算12アンダーで今季3勝目を飾った。2位には激しく追い上げ通算11アンダーの小祝さくら、通算8アンダー3位タイに初優勝を狙った佐久間朱莉と鈴木愛。国内メジャー3連勝を狙った年間女王の竹田麗央は通算7アンダー単独5位、3連覇と2週連続優勝を目指した山下美夢有は通算6アンダー単独6位に終わった。
最終ラウンドは風が強く、小祝、佐久間以外はスコアが伸びなかった。最終組の桑木と竹田ともにフェードだが、竹田はとくに高い球筋、桑木は低い球筋、風の影響は明らかにあった。女王竹田の課題となった。

米国からまた凄いニュースが飛び込んできた。
西郷真央が1990年の小林浩美(現JLPGA会長)以来となる2人目の新人賞受賞を決め34年ぶりの快挙を成し遂げた。のファイナルラウンドで「66」をマーク。トータル8アンダー・25位タイに入り、『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』を受賞した。初優勝はなかったが、29試合中トップ10入り7回、2位を2度記録するなど奮闘した。

もう一つのビッグニュース
米国女子ツアー最終戦、8位から出た古江彩佳は5バーディ、1ボギーの「68」で回り、今季12回目のトップ10となる通算13アンダー8位でフィニッシュ。今季ランク2位につけていた平均ストロークを「69.99」とし、この日「69」だったユ・ヘラン(韓国)の平均「70.00」を抜いて1位に。日本勢で初となる平均ストロークで「ベアトロフィ」のビッグタイトルを獲得した。

今年の女子プロの稼ぎは凄い、1位はツアー史上最高額の2億6573万16円を稼いだ竹田麗央。2位以下は小祝さくら(1億7333万5075円)、山下美夢有(1億7311万88円)、岩井明愛(1億4886万6941円)、岩井千怜(1億3554万291円)、そして優勝がない佐久間朱莉(1億577万8357円)までが1億超えだ。

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インフレ(物価高)が個人消費に打撃開始

2024-11-13 23:30:07 | スポーツ
9月の2人以上の世帯の平均支出額は287,963円、家計支出は自動車購入の減少と消費者が価格上昇の中で食品支出を削減したことで打撃を受け、前年同月比で実質1.1%減少し、2ヶ月連続で減少した。運輸・通信支出は11.8%急落し、4カ月連続で減少した。住宅への支出も3.4%減少した。
支出の約30%を占める食品への支出は変わらないが、消費者はより高価な豚肉の代わりに鶏肉を購入することで節約を求めた。

また、2人以上の勤労者世帯の平均月収は、春闘で5%賃上げしたが、9月には実質ベースで1.6%減の493,942円となり、手取り収入にあたる可処分所得は402,605円となり、前年同月比で5カ月ぶりに減少した。社会保険料の負担増加が響いた。
保険料負担が重い勤労者世帯の消費支出は実質で3.9%減と、2人以上世帯の1.1%減に比べると消費が弱く、5ヶ月連続で実質減少となった。

長いデフレからのインフレ物価高は、ここへ来て消費者の消費態度を徐々に節約志向へと変え、国内総生産(GDP)の半分以上を占める個人消費に影響を与え始めた。米国で経済が順調にも拘わらず現政権側候補ハリスがトランプに敗れた背景の一つがインフレであったことだ。日本でも「手取りを増やす」というスローガンが流行っているが、物価高に負けない実質可処分所得を増やす多角的視野からの政策を考える必要に迫られている。


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女子プロゴルフ、伊藤園レディス山内日菜子が今季初優勝、竹田麗央が初の年間女王

2024-11-11 14:24:52 | スポーツ
後半、1打差に8人がひしめく大混戦、制したのはゴルフの神様が微笑んだ
28歳・山内日菜子。4位から出たプロ9年目の山内は5バーディー、ボギーなしの67と伸ばし、通算14アンダーで逆転優勝を飾った。
山内は15番で15mぐらいのロングパットを決め13アンダーとしたが、最終組の安田も負けじとバーディをとりトップに並ばれた。ところが17番パー3ではやはり15mくらいの距離をチップインバーディで突き放した。この優勝はランク73位だった山内に来年末までのシード権をもたらしただけでなく、昨年初優勝を遂げた地元宮崎でのアクサレディス宮崎への出場も決めた。ゴルフの神様が微笑んだのだろう。

