ロシアの蛮行でウクライナの命運は
ウクライナゼレンスキー大統領は孤独の闘いだと嘆いた。米国を含むNATOもロシアの蛮行を止めることはできなかった。国連は事務総長がロシアを強く国際法違反と避難しても止めることは......
NATOや日本の支援があったとはいえ、ウクライナは良く闘っている。ミサイル攻撃も最近では8割方撃墜しているというが、短期間で国民が協力して迎撃技術を磨いたからだ。ロシアは30万ともいわれる人海戦術で攻勢をかけているが人的損失はかなりのものだろう。かつて朝鮮戦争で中国人民軍が人海戦術で米韓を主体とする国連軍を追い詰めたが、現代では精密誘導ミサイル等で狙い撃ち標的となる。
しかし、言論の自由なきロシア国民は戦争の実態は知らされてないし、反戦論者は投獄されるか、亡命せざるを得ない。SNSも規制され、世界の世論は届かない。ロシアの一方的なミサイル攻撃でウクライナ国民は地獄のような毎日だが、ロシア国内では戦時色がない。NHKのインタビューでも「スーパーにはコカコーラもあるし不自由してない。戦争前とあまり変わりない」とモスコワ市民は答えている。これからウクライナ軍のミサイル、ドローン攻撃で戦争が拡大して初めて戦争を身近に感じることだろう。プーチンの恐れは国民が事実を知ってしまうことで、言論の自由をなんとでも押さえ込むことだろう。
ロシアの盟友中国でも、SNSの規制で少しでも共産党に不利な投稿は即座に削除されている。習近平も言論の自由を最も恐れていることが昨日のニュースでも判る。それはAIチャットGPTの利用禁止を早々と打ち出したことだ。人間は何をしゃべるか想像がつくし、また中国国内では忖度してしゃべるがAIチャットはそんなことはお構いなしに結果を出す。独裁者は怖がっている。