花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

雪と氷の奥日光へ(4) 終 やっと出会えた氷の芸術

2011-03-03 | 花・風景・旅・他
男体山の神様がくれたプレゼント


それは、雪灯里の帰り
空を見上げたら満天の星

降り注いでくるような



見慣れたオリオン座がわからなくなるほど中にも外にも無数の星が空いっぱいちりばめられて

こんな星空を見たのは何年ぶり?
はじめてかも?


「まるでプラネタリウムみたい」 by ダーリン
迷言です。


しばし見とれた後は感動しながらずっと空を見上げて宿まで帰りました。




が・・・感動しすぎて落とし物しちゃいました。
しかも引き返して探しても翌朝また探しにいっても見つからず。

なんであんなものが消え失せるのやら?
満天の星空と引き替え?

男体山の神様、欲しかったのかしら。




なくしものは

この旅の私たちの命綱とも言える(←ちょっと大げさ)ノンスリップ スノーグラバーの片一方。

靴のつま先とかかとに引っかけて装着できる滑り止めで、ラバーに小さい錨がついた
簡易スパイクです。タウン用で登山はNGとされてますが平地の軽いハイキング程度
ならば十分です。


男体山の神様は大蛇に化身したくらいだから片方でよかったのかな?
蛇に足ないものね。

すいません
いりませんよね、神様には。




でもプレゼントはまだまだこれだけではありませんでした。


翌朝は温泉はいってご飯食べて、うれしいサービスコーヒー一服でのんびりした後は、
チェックアウトして日光駅行きのバスに乗って竜頭の滝に行くか? 東照宮に寄るか?


「中禅寺湖が私を呼んでいる・・・みたい」

急に中禅寺湖畔をもう少し歩きたくなって降りた私たちを待っていたのは







静まった湖面に映る山々
なんて美しい中禅寺湖!

男体山と赤城山の神様が取り合ったのがわかる気がする





何度もここには来ていますがこんな美しい様を見たのは初めて。
この景色もほんの30分ほどで消え失せてしまうのです。




前日の様子がコチラ↓


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しばらく湖沿いの道路をお散歩。

昨日、湯滝のレストハウスで教えてもらった「飛沫氷」が見られるという「立木観音」のあたりへ。



飛沫氷(しぶきごおり)とは湖水が風に飛ばされて木々や草について凍る樹氷や草氷です。

風の強い寒い日の後でよく見られるのだと思いますが、このお天気の良さと暖かさでは到底出会えそうもない・・・

実際撮影スポットとみられる場所の木は丸裸のまま。



でもね。
ダーリンが見つけてくれました。







遠くに見える木製の支柱に氷柱がいっぱい





そして今回のお気に入り写真!





氷の芸術

ムーミン村のニョロニョロみたい??
氷の着ぐるみを着た枯れ草です



この写真は枯れ草が地面に立っている様子ではなく
実は湖の柵から一生懸命身を乗り出して湖に向かう斜面の草木を撮ったもの






柵にも飛沫のつららがごっそり
この柵に支えてもらってこの下の壁面を



今思うと柵がやわかったら危ないですね
新しげな頑丈そうな柵ではありましたけど
ヒヤヒヤ


ファイダーをのぞくと夢中になってしまうのがイケナイとこです




「滑って湖に落ちて服が濡れて泣いても知らないよ」by ダーリン


あの・・・この季節落ちたら服濡れて泣くより命の心配は?







バックの黒く見えるところは湖面です






















去年の滑って脱臼をものともせず今年もまた氷の撮影に挑みにきた私に最高のご褒美をくれたようです。

また戦場ヶ原が春の姿になるころに来るからね。
男体山の神様、すてきなプレゼントをありがとう。


でもノンスリップ スノーグラバー返して


もう一つ思い残すは、中禅寺湖の近くで売っていた冬限定の水羊羹。
買ってくれば良かったなぁ。





おまけ




冬はお休みのアヒルボート(白鳥??)