雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森 114 藤堂さん・竹田さん・影山さん全訳注『倭国伝』講談社学術文庫、2010年9月

2010年12月22日 05時30分49秒 | 本と映像の森
本と映像の森 114 藤堂さん・竹田さん・影山さん全訳注『倭国伝 ー中国正史に描かれた日本ー』講談社学術文庫、2010年9月13日、525ページ、定価1450円+消費税

 岩波文庫の薄い本で、2巻本にして、同じような「倭国伝」がありますが、これは全1冊で、今年出版された最新バージョンです。

 日本古代史に興味のある人には、最適の1冊だと思います。
 訳と注釈と原文、そして「日中交渉史年表」から成っています。

 掲載されているのは「後漢書」「三国志」「宋書」「隋書」「旧唐書」「新唐書」「宋史」「元史」「明史」の9冊です。

 もちろん、中国史に現われた日本列島の情報は、いっぱいあります。
 でも、まあ、まずこういう文献を熟読すべきでしょうね。

 推薦します。

本と映像の森 113 小沢さとるさん原作、アニメ「青の6号 3~4」(全4巻)

2010年12月22日 05時13分26秒 | 本と映像の森
本と映像の森 113 小沢さとるさん原作、アニメ「青の6号 3~4」(全4巻)

 つたや高林店で借りた(1週間で1本100円)「青の6号」の3巻・4巻をようやく見終わりました。
 ネタバレがありますので、ストーリーを見る前に知りたくない方は、読まないでくださいね。

 部分的な海面上昇(東京などが水没)によって家族を失った少女兵士と青の6号に戻るはやみさんは、
 ゾーンダイク博士(元「青機関」科学者)との「対決」することになります。

 ゾーンダイクさんとはやみさんとの対話が、このアニメの中枢部分だと思います。
 「青の6号」と「幽霊船」との戦闘シーンは余分ではないでしょうか。

 むしろゾーンダイクさんとはやみさんの対話が先にあって、戦闘シーンを回避すべきではなかったでしょうか。

 物語ではゾーンダイクさんが、双方による核兵器使用を想定して、その核爆発のエネルギーで
 地球全体を水没させるポールシフトを起こす、という設定です。

 つまり、ゾーンダイクさんは、地上人に選択をまかせたということです。

 この対話と選択のシーン、いいですね。
 
 ぼくとしては、海底人と地上人のコミュニケーションの可能性と困難さを
 もっと描きながら、両者の成り立つ世界を、はやみや、海底人の首領(ゾーンダイクの息子)などに
 探求させた方が良かったのではと思います。

 1巻・2巻も含めて戦闘シーンが多すぎて、戦闘で未来が決められるような感じがあります。

 まあ、でも原作がそうなっているので、むずかしいですね。

 

雨宮日記 12月20日(月) N子さんは自衛官人権裁判の法廷へ

2010年12月21日 06時07分01秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 12月20日(月) N子さんは自衛官人権裁判の法廷へ

 N子さんは、今日は仕事を休んで、浜松基地で自殺した若い自衛官の家族(お父さん・お母さん・奥さん・子ども)が提訴した「浜松基地自衛官人権裁判」の証人尋問にいきました。

