行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

千鳥ヶ淵満開

2014-03-31 23:42:10 | Weblog

春爛漫の千鳥ヶ淵から桜田門へ

北の丸入口

新国立劇場の桜も満開

桜田門付近まで来ると人出も少なくなる

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年金生活者のスマホようやく登場

2014-03-30 17:19:03 | Weblog

今日の日経のトップニュースが「イオンが格安スマホ」、2年前からこのブログで年金生活者はスマホの通信料金が月額3000円でないと持てないと書いてきた。日経によると、端末・回線月2980円でしかも端末はネクサス4と安心の機器だ。端末料金34080円を1回で支払えば、毎月の通話の基本料金と使い放題ネット料金は1560円という安さで、年金が4月からまたダウンする年金生活者には朗報だ。

スマホになると、通話料金が30秒20円と高くなるので長電話は禁物で、またイオンの場合、ネット接続の通信速度が毎秒200キロビットと遅いので、のんびり構えることが必要だ。それでもドコモやソフトバンクのスマホの月額料金約7000円に比較すれば我慢できる。今使用している自分の電話番号は引き継げるが、メールのアドレスが変わることはどの契約する会社に変わっても同様だ。

大手通信会社が独占していた状態から、スーパーという異業種が参入できることになったことが今回の大幅値下げの発端で、ようやく東南アジア並みになった。大手通信会社間ではキャッシュバックだとか乗り換えを促すことに血道をあけ、肝心の既存の客に対するサービスはそっちのけで不満を感じていた。今回の異業種参入で料金引き下げ競争がおこり、月定額3000円スマホに近づいてほしい。

http://blog.goo.ne.jp/ajimayukuo/e/5c8a2b23914e66d2796c60f8dbd7ac4c

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ごちそうさんに見る究極の食育

2014-03-29 23:30:34 | Weblog

ウィキペディアによれば食育とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることである。そしてこの「食育」という言葉は、石塚左玄が明治時代、自らの著作で「体育智育才育は即ち食育なり」と造語したとある。

先日高校の同期会で食育を臨床心理学から研究し、数多くの著作を刊行している室田洋子さんから、食育により非行児童を矯正もできるという話を聞いた。そうした非行に走る子供の家庭には孤食、個食が多く一家バラバラの状態だ。一家団欒の食卓は母親の手作りの食事で繋がりを意識させ、子供が自身重要と思われていることを認識させるという。家庭料理は安い材料を使うがそれは旬のものが多く一番美味しい時で、子供には季節を感じさせることになる。食卓の凄さを室田さんは著作のなかで次のように表現されている「心を育てる食卓、家族を繋ぐ食卓、人を繋ぐ食卓、心を癒す食卓、心を立て直す食卓」

室田さんはご自身実行されてるが、野菜を栽培し、一番美味しい時期に料理して、子供に食べさせてきた。これこそが究極の食育と言っている。この話を聞いて思い出したのがNHK朝ドラごちそうさんだ。番組で出て来る数多くの料理は全部手作り、それを一家が2つの丸いちゃぶ台で嬉しそうに食べ、いろいろな話題を出し、ドラマが展開していった。食卓の素晴らしさを思い出させたシーンだ。主人公のめ以子が疎開先で畑を耕し、食材を育て料理に磨きをかけ、戦災孤児や被災者にご馳走するが、食糧が貧しい中の究極の食育だと思い起こした。

私は無精だから畑をやるのは難しいが、旬の材料や地産の野菜で豊かな食事を心がけたい。早速菜花と桜エビを買ってきてスパゲッティをいただいた。

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地味な横綱鶴竜誕生

2014-03-27 23:04:19 | Weblog

昨年の今頃は誰も鶴竜が横綱になるとは思わなかった。日本人横綱待望のあまり、稀勢の里に期待が集まり、土俵入りは前師匠故隆の里を引き継ぎ不知火型だ等と取りざたされた。異変?が起きたのは稀勢の里の横綱がかかった初場所だ。日本人横綱へのプレッシャーに圧倒された稀勢の里の陰に隠れていた鶴竜がいつの間にか優勝候補に競り上がり、本割りでは白鵬に勝ち、優勝決定戦にまで持ち込み、破れはしたが準優勝となった。

横綱のかかった春場所でも、鶴竜の強さにマスコミも評論家も半信半疑だったが、両横綱を破り、見事逆転優勝を遂げ、71代横綱が誕生した。鶴竜のこれまでの歩みはまさに地道にコツコツと稽古を重ね、欠点を克服してきた地味な努力の結果だ。初土俵から幕下へ上がるまで3年かかり、大関になるまで10年を超え、28歳で横綱になった。歴代4位の遅咲き横綱と言われている。最も身近な師匠の井筒親方の言「コツコツ休まないで努力してきた。稽古は嘘をつかなかったというこじゃないか」が全てを語っている。

