年金生活者のマネー 米中新冷戦へ

米中の貿易戦争は新旧大国の覇権争いへと発展し、というよりも歴史の中での新旧交代期の中で、貿易戦争という最も判りやすい局面で表面化したと捉えるのが妥当だろう。たまたまトランプという米国第一主義を唱える大統領が登場したので、一気に冷戦の舞台に跳ね上がった。

 

改革開放で中国は米国やドイツ、日本から資本、技術を導入し、巨大な貿易黒字で外貨を稼いだ。当初はアップルを代表する外国の企業が製品を中国で作り、輸出するというパターンだったが徐々にハイテク技術をものにし、ＨＵＡＷＥＩやアリババのような巨大企業が誕生し、総資産価値世界ベストテンを米国企業と分かち合うまでに発展した。そうした背景で中国共産党は中華思想を唱え、国民にようやく中国の時代が来たと喧伝した。

 

米国は押し寄せる中国留学生の波、5Ｇなど先端技術での劣勢で議会全体に拡がる反中の気運が習近平の2025年世界大国政策に反発し、貿易交渉でも中国政府の国営企業や民間企業への補助政策を止めるよう要求した。中国の地方自治体は巨額の資金提供で企業立地を進めてきた政策を貿易交渉で止めろ、というのは内政干渉でかつての植民地時代の再来として反発した。

 

こうした国民的な背景が両国にはあり、合意点を求めるのは難しい。現在の世界経済はサプライチェーンや生産立地が多様化し、米中冷戦構造の中でどういう風に落ち着くか専門家でも判断が難しいようだ。世界経済が停滞することはＩＭＦや研究所のシュミレーションで諸説流されている。金融・証券市場も短期的に貿易交渉の進展で左右されているが、ＡＩやＩＴのスピード時代、1年ぐらいで米中冷戦が落ち着くとそれに合わせた相場が決まり、株式市場も落ち着くと思うので、ドタバタしないで見つめるしかない。

昭島、蝶の舞うやかた

昨日、フォーレストインの中にある日本料理屋「車屋」で会食した。その時、見たことのない予想外の景色に見とれてしまった。若葉に囲まれた庭園で白い蝶が乱舞している幻想的な光景だった。この店では蛍のシーズンに蛍を放し飼いにするので、この白い蝶も放し飼いにしているのかとおもったが、そうではなく全くの自然現象ということだった。

 

ホテルの支配人も車屋の店長もこんなことは初めてと言っていた。支配人もこのホテルだけの現象かと気になって、専門家に聞いたところ、今年はこのあたりから西多摩にかけて白い蝶が異常発生しているとのことで原因は判らない。

 

こうした光景は印象深く、夢に見そうだが、住宅街の蝶はあげは蝶が最近は多くなって、この種の蝶は森や林がなければ見られない。異常気象のなせる術か、環境問題か専門家の話を詳しく聞きたいものだ。

期待に応えた！朝乃山

前々回のブログで俄然注目朝乃山！とし、「かつて横綱朝潮のファンだった私としては高砂部屋に何とか花を咲かせてやりたい」と書いたが見事に期待に答えてくれた。今場所の朝乃山の相撲の中で、最も印象に残っているのは優勝を決めた大関豪栄道戦だ。立ち会いから豪栄道有利の組み手になったが、粘って体力を活かした前に出る圧力で見事に寄り切った。実力は5分とみていたが、大関有利の体勢から盛り返したところを見ると、地力はかなり付いてきた。

 

横綱、大関陣が歳をとり、迫力不足になり、大相撲としても若返りが必要だ。若手のホープ貴景勝に朝乃山が加わると見所の多い大相撲となる。貴景勝は残念ながら優勝候補と見られたにも拘わらず、負傷欠場となった。しかも一度出てきてまた休場となり、ケア体勢がどうなっているのか疑問を残した。プロのトレーナーの活用で日常のケアと基礎体力の充実が喫緊の課題だ。朝乃山は大型力士だが体が柔らかく、今回の取り組みを見ていると「一番一番平常心を心がけた」と語っているように、朝乃山はメンタル面でもかなりしっかりしている。負傷さえしなければ充分横綱も狙える。

 

そして、待望の新生「朝潮」もしくは朝汐の誕生を今年中にも期待したい。

何しに来るのトランプ大統領？？

世界を混乱させているトランプ大統領何しに日本に来るのだろうか？国内ではついに弾劾裁判の動きが出てきた。国外では欧州、トルコ、中東などそれこそどこでも嫌われ、中国とは冷戦開始、北朝鮮は時間かけて金正恩と会談をしたが今もって朝鮮半島の非核化の片鱗さえ見えない。

 

