男はつらいよ

今の時期、日本の試合の無い日でも、どこかのチャンネル、どこかの時間帯でＷカップの試合かハイライトをやってますね。
まあ４年に一度の、世界的なお祭りですから仕方のないところです。
優勝候補と言われるチームでは、ブラジル・オランダなどは順調ですが、フランス・イタリア・イングランドなどは苦戦しておりますな。

今日は趣向を変えて、２０時から「男はつらいよ」を観てました。以前にも劇場かTVで観た事がありますが、
究極のワンパターンでも、ついホロリとさせるのは、さすが山田洋次です。
マドンナ役の吉永小百合は、２回目の出演になりますが、前回と同じ役ではなかったようです。
この時期は吉永自信、実生活でも結婚を親に反対されていて、映画でも大ヒット作に恵まれず、
ややスランプ気味だったような記憶があります。
山田洋次監督は、そこらへんも十分に意識して制作に当たったと思いますよ。
「男はつらいよ」シリーズは全部とは言いませんが、かなりの作品を観ました。
私が印象に残っているのは、大地喜和子と音無美紀子がマドンナ役で出演した作品ですね。
３回出演した浅丘ルリ子の“リリー”も良かったけどね。
音無美紀子の時は、同じテキヤ仲間の小沢昭一が病気で亡くなり、その妻が音無美紀子で、
小沢が亡くなる時に、“俺が死んだら、寅と一緒になれ”と言う言葉を残し、
いつもは自分だけの一方的な片思いで終わる展開とは異なり、女性の方が寅に思いを寄せるお話で、
当時はいよいよ寅さんも結婚かと真剣に思ったものでした。
結局寅が身を引いてしまうのですが、今考えると、あのままHappyendで終わったら、シリーズがTHE ENDになってしまいますもんね。

　　　　　　　　　ポルトガル７－０北朝鮮って…