 今日は証人尋問の最終日で、原告として奥さんと、被告として先輩のNが証言しました。

 午前10時から午後5時までの法廷、そのあとの報告集会、そして交流会と、N子さんが大忙しでしたと思います。

 午後9時前に、ぼくの携帯にN子さんから電話がかかってきました。

 「はい?」
 「智彦くん」
 「うん、なに?」
 「交流会のごみや荷物があって、車できてくれる?」
 「うん、いいよ、今からでるから」

 交流会の会場の板屋町会館につくのに、ちょっと迷いました。
 だって、似たような、同じような、ビルばかりいっぱいあって。

 「ごめん、ちょっと遅くなって」
 「いいよ、積み込んで、帰りましょう」

 これで、里山も、裁判も、大きな行事はおわって、あとは残務整理でしょうか。
 
 あと10日、年賀状150枚、買ってあるので、
 早く準備して、出したいと思います。


本と映像の森 112 王欣太さん『蒼天航路 30』講談社モーニングKC

2010年12月21日 05時21分09秒 | 本と映像の森
本と映像の森 112 王欣太さん『蒼天航路 30』講談社モーニングKC

 いきなり「第30巻」です。
 なぜ「第30巻」かというと、少し前に、高林の「ブックオフ」に、娘が「私の買ったマンガを売りに行くから、お父さん、車を出して」というので、ついていって、店をぶらぶらしていて、この「蒼天航路」の25巻から30巻までを衝動的に買ってしまいました。

 前に曹操の参謀で、ぼくが大好きな「じゅんいく」さんのことを「本と映像の森」で書いたような気がしていましたが、どうも、まだのようですね。 

 王欣太(キング・ゴンタ)さんマンガ、李愕仁(イハキン)さん原作のマンガ『蒼天航路』は、三国志の「三国」のうち魏国をつくった曹操を主人公にしながら、魏・呉・蜀の3国の王や将軍や参謀たちを生き生きと描いた傑作です。

 つまり曹操やその将軍・参謀も含めて「敵役」としての悪人のいない、全員が魅力的なマンガです。
 曹操にしろ、負け続ける劉備にしろ、それぞれがその存在理由と、存在価値をもって生きています。

 「蒼天航路」が主張する、政治・社会と文化・芸術の関係は別途書きたいと思います。

 この第30巻を書いたのは、涼州に侵攻した曹操が、そこに住んでいる世捨て人「石 徳林(せきとくりん)」に会いにいくシーンが魅力的だったからです。

 石徳林が住居にする川の横の、なにもない廃墟に、やってきた曹操は、石徳林のよこに座って、つぶやきます。

 「宝探しか?」
 「世人が追い求める栄誉を遠ざけ、口が止めることのできぬ言葉を断ち、心が断ち切れぬ親兄弟を捨て、天地をもって棟木・軒とする…いい気なものだ」

 曹操は立ち上がり、川で魚をとると、石徳林のよこに立てます。

 「邪魔をした」
 「心腹(しんぷく)の友に少し似ていたものでな」

 え!それっと、どうみても、曹操が魏王になるのに抵抗して死んだ、曹操の参謀・じゅんいくのことですよね!
 (この問題はまた別途、ちゃんと解析して書きます)

 曹操は、詩を歌い出します。
 「神亀は 寿(いのちなが)しといえど おわる時あり
  天とぶ蛇は 霧に乗るも 終には 土灰となれり」

 こういうのいいですね。命と死です。

 そこで石徳林が、漢詩で残りを歌い出します。

 そして、曹操に聞きます。
 「この詩は あんたの作か」
 振り返って、石をみつめる曹操。

 石は語り出します
 「宝の話だが…
  私は3つの宝を手にして死ぬ
  そのために生きている

  人をいつくしむ心
  何ももたぬくらし
  人の先にたたぬ生

  「 ー老子 」(これは曹操の感想かも)

 曹操「俺とはまるで違う」
 石「だが同じだ
   自分が生きる力に一転の疑問も抱いたことがない」

 曹操の独白『貫けよ 寒貧(かんぴん)』
 石の内心の返答『あんたもな かん雄』


 
 

雨宮日記 12月19日(日) やっと昼間、起きたら…

2010年12月21日 05時11分01秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 12月19日(日) やっと昼間、起きたら…

 前夜、やることがいろいろあって(だいたい、平日は仕事している時間だし…と言い訳もしてみました)遅く寝たら、あんのじょう、朝起きれなくて、午前9時ごろにN子さんが「起きないの?」と声を掛けてくれたのは記憶しているのですが、起きませんでした。