彼の心の奥に分け入ってみよう。「弾劾裁判に消極的だった民主党のペロシが動き出し、共和党の議員の中にも賛同するのが出てきた。中国は呑むと思っていた貿易交渉まとめ案を何故か最終局面で修正を求めるどころか、テーブルにつくことも嫌がっている。イランも交渉は拒否している。株価も下がり始めた。打開策はないものか？これでは自分の再選は難しい」「唯一、日本の安倍はよく言うことを聞いてくれる。憂さ晴らしに日本でゴルフでもするか？新天皇も誕生したし、最初の国賓になれるし、通商問題で牛肉とか何かお土産をくれるかもしれない」

 

こんな具合だろう。正直、史上初めて歓迎したくない大統領だ。

俄然注目！朝乃山

大相撲、注目の貴景勝が負傷休場で、栃ノ心と鶴竜の優勝争いと誰もが思ったが、本日2敗、3敗で留まれば可能性があった高安、豪栄道もあえなく4敗、そして1敗を守った朝乃山が優勝戦線の先頭に立った。朝が付くしこ名は高砂部屋の専売特許、かつては横綱朝潮や朝汐を擁した名門だが、朝青龍が引退後、朝赤龍ががんばっていたが幕下に陥落し、関取がいなくなった。そこへ朝乃山がようやく関取になり、17年の9月場所で新入幕となった。当に高砂部屋の希望の星として登場し、入幕するや豪栄道と優勝を争った。

 

その後、対戦した白鵬からは大器と言われながら、鳴かず飛ばず、昨年の7月場所で11勝4敗でようやくと思ったが低迷、忘れられた存在だった。今場所は正攻法の相撲で大器の片鱗を見せている。大相撲はここのところ次から次と注目力士が登場し、休場人気力士をカバーしてきた。ここで朝乃山が登場してきた。かつて横綱朝潮のファンだった私としては高砂部屋に何とか花を咲かせてやりたい。

まぼろしのGDP成長率

本日１～3月期のGDPが2.1％（年率）と全ての民間予測を上回って、驚きのニュースが流れた。茂木大臣も発表の記者会見では胸をはるどころか居心地が悪そうだった。何故プラスになったのか？GDPの構成は内需と外需に分かれるが、外需は輸出から輸入を差し引いた「純輸出」ではかる。外需が増えたのは輸入の下げ幅が輸出の下げ幅より大きかったためだ。1～3月期は中国経済の減速で輸出が2.4%減ったが、輸入は4.6%減とリーマン・ショック直後の2009年1～3月以来の大きな落ち込み幅となったため、このような珍現象が起きた。成長率の反対の減少率競争で輸入が輸出を上回ったからだ。

 

民間機関は国内の状況を主に判断していたが、内需は6割強を占める消費や企業の設備投資もマイナス成長で国内に関しては景気は悪いことがはっきりした。企業活動が不活発なので輸入の減少が4.6％にもなった。数字上は景気が良いが実際は悪化ということが起きたのだ。住宅投資はプラスだが、消費増税前の駆け込み需要で先食いだ。

 

個人消費がプラスにならない限り、景気は良いと感じない。以前からブログで何回も書いたが、消費税は日本に合わないので、廃止し、格差社会に合わせた累進税率である所得税を以前の累進税制に戻すことだ。消費税を全廃するしか日本経済を活性化する道はない。

トヨタ社長の終身雇用否定発言の真意は

豊田章男・トヨタ自動車社長（日本自動車工業会会長）が「終身雇用を守っていくというのは難しい局面に入ってきた。インセンティブがないと終身雇用は続けられない」と語った。真意が不明だが、内部留保が史上最大になっている大企業の代表者として政府の補助を欲しげな発言にビックリした。中西経団連会長も同様なことを発言している。20年間で日本の労働者の時間あたり賃金はマイナス9％に対し、イギリスは87％、アメリカ76％、フランス66％、ドイツ55％と先進国は順調に増えている（経済協力開発機構ＯＥＣＤの調査）。一方役員報酬は三菱電機に代表されるように、億という報酬をもらうようになっている。

大企業の内部留保拡大を見ても、終身雇用が経営の足を引っ張っているとは到底思えない。終身雇用というのは実際上、リストラが繰り返され、かつ定年制がある日本にふさわしい言葉ではない。そんなことは承知での発言だと思うが、何が言いたいのだろうか？日本の製造業は長期安定雇用のもと、切磋琢磨した技術、技能でドイツと並んだものつくりの工場を造り上げてきた。トヨタはそれを壊そうというのだろうか？

以前ブログで、トヨタの株価が低すぎる疑問が判ったと書いたが、今回の社長発言は将来になんとなく不安を感じている反映かもしれない。社長がこれでは従業員も不安だろう。

信じられない?!!