2季連続年間女王の山下美夢有(23)は68で回り通算11アンダーの4位に終わった。メルセデスランク2位の山下が4位以下だったことで、同ランク1位の竹田麗央(21)の年間女王が決定。竹田は昨日、ティショットを大きく曲げトリプルをたたき、通算2オーバーの73位で予選落ちした。予選落ちで本人不在のまま女王が決定したのはツアー制施行後初 。
竹田はすでに年間8勝を挙げ、パーオン率、平均ストローク、ドライビングディスタンスで全体トップ。パーセーブ率は2位と堂々たる女王の誕生だ。


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女子プロゴルフ、TOTOジャパンクラシック、竹田麗央米ツアー初制覇

2024-11-04 14:16:38 | スポーツ
国内唯一の全米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式戦で、日本女子ツアーも兼ねるTOTOジャパンクラシック、単独4位からスタートした竹田麗央(21)が通算15アンダーで並んだマリーナ・アレックス(34米国)との6ホールにわたるプレーオフを制し、逆転で悲願の米ツアー初制覇となった。と同時に悲願の米ツアー切符(2年シード)をつかんだ。

竹田麗央は後半に入ると10、13番でバーディーを奪い、16番パー5では会心のセカンドショット、3mのパットを沈めイーグル。この時点で首位に立っていたアレックスに1打差に迫った。見てて、震えたのが1打差の2位タイで迎えた18番、圧巻の2オン。1.2mのバーディーパットを沈め、このホールをパーとしていた単独首位のアレックスに追いつき、プレーオフに持ち込んだ。プレーオフは18番と13番パー5なので飛距離が50~60ヤードまさる竹田が優利と思ったが、アレックスは正確なドライバーとショットで5ホールめまでドローで息詰まる展開だった。

日没間近の激闘プレーオフ6ホール目。竹田は18番ホールツーオンできずグリーン手前からの寄せ、2mにつけバーディ、アレックスは第3打を3mにつけたがバーディを逃し死闘終了、やはり距離の差が出たのか?

竹田はメルセデスランク首位を固め、賞金女王も優勝賞金30万ドル(4500万)なのでほぼ確定、プレーオフ初体験なのに34歳の米ベテランに競り勝った精神力は凄いに尽きる。しかもインタビューの最初に「本当に長くなってしまってすみません」と日没寸前まで付き合ってくれたギャラリーをねぎらうとは21歳プロゴルファーにしてはできすぎだ。大器の片鱗を見せ、どこまで伸びるか期待したい。


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女子プロゴルフ、樋口久子 三菱電機レディスゴルフは埼玉デー

2024-10-28 10:24:27 | スポーツ
地元・埼玉出身の岩井千怜がツアー通算7勝目となる今季3勝目を挙げた。首位から出て6バーディ、2ボギーの「68」で回って、通算16アンダー。大会最多アンダーパー記録(2005年大会の宮里藍、19年大会の鈴木愛)を2打更新し、逃げ切った。誰から逃げ切ったのかというと17番で姉の明愛と判って千怜はビックリ

4打差でスタートした岩井明愛、4番でダブルボギーをたたいたが、8つのバーディーラッシュで迫った。圧巻だったのは難しい17番でベタピン、グリーンが池に囲まれ、しかも砲台だ。グリーンを外したら池ポチャの可能性も、アマチュアにとっては恐怖の第2打となる。また、18番パー5では看板になったドラじかで2オン、ギャラリーは大喜び、拍手を催促するエンターティナ-も演じた。結局、明愛は14アンダ-で吉田優利と2位を分け合い、2023年「RKB×三井松島レディス」(3人プレーオフで優勝・千怜、2位に明愛と山下美夢有)以来2度目の“姉妹によるワンツーフィニッシュとなった。

地元出身の岩井姉妹の活躍だけでなく、後輩のベストアマ高校生清水心結も埼玉なので今日は埼玉デーだった。

残り4試合となる年間ポイントレースは、メルセデスランキング1位の竹田麗央が11アンダー5位、同ランク2位の山下美夢有が6アンダー26位で終わり、ポイント差は475.4ptから約521ptに広がった。


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女子プロゴルフ、NOBUTA GROUP マスターズGCレディース、韓国イ・ミニョン2年ぶりの優勝

