小樽カントリー倶楽部強風の中、3打差の4位から出た稲見萌寧(22)がこの日ベストスコアとなる「67」でトータル16アンダーまで伸ばし、単独首位から出た全美貞がスコアを落としたため、逆転勝利を手にした。
前週、小祝さくらに最終ラウンドで逆転され、「もしかしたらこのまま勝てないのではないかという思いもありました。勝てて良かったです。勝つと決めてやっていますが、単独首位で出て逆転負けされるとメンタルに来る。弱気な部分も、負けグセもつきそうだった。回避できてよかった」と銀メダリスト稲見萌寧でもかなり追い込まれていた。
終盤、ベテラン全美貞(39)も盛り返し、17、18番でバーディをとり、一打差に迫ったが、稲見萌寧は15番でバーディをとった後、最難関の16番(昨日はパー5,今日はパー4)でパーをとり16アンダーキープが効いた
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気になるのは、稲見がスムーズに歩けなかったことだ。昨夜右足が痛く、歩くのに不自由し、急遽テーピングで固めて出場したことだ。多分リモートで医師に見てもらったのだろう。スイングには全く影響がなかったとのことだが疲れがたまっている。今後のこともあり、「お休みモネ」