 昼過ぎに起きて、台所に行ったらN子さんが「朝、里山へ行くと思って、早く起きて、おにぎりも用意したんだよ」とのお言葉でした。
 少し(自分は行かないのになんだよと)ムッとしましたが、「ごめん!今から行くから」と、N子さんの用意したお湯の魔法瓶などが入った袋を持って、家を出ました。

 里山に着くと、もう「木道(もくどう)」はできあがっていました。
 作業スタッフのみなさん、ありがとうございます。

 この木道完成を機会に、里山をどう宣伝して、みんなに来てもらうか、いろいろ話をしました。

 

雨宮日記 12月18日(土)夜 里山作業スタッフの楽しい飲み会でした

2010年12月20日 05時56分19秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 12月18日(土)夜 里山作業スタッフの楽しい飲み会でした

 今年の夏から始まった、灰ノ木川里山「再生」の、人事を一新したスタッフ8人の飲み会を、浜北のT寿司で、やりました。

 みんな、できる時間に、できる範囲でやっているので、たぶん、この8人全員がそろったのは、初めてだと思います。

 いろんな糸がからまって、いろんな歴史が重なって、なぜか、この時点で集まった8人です。

 誰も命令権のない、自分で考えて、自分で行動する里山です。

 すべてボランテイアで、すべて自前で、交通費も、昼食代も出ない里山です。
 (でないから、すっきり対等平等に、やれるのかも)

 飲み会は、いろいろ、里山の未来や、それぞれのたどった歴史などで盛り上がりました。
 おたがいに、知らない世界を見たように思います。

 真冬の北遠のトンネルで、ノウサギが車の前をずっと走っていく光景とか。

 いちばんおもしろかったのは、ジョーク比べのように、全員が、必死でジョークやだじゃれを言って
 みんなで笑い転げていたことです。

 1年360日くらいはまじめなN子さんまで、なんか連発していましたから。
 ( あのー…笑えないって…再起不能になりそうで…苦笑いするぼく… )
 
 たぶん、それをここに再録すると、おもしろくも何ともないと思いますが。
 
 すごく楽しかったです。
 7人のみなさん、ありがとうございました。

 これから里山が、どこまでいけるか、ぼくは思考を研ぎ澄ましていきます。
 そんなに広い道ではないけど、そんなに狭い道でもないと、思います。

 いっしょに歩く同僚を、募って、みんなで道を広げようと思います。

 もちろん、いまこれを読んでいる、浜松市民のあなたは、だいじなこうほえす
 
 

 

雨宮日記 12月18日(土)午後 N子さんと「浜松市政」についての会話

2010年12月20日 05時12分31秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 12月18日(土)午後 N子さんと「浜松市政」についての会話

 N子「智彦くん、浜松市の行革審議会が、区の数を3区にするって提案してるの、どう思う」
 ぼく「え!それっておかしくない?」
 N子「やっぱり、7区から3区にするなんて、おかしいと思うでしょ?」
 ぼく「違うよ!区の数が問題じゃないんだ。そもそも、行革審議会が、いま、そういう提案をできる根拠が分からないよ」
 N子「根拠って?」
 ぼく「だって、政令指定都市になってまだ数年でしょ?区役所も新しく、東区・南区・西区につくったよね!よく「100年の計」っていうけど、10年前後で、制度を変えようなんてひどすぎるよ!ものすごい無駄遣いでしょ!」
 (だんだん、激してくるぼく)
 ぼく「まず、行革審は、いま区政を変えても良いかどうか、っていう提案を、まず、するべきでしょ?それを、さも、絶対権限のある神様みたいに、いきなり、3区にしろなんて!お前は何様なんだ!」
 N子「あのね…私に言われても、私はN子さまですから」
 ぼく(感情が平静になって)「あ、ごめんなさい…N子さま、はい。直接、行革審に言いますね」

 

 
 

雨宮日記 12月17日(金)午後 天竜区へ行って内山真龍(またつ)展を見てきました

2010年12月18日 05時21分57秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 12月17日(金)午後 天竜区へ行って内山真龍(またつ)展を見てきました