2024-10-20 21:36:06 | スポーツ
首位タイで出た32歳のイ・ミニョン(韓国)が4バーディ・3ボギーの「71」をマーク。トータル14アンダーで2年ぶりで7勝目、久しぶりの30代、かつ韓国選手の優勝でこの大会のアンバサダーのイ・ボミと喜びを分かち合った。最終ラウンド、何回かピンチに立たされたが、ベテランらしく冷静に対応できた。6番、8番と立て続けにボギーとなり、後半11番でのボギーで単独首位から陥落した。
12アンダーでイ・ミニョン、岩井明愛、畑岡、と並んで誰が優勝するか判らない混戦模様となったが、イ・ミニョンは14,15で連続バーディをとり、一歩ぬけたかに見えた。ところが16番第2打を砲台グリーンの下左ラフにミスショット、1回ではグリーンにのせることができずやはり2年ぶりの優勝へのプレッシャーと思えた。砲台グリーンから転がり落ちたラフからの第4打、今度はチップインでパーをキープした。この後1打差をキープして優勝したのだからこのチップインが如何に大きかったか!!

トータル13アンダー・2位タイに畑岡奈紗と岩井明愛。トータル10アンダー・4位タイに岩井千怜、桑木志帆、内田ことこ、トータル9アンダー・7位タイには山下美夢有ら5人が入った。ランク首位の竹田麗央は予選落ち、よほど体調が悪かったのだろう。


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女子プロゴルフ、富士通レディース 強敵を破り山下美夢有今季初優勝

2024-10-13 22:56:43 | スポーツ
17番までは古江彩佳15アンダー、山下美夢有14アンダ-で、古江が断然有利だった。ところが18番セカンド古江はのせることができず寄せ切らずボギーをたたき、プレーオフへ、最強の対決に観客は沸いた。
2回目のプレーオフで古江はよほど相性が悪いのか第2打、7番アイアンでも崖のあるバンカーへ、この日3度めの18番、3回ともパーオン出来なかった。バンカーからは何とか脱出し、15mのパーパットはピンに当たりボギーとなった。ピンをぬいていたら入ったのではと解説者樋口さん。

山下美夢有は今季、7度の2位など、シルバーテイカーで涙を飲んできた。平均ストロークは70を切って69台、平均パット数、パーセーブ率、リカバリー率など部門別成績は軒並み1位。だが勝ち運から見放されていた。この優勝で残り6試合、竹田との女王争い、どこまで迫るか?面白くなってきた。


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女子プロゴルフ、スタンレー・レディースホンダ、今年8人目の初優勝佐藤心結

2024-10-07 18:16:19 | スポーツ
首位タイで出た21歳のダイヤモンド世代・佐藤心結が5バーディ・1ボギーの「68」をマーク。トーナメントレコードタイとなるトータル15アンダーで念願のツアー初優勝をつかんだ。同期の竹田、川崎の活躍に切歯扼腕していたであろう佐藤がようやくつかんだ優勝で涙にむせんだ。

実況のテレビをつけたところ、佐藤心結は前半終了後、同じ最終組河本と尾関に3打差をつけられていたので、優勝は河本と尾関か追い上げてる竹田の優勝争いかと思えた。
ところが、佐藤は11番パー5でようやくバーディを奪うと、終盤14番から怒とうの4連続バーディで単独首位浮上。特に16番パー3では奥のラフにオーバーし、ピンチをむかえたが、冷静にチップインを決め、ピンチがバーディとなった。更に17番の10mバーディパットで15アンダーとし、ほぼ優勝を固めた。河本は15番でバーディ、尾関は12,14番でバーディを取り、佐藤と同じ68だったが2打差で2位にと、極めて激しい首位攻防戦だった。

トータル13アンダー・2位タイに河本結と尾関彩美悠。8番で池ポチャダボをたたいた竹田麗央は後半3バーディーで追い上げたがトータル12アンダー・4位となった。

海外メジャー覇者の古江彩佳は通算10アンダー7位タイ、笹生優花は通算6アンダー・23位タイだった。

竹田麗央は1シーズンでは史上初となる3度の2週連続優勝とはならなかった。しかし、今季はすでに7勝を積み重ね、試合前時点で獲得賞金は1億9399万1850円を稼いでいた。今大会の単独4位で720万円を上乗せし、賞金は2億円を突破。出場試合数25試合での大台到達は2015年のイ・ボミが記録した30試合を超える1シーズンでの歴代最速記録となった。賞金女王はほぼ決まりだろう。

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