マスコミ報道も地味な扱いで、何となく素っ気ない。しかし、故隆の里は糖尿病と闘いながらの遅咲き横綱だったが、力の強い横綱という印象が強かった。鶴竜はモンゴルの二人の横綱とは違う「自然体の横綱」と期待されている。押しわざ、引きわざ併せ持つという意味だと解するが、興味の尽きないところだ。また、土俵入りは雲竜型が予想され、久しぶりに不知火、雲龍の2つの土俵入りが見られることも嬉しい。

期待を集めた稀勢の里に対する報道が陰を潜めたというのも有為転変かもしれないが、これまで何回も指摘された脇が甘い、腰が高いを地道な努力で克服すれば道は開けるのではないか。

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知られざる世界

2014-03-25 18:49:44 | Weblog

知られざる世界といっても遠い異国のことではない。先日のベビーシッターに預けていた子供が亡くなった事件は今更ながら驚かされたニュースだ。生活保護を受けてた親子3人の母子家庭、生活が苦しく、夜のホステス商売で、子供を預けざるを得なかったという。約5年前に開設されたベビーシッター大手サイトの運営会社(東京)によると、登録者は約1万6千人。サイト内の掲示板に日時や場所、報酬、連絡先などを書き込み、条件の合う相手にサイトを通じて連絡する。掲示板にメールアドレスなどを書き込む人もいて、未登録者が直接連絡を取ることも可能という。料金交渉などは当事者同士、トラブルも自己責任で解決してもらうシステムでひたすら低料金で預かってもらうようだ。我が子を見ず知らずの人に料金を交渉して預かってもらうという世界が日本にあったとは、核家族化した近所づきあいのない孤立した世界で若い母親が格闘している。老人の孤独死と似たような状況だ。

ところで内閣府は22日、社会意識に関する世論調査結果を公表した。日本で良い方向に向かっている分野(複数回答)として「景気」を選んだ人は過去最高の22%に達した。昨年調査の11%から倍増した。社会全体の満足度では「満足」と「やや満足」を合わせた回答が53.4%から60.8%となり、過去最高だった。内閣府では経済政策「アベノミクス」の効果で経済に対する国民の認識が改善したと分析している。

社会全体の満足度が過去最高の6割になっているという調査結果はあまりにも「知られざる世界」とかけ離れている。今の日本には2つの世界が同時に存在している。フランス紀行で書いたが、フランスでは子供が2人もいれば母子家庭でも経済的に困らない。オランダで、若くして夫に先だたれても双子の子供を音楽学校へ通いながらゆっくりと育てている日本人を知ってる。

少子高齢化対策と政府は叫ぶが、その結果が今度の事件だ。母親のモラルの問題ではない。日本の政治には何かが欠けているのだ。

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昭和記念公園梅から桜へ

2014-03-23 20:56:33 | Weblog

梅とサンシュユは目下満開だ。桜は昨年より1週間おくれで早咲きの修善寺桜もまだつぼみ、残堀川沿いの河津桜は満開へ

楊貴妃という八重梅

小さく地味な花も春を謳歌している、サンシュユ

河津桜

 

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見納めの青梅梅公園

2014-03-21 22:03:59 | Weblog

2009年3月、青梅の梅にウメ輪紋ウイルスが感染されてると東京大学から確認介するアブラムシの除去など対策もむなしく梅郷地区の梅は全て伐採されることになり、毎年楽しませてくれた梅公園も今年で見納めとなる。
21日現在、東地区はほぼ満開、西地区は5~7分咲きだ。かなりの梅が既に伐採されていて往時の華やかさはないが、それでも1200本の梅林は見応えがある。

西の尾根から東地区を展望、斜面の梅もかなり伐採されてる

西地区の尾根地帯7分咲きぐらい

東地区は満開

先日の大雪で松の形も変わってしまった

花心が赤い梅を公園の前の地蔵堂で見付けた

 

 

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さよならジャンボ機、こんにちは新ジャンボ機

2014-03-19 22:44:20 | Weblog

全日空からジャンボ機747が今月末で退役すると、特大の絵はがきを記念に送ってきた。日航は既に退役させ、ジャンボに乗れないのかと思うと寂しくなる。ジャンボに最初に乗ったのは、1973年石油ショックの年末だった。欧州へ行くのに燃料油制限があり、往路はジャンボでなく機種変更で退役寸前の「空の貴婦人」といわれたDC-8、それはそれなりに思い出となったが近道の北極経由ではなく、3箇所で燃料を補給しながら30時間かけてローマについた。復路、ようやくジャンボに初搭乗、アンカレッジ経由で17時間だったからジャンボの凄さ(航続距離)と揺れない大きさが印象に残った。

その後ジャンボは747-400になり、更に大きくなり、全日空も採用し、欧州への出張はほとんどジャンボのお世話になった。東京を飛び立ち運転席のガラスが割れ、アンカレッジで3時間かかってガラスを交換したこともあった。北極を通過するので、時には乗務員にオーロラだと起こされたこともあった。ジャンボには思い出が一杯つまっている。