日本維新の会所属の丸山穂高衆院議員（35歳、大阪19区）が北方領土・国後島へのビザなし訪問団に参加し、11日夜、訪問先で飲酒した際に、訪問団長に「（領土問題でロシアと）戦争しないとどうしようもなくないですか」などと発言した問題、団員らから抗議を受け、維新の会は丸山議員を除名処分にする方針を発表した。衆議院を代表して参加しているのだから議員辞職が当然と野党は辞職勧告決議案を国会に提出する構えだ。平和国家として日本は平和的に北方領土返還を求めてきた。しかも専守防衛が国是である。国益を害する信じられない発言で、こんな議員がいたとはこれまた信じられない。

 

丸山議員は更に「憲政史上例を見ない、言論府が自らの首を絞める辞職勧告決議案かと。提出され審議されるなら、こちらも相応の反論や弁明を行います。ただ問題は、議運委や本会議では本人からの弁明機会の機会すら無い。その場合には、この機会にyoutube等で自ら国内外へ配信をする」と語っている。言論の自由と国会議員として国益を損ねる発言をしたこととは別問題で、自分の発言が如何に国会議員として失格だということが解っていない。

次に
NHK報道で、小学生の給食時間が15分で、完食できない生徒もいて何とか5分ぐらいは工夫して20分にしたという。1日の教育科目、部活動などスケジュールがぎっしりで15分になったとの理由だが、愕然としてこれまた信じられない。いつからこんなふうになったのか定かではないが、文科省は食育につての認識が低い。部活や授業の時間を削ってでも、最低30分ぐらいは確保しないと、食の楽しさとか重要性がないがしろにされる。

次に
保育園児が悲惨な交通事故に遭って、涙をさそう事件が頻発している。交差点には鉄製の棒状の杭が備えられているケースがあり、自治体は早急に整備したいと言っている。ところがこの杭、基準が定まっていないので、車から歩行者を防護できるとは限らないとの国交省の見解。何のための防護杭なのか信じられない。
先日も遊園地へ車が暴走し、保母さんが機転を利かして園児を助け、自らは骨折したが、欧州では頑丈な鉄柵で遊園地は防護されている。先般もマルタ島でかごの鳥遊園地で可哀相だと感じたが、この事件でなるほどと思った。

ハワイアンリゾートへ

ハワイ、タヒチへはフラやポリネシアダンスは見たが、日本のハワイアンは昭島のハワイアングループしか見てない。
知人から勧められたことと、隣の立川から無料送迎バスがあると聞き、昨日から訪れた。

映画フラガールで常磐炭鉱の閉山後、常磐ハワイセンターが苦難の道を歩みながら、開業に成功した事は喜ばしいと思っていた。最近では東日本大震災の後、フラガールたちが震災の避難所を慰問で回り、その努力に感心していた。


スパハワイアンリゾートでは緑の山に山藤が咲く景色と豊富な温泉が出迎えてくれた。温泉は湯本からひいて、部屋の洗面所まで温泉だ。

ハワイアンショーは昼と夜の二回あり、55年の歴史を感じる芸術の域に達していた。
ホテルに着くと、ソロのフラがロビーで演じられている。ショーで見るグループフラと違い、実に優雅で繊細な色香を感じる。日本人の細い柳腰にマッチして、 ハワイアンよりソロは合ってる。


進化したなぁと思えたのは、コスチュームで、ファッションショーみたいだ。私がハワイで見たのと違い、高貴ささえ感じる。
フラも間違いなくレベルアップしている。



従来の流れのコスチューム


見ものの一つ、男のたいまつショーだ。
確かに筋骨隆々のポリネシアンと身体は比較にならないが、技術は器用な日本人の方が上だ。

外国人観光客を見かけなかつたが、このショーなら、受ける。プールサイドの劇場ではなく、専用の劇場を造ったらどうか。

多摩川クリーン作戦

今日は河口から上流まで40年続いている多摩川クリーン作戦、昭島ロータリークラブの一員として参加、河口の川崎から45Kmぐらいの昭島の多摩川は河川敷が運動場や公園になっている。市長の挨拶から始まり、自治会や少年野球団体もふくめ、朝8時30分スタート、毎年やっているため1時間ぐらいで綺麗になった。

私が幼少の折には木など一本もなかった河原も今やアカシアの林があちこちに植生し、今日は白い藤のようなアカシアの花が一斉に咲いている。養蜂家の話だと、アカシアが蜂蜜を採るのに最も生産性が高いとのことで、味も悪くない。昭島のどこかで養蜂されてる方が居れば、昭島の蜂蜜が味わえるのにと・・・パチリ