九品仏浄真寺その一では、浄真寺の焔魔堂をアップしました。
今回はその二で、浄土宗浄真寺の九躰の阿弥陀佛像を祀るお堂を中心に。東西に位置する三つのお堂(三仏堂)に各々三躰ずつお祀りしております。中央の堂が上品堂(じょうぼんどう)です。その向かって右側が中品堂(ちゅうぼんどう)、左が下品堂(げぼんどう)です。
9躰の阿弥陀仏像の印相(手の形)それぞれ、上品堂には上品上生、上品中生、上品下生。中品堂には中品上生、中品中生、中品下生。下品堂には下品上生、下品中生、下品下生があります。
九品仏浄真寺のHPからの引用です。
九品の阿弥陀如来
阿弥陀如来は、西方極楽浄土におられる仏(如来)で、無量寿如来・無量光如来とも呼ばれております。
教説では、法蔵菩薩が四十八の大願を成就してなった仏とされており、特に第十八願は念仏者を必ず極楽浄土へ往生させるという誓いで、「弥陀の本願」と呼ばれております。
平安時代後期、末法思想の浸透にともない、俗世をさけて極楽浄土に往生したいと願う阿弥陀信仰が隆盛を極め、阿弥陀佛像の造立が盛んに行われました。更に往生者の機根の高低、信仰の深浅によって往生の仕方に九種(上品に上生・中生・下生の三種、中品、下品にもそれぞれ三種)の等級があるとされることから、九躰(九品)の阿弥陀佛像の造立もあわせて行われました。
淨眞寺の九躰の阿弥陀佛像は、開山珂碩上人によって江戸時代初期の寛文七年(1667)に造立された佛像ですが、いずれも像高2メートル80センチ前後の丈六像であり、その形成は平安時代や鎌倉時代の伝統を受け継ぎ、いわば復古的な彫像といえます。
また特徴としては、九躰の佛像が全て印相を違え、上品佛は「弥陀定印」、中品佛は「説法印」、下品佛は「来迎印」と分けられて、更に上生・中生・下生で指の印相を違えております。これは仏教史学上貴重な作例といえます。
なお、江戸時代の作とはいえ、九躰の丈六佛像が完備することは他に例がなく、九躰ともに東京都の文化財に指定されております。
現在は平成大修繕事業(大勧進)として九躰の阿弥陀佛像と釈迦牟尼佛像の計十躰の佛像を、平成26年(2014)より約20年間かけて、一躰ずつ京都「美術院」国宝修理所にて修復を行っており、全ての佛像修繕が完了した後には、更なる文化財指定をうけることと存じます。
1 浄真寺で戴いた、それぞれ三躰づつ祀られている阿弥陀佛堂です。最後に仏像コミュニティ 仏像リンクのHPから写真や説明文を一部引用させて頂きました。
2 下品堂
3 上品堂
4 中品堂
5 九品の阿弥陀如来像を奉祀しているのは、こちらの九品山浄真寺と小田原山浄瑠璃寺の国宝の木造阿弥陀如来坐像 9躯のみだそうです。
6 中品堂から上品堂、下品堂方向を望み。
7
8
8
9
10
11
12
13
14
15
16
次の四枚のスクリーンショットは仏像コミュニティから引用させていただきました。より詳しい事を知りたい方は是非ともそちらにお邪魔してみた下さい。
17
18
19
20
冠婚葬祭のみに形式的な仏教徒ですが。
最近、御朱印の収集から始まり、寺社仏閣を訪れる気概がおおくなりました。
それにつれて、京都&奈良などの歴史ある寺院に興味を抱くようになりました。
考えて見ると、形式だけですが少し知る事に依って嬉しさも増してきています。
来世を考えての事ではありませんが、心の安寧でしょうか。
コロナ、コロナの一年も暮れようとしています。
来年がより良い一年であることを願ってしまいます。
いつもコメントありがとうございます。
膝の上で 印を 組んでいるのや 手の形が違いますね〜
いろんな意味を表している、、
面白いですね〜