冷戦が終わり、モスコワ経由で行くことができ、アンカレッジに寄ることがなくなった。多少時間短縮になってもオーロラは見られなくなって楽しみが減った。モスコワ空港では銃を持った兵隊がウロウロしていたし、買うお土産もなく寄っても意味が無いと皆思ったのかいまではモスコワによらず欧州直行便となり、12時間で行けるようになった。

その後、技術革新で燃費が良く航続距離もジャンボに負けない中型機が開発され、ついにジャンボは退役となった。ただ私のような素人には、エンジンが4つのジャンボと2つの中型機では安心感が違う。ジャンボなら3つのエンジンがストップしても何とかなるといわれたからだ。最近ではエアバス380という4発エンジンの大型機が就航され、ルフトハンザでフランクフルトに行ったがほとんど揺れず、乗降に多少時間がかかるがジャンボ並みに安心感がある。

今日のニュースでは、ルフトハンザが新型ジャンボ747-8を導入し羽田便に使うという。主翼あたりの機体を長くし、世界最長の長さにしたジャンボの雄姿がまた見られる。日航も全日空もジャンボのパイロットが残っている内に是非導入してもらいたい。

エアバス380搭乗記
http://blog.goo.ne.jp/ajimayukuo/s/%A5%A8%A5%A2%A5%D0%A5%B93

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どこの国も賛成しない日本の集団的自衛権

2014-03-17 22:59:26 | Weblog

日本の国内でのNHK世論調査では、解釈変更で集団的自衛権行使を可能にすることに対し、賛成17%、反対33%、どちらともいえないが43%で、反対が賛成を2倍近く上回っているが、大多数はまだ何が何だか判らないといったところだ。

憲法違反としてきた集団的自衛権、解釈で可能という憲法改正が時の内閣でできるという不自然さもあって、大震災の復興もままならないし、デフレからの脱却がどうかという時に何故集団的自衛権なの?というのが国民の意識だろう。

尖閣列島に関していえば、個別自衛権の問題で、米国と緊密な関係を維持して行くことが重要だが、米国の歓心を買うために集団的自衛権を持ち出したのだろうか。これまでの歴史で集団的自衛権が発動されたのはソ連のハンガリー侵攻と米国のベトナム戦争ぐらいで、双方とも不幸な結末をむかえた。米国は表面上有りがたいといっているが安倍政権のナショナリズムを危惧しており、積極的ではない。韓国は日本の参戦を招くと考えてるから当然反対だ。EU諸国もダボスでの安部首相の日中関係を2次大戦前の英独関係になぞらえた発言で集団的自衛権論議に危惧をいだいてる。

日本テレビ系NNNが14日から16日にかけて行った世論調査で、安倍内閣を支持すると答えた人は前月比2.8ポイント減の49.0%だった。12年12月の第2次安倍内閣発足以来、初めて支持率が5割を切った。「支持しない」と答えた人は前月比0.4ポイント増の30.3%だった。誰も積極的でない集団的自衛権など諦めて、経済課題に集中することが世論支持を回復する道だ。

かつて1960年代、安倍の祖父岸信介首相が安保騒動で辞任し、後を継いだ池田内閣が政治課題は棚上げし、所得倍増論で国民を経済大国へと導き、歴史に名をなしたことを見習うべきだ。首相になって世界各国を回ったことは安倍、池田同じだが、池田の時にはトランジスターのセールスマンと揶揄されたりして屈辱を味わってきたがひたすら低姿勢を貫いた。

 

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ごちそうさん め以子の啖呵

2014-03-15 22:52:56 | Weblog

闇市で3俵の米を元に商売をはじめため以子は浮浪児にもお焦げを分けていた。ついに今日の場面では警察の手入れが入り、貴重な米を没収され怒っため以子は警官を突き飛ばして逮捕される。その場面で歌舞伎役者のように啖呵をきった。正確ではないが「子供を戦地に送り死なせ、家は焼かれ、食糧もない、せっかく手に入れた食糧まで国は奪うのか」と、為政者に戦争責任を的確に追求した庶民の声だ。

この場面、経済学的に解釈すると統制経済は旨く行かず、自由市場(当時は闇市)の方が庶民には有り難かった。戦争直後、食糧不足は闇市が補った。超真面目な警察官だったか公務員が闇市から食糧を調達せず栄養失調で死んだこともニュースにあった。貧乏人は麦を食えといった国会での池田大蔵大臣の答弁はズーと後1950年になってからで、今日のめ以子の場面では麦さえも充分配給されなかった時だ。

夜の番組「東京が戦場になった日」は3月10日の東京大空襲の模様がリアルに描かれたが、死屍累々とした現物写真を加えてほしかった。それは10万人の死者が出た日で、装備も不足しながら決死の消防隊の無力さ、無念さが無謀な戦争に突入した為政者に対する怒りが感じられた。私がその後の5月の空襲で焼け出され、九死に一生を得たからで有ろうか?

 

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