 今日は1人で(N子さんは仕事は休みでしたが、朝から夜まで忙しかったので)、鹿島橋を越えて、天竜区役所の北の大谷にある、内山眞龍記念館へ、行ってきました。

 天竜区役所の裏の「大谷」という地区へ、道路工事もあって、細い道をぐるっと回って、谷の奧へ車で入っていくと、資料館がありました。

 江戸時代の国学者で、遠州に住み、江戸時代の詳細な遠州の地誌「遠江国風土記伝」全13巻を書いた方で、賀茂真淵(まぶち)さんの弟子です。

 師匠が「真淵」さんで、弟子が「真龍」さんですから、たぶん、師匠の「真」の1字をもらったのでしょうね。(確認した話ではないですが)。

 今日は、内山真龍資料特別展で「遠江国風土記伝の世界」でした。

 復刻版は以前に買って持っているのですが、今日は、内山さんの書いた筆の原文が直接見られるのが魅力です。
 それと、内山さんが筆で書いた絵図ですね。

 なにしろ江戸時代なので、今なら写真で撮影するところを、絵図でイメージ表現するしかないので、内山さんは、絵もじょうずですね。
 文政2年(1819年)に80才で書いた自画像は、すごく自分を客観化して、ユーモアもあって、自画像として、大傑作だと思います。
 80才の「ひげのおじいちゃん」です。

 内山さんが参照した書物の一覧も見ましたが、すごいですね。江戸時代にあれだけ、集めるのも大変だったでしょうね。
 
 この前の浜松市のお城講座で、辰巳さんが紹介してくれた「遠江国風土記伝」の山城の絵図なども、拡大コピーで見やすくしたのを見ることができました。

 資料館の館員の方が、親切に説明してくれて、わかりやすかったです。

 帰って来て、N子さんとの対話。
 
 「今日は、ぼくの歴史学の師匠の内山真龍さんの展示を天竜に見に行ってきたよ」
 「あら、そうなの?智彦くんのお師匠?今まで聞いたことない名前ね。おいくつの方?」
 「えっと、生きてれば、271才です」
 「?!?」
 「江戸時代の人なので、会ったことはないけど、内山さんの「遠江国風土記伝」みたいな本を、ぼくも書きたいなと思っているから、そういう意味で、尊敬する師匠です」
 「そういう本を書いたら、智彦くんの部屋の資料も片付くかな?」
 「うん、そうだね。でも、もうちょっと資料は集めないとね」

 
 

 
 

雨宮日記 12月16日(木) 今日は、すごく寒いです

2010年12月17日 05時57分16秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 12月16日(木) 今日は、すごく寒いです

 冬の寒波が来ているのか、すごく寒いです。
 夜中に、仕事に行くときに、さすがに寒くて、靴下を2枚はきました。
 
 もっと寒いと、ズボンの上に防寒のズボンをはくのですが、まだそれほどではありません。

 そろそろ、いま、このパソコンを打っている自分の事務室は、暖房がないので、
 下半身にかける毛布が必要になってきます。

 数日前に聞いた話では、「マイコプラズマ肺炎」なる病気が、はやっているとか。

 いまネットで見たら、小児や若年成人が中心と書いてあったので、ぼくには関係ないようですが。

 写真は、おいしかったのでつい食べ過ぎた落花生。
 


 

遠州の遺跡・寺社 44 浜北区貴船の貴布祢(きぶね)神社  

2010年12月17日 05時21分10秒 | 遠州古代史
遠州の遺跡・寺社 44 浜北区貴船の貴布祢(きぶね)神社

 旧浜北市の中心が、遠州鉄道の電車の浜北駅です。まあ、中心と言うには、今はさびしい商店街ですが。

 浜北駅は、むかしは電車が開業した1909年からずっと「貴布禰(きぶね)駅」で、浜北駅に改称されたのは1977年8月1日のことです。
 つまり33年前のことにすぎません。

