戦場ヶ原は噴火によってできた広大な湿原ですが昨今、多くの日本全国の湿原同様、年々乾燥しつつあります
戦場ヶ原の云われは以前にも記事にしたと思いますが。。。
史実として残る合戦があるとかではなく
その昔、男体山(当時は二荒山)の神様と赤城山の神様が美しい中禅寺湖がどちらの領土に属するかで戦ったというお話。
男体山は大蛇に姿を変え、赤城山は大百足となって。
戦場ヶ原では数知れない蛇と百足の戦いがなされていたとか。
戦況の悪い男体山の神様が弓の名手・猿丸を鹿に化身して(鹿とか大蛇とか忙しいこと)戦場に誘い出し、そこで加勢を頼んだそうな。
承知した猿丸は敵の大将と見た大ムカデの目をみごと弓で射てこの戦は男体山の勝利となったということです。
そのとき大ムカデの流した血でできたのが赤沼。
決着のついた地が中禅寺湖の畔、菖蒲が浜。
メルヘンですねぇ。
でも、蛇と百足の大群の戦いって・・・見たくないです。
そんな伝説とは関係なく戦場ヶ原はいつ訪れても幻想的な風景です。
夏も冬も変わらずここにある自然がつくりだしたオブジェ
私のお気にいり
湿原にかけられた木道もほぼ雪に埋もれ
気を付けて歩かないと木道をはずれやわらかい雪を踏み抜く危険があります
この時期の戦場ヶ原はトレッキングシューズでもすべるので
スノーシューや簡易スパイクを装着するのがおすすめです
氷のある風景には出会えなかったけれど雪の湿原を歩いて満足!
(というよりは疲れた・・・)
まだまだ雪に覆われた湿原をスキーやスノーシュー(西洋かんじき)で楽しむひともちらほらいました
さんざん歩いて湿原をようやく抜けたところで、ここからはちょっと楽して湯の湖にバスで・・・と思ったら
バスの時間はまだまだ先。
そうです。
一時間に2本程度のバス。
きっちり時間計算しないで行くとこうなります。
結局、歩いて。。。歩いて。。。歩いて。。。
湯の湖の下、湯の湖からの水を岩肌伝いに落とす湯滝を見上げる場所へ。
お昼も過ぎていたのでレストハウスでこの日最初のアルコール♪
スーパードライだけどまあしょうがない。
乾いたのどにはいいのかも。
揚げたてマイタケの天ぷらとぐいーーーーっ!
お店の方にちょっと撮影スポットの情報をいただいたりしながらね。
私が見たい氷の写真をたくさん見せていただきました。
うーん、どうやったって地元の人にはかなわない。
エネルギー充填後はさらに滝上に向かい、宿のある湯元温泉にもうひと頑張り。
・・・ビールはいっちゃったら足あがんない。
でも
バスはまだまだ30分以上も来ない。
歩くしかない。
もう気持ちに鞭打って坂登り。
ここで頑張れば、宿の夕食のお酒がおいしいぞーーーーー!
<まだまだもったいぶって続く>