
白いのだから普通お赤飯とは言わないのだろうけど、
ある地域で初めて見た時に
「白いお赤飯」と聞きました。
もち米に白いんげん豆を炊き込んだものです。
白蒸し(しらむし)とか、白ふかし、というのが一般的なんでしょうか?
黒豆を使うのもあるようですが、地方の習慣により不祝儀の折りに出されます。
うちではこの習慣はないけれど初めて炊きました。
「冷たくて気持ちいいの?」
その日病室に見舞うと、私の手を取って自分のおでこに当てるので
そう聞くと頷いた父は、翌日会えたときには私の手よりずっと
冷たくなってました。
あれは単に冷やしてもらいたかったのか、
それとも本当は触れていてほしいだけかったのか