 なんの歴史的・民俗的な匂いもない「浜北駅」なんかより「貴布祢駅」の方が、ずっといいですよね。
 ぼくはそう思います。

 その浜北駅から西へ歩くと数分、浜北文化センターの大きな建物の、横に貴布祢神社があります。
 というより、貴布祢神社の横に、文化センターを作ったのではないでしょうか。

 神社の方向は、神社に向かうと北向きです。神社からは南向きです。
 
 静岡県神社庁のHPを見ると、ここは正式な字で「貴布禰神社」のようですが。
 同じ静岡県神社庁のHPで、貴船神社というのが、「浜松市天竜区大井西渡2464」にあります。

 字は違いますが、京都市左京区に「貴船神社(きぶねじんじゃ)lというのがあって、ウィキベデイアの「貴船神社」によれば、日本全国に約450社ある貴船神社の総本社だそうです。

 祭神がなんなのか、調査中です。

 問題は、古代浜北の万葉集で歌われた「伎倍(きべ)」との関連ですね。

 「きべ」→「きぶね」という可能性はないのでしょうか?
 考えてみたいと思います。

 天竜川河口の、貴船とも関係アルかどうかですね。

雨宮日記 12月15日(水)夜 浜松市主催のお城講座の第3回(最終回)を聞きました

2010年12月16日 05時25分01秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 12月15日(水)夜 浜松市主催のお城講座の第3回(最終回)を聞きました

 お城講座の最終回は、浜松城・二俣城・鳥羽山城・高根城の、それぞれの分析や発掘の各論でした。
 過去のお城の歴史を、研究して、発掘して、再生して、再現するということです。
 
 3回ともN子さんといっしょに参加しましたが、午後5時まで勤務のN子さんが帰って来て、夕食の支度をして、午後6時過ぎには車で家を出て、可美公園へ向かうというのは、かなり時間的にきつかったです。

 家康の時代の浜松城は、石垣はなくて、土と木の城だったことが、明確にわかりました。
 今の浜松城の石垣は、家康が浜松から関東に出たあと、家康と敵対する豊臣系の堀尾氏が築いた浜松城の石垣なんですね。

 今日の講座を聴いて感じたのは、こういう歴史遺産を研究して、発掘して、再生するのは、生態系や里山を研究して、草刈りをして、池を作って、再生するのと、同等の努力だなあと。

 帰りの車で、そういう話をN子さんとしました。
 そして「遠州のお城、見に行きたいね」と。


雨宮日記 12月15日(水)朝 金星がきれいな早朝です。父の年賀状をプリント

2010年12月15日 06時09分18秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 12月15日(水)朝 金星がきれいな早朝です。父の年賀状をプリント

 「あけの明星」、朝の金星(ビーナス)がきれいに、東の空で輝いています。

 今年もあと半月です。
 父に頼まれた、父の年賀状の印刷、35枚を、やっと終えました。

 自分たちの年賀状(30年以上続いている「初春新報」)は、上島郵便局で、インクジェット用の年賀状150枚を買いましたが、まだ編集はこれからです。

 以前は、もっと多く、2百数十枚を出していましたが、何年かかけて、減らしてきました。

 ここ数年は、パソコンで編集して、プリンターで自動的に打ち出すので楽ですが、それ以前は、1枚、1枚、カラーインクを入れて、手で印刷する「プリントゴッコ」でした。

 ライトでぴかっと光らせて、原板をつくるやつです。
 
 さらに以前は、黒インク一色の、ハガキでした。

 ぼくたちが結婚した30年間の、進歩をたどると、すごいですね。
 今や、カラーの写真を使うのがあたりまえになりましたから。

 

雨宮日記 12月14日(火) 今日も夜はN子さんと・・・

2010年12月15日 05時43分36秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 12月14日(火) 今日も夜はN子さんと・・・

 「今日も夜はN子さんとデート」ならいいんですけど、まじめな「会議」です。
 
 このまえ、「雨宮さん、いつもN子さんといっしょなんですねえ」と言われて「いえ、そんなことないです。24時間のうち、いっしょに出かける数時間だけです」と言いましたが、信じてもらえませんでした。

 ぼくは深夜勤務で、N子さんは昼間勤務なので、ほとんど、すれちがいで、1日24時間、話をしないことも多いのですが。

 たとえば、今週の予定では、月曜日から土曜日まで6日間のうち、5日間は、夜、会議で3日、講演会で1日、呑み会で1日、いっしょにでます。
 木曜日だけは、お互い、別の会議に出る予定です。

 いっしょだろうと、別だろうと、あまり気にしていませんが、ほかの、世間一般の夫婦のみなさんに比較すれば、たしかに、いっしょに過ごす時間は多いかも知れません。

 「ラブラブなんですね!」と聞かれますけど、え?そうなんですか?、ほかの夫婦のみなさんは、ラブラブじゃないんですか?
 どうして、ラブラブじゃないのに、夫婦でいるんですか?と聞きたいです。

 どうしてでしょうね?

 
 

本と映像の森 111 小沢さとるさん原作、アニメ「青の6号 2」(全4巻)

2010年12月15日 05時16分52秒 | 本と映像の森
本と映像の森 111 小沢さとるさん原作、アニメ「青の6号 2」(全4巻)

 アニメ「青の6号」の第2巻は、ムスカを倒したあと、突然、海底人の「幽霊船」に青の6号は砲撃されます。
 
 東京基地は潰滅、
 青の6号は、秘密の「本局(ブルードーム)」へ向かいますが、幽霊船に追尾されています。

 はやみ「失うことが怖いなら、金庫にでもしまっておけ」

 海底人の若い司令官「今は祈る時じゃない!」

 青の本局の管制コンピューターは「のぼ0001」

 青機関は地軸を動かす「ポールシフト」を起こすゾーンダイクの南極基地、ストリームベースを破壊する作戦をたてる。
 司令官のことば「生か死か、この作戦に失敗すれば未来はない」

 こういう言い方って、なんか、黒か白かで、あんまり賢くないですよね。
 そこへ、ゾーンダイクの通信が入ります。
 なにが正しいのか?
 
 復讐とか憎悪とか、そういう気がない、昔「青機関」にいた、はやみの存在が、大きな意味をもってきます。

 第2巻は、この青本局への、海底人の襲撃がテーマです。

 はやみ「おまえら、最後は核兵器だろ」
 少女「ゾーンダイクは人類の敵よ!」
 はやみ「しょせん、おなじあなのむじなか」
 少女「あなたは手を汚したくないだけでしょ!」
 はやみ「おれの手は十分、汚れてるさ」

 本局が攻撃されて、はやみは小型艇で迎撃します。

 はやみ「世界平和とか、人類とか、もううんざりだ、おれの目当ては幽霊船だ」
 少女「あんた、かってになに、やってんのよ!」

 ぼくは、はやみさんと同じ立場です。
 絶対法則をふりかざす人類主義者は、うんざりです。
 もっと小さな花や、一人一人の心を守りたいです。

 ゾーンダイクの言葉「自然の流れに背をむけたとき、科学は、われわれ人類のこの手からこぼれおちてしまう」

 小型艇を破壊されたはやみは、カプセルで生き残り・・・・

本と映像の森 110 小澤さとる原作、アニメ『青の6号 1』(全4巻)

2010年12月14日 06時16分35秒 | 本と映像の森
本と映像の森 110 小澤さとる原作、アニメ『青の6号 1』(全4巻)

 小澤さとるさんは、マンガ「サブマリン707」が代表作でしょうか。
 このアニメ「青の6号」の原作マンガも傑作だと思います。
 (原作マンガより、このアニメの方がいいかも知れません)。
 
 何が原因なのか、わかりませんが、海面が上昇して、東京などの大都市が海になっています。
 (つまり、安部公房さんの「第4間氷期」のシチュエーションです)。

 このアニメも、国際機関「青」の日本潜水艦「青の6号」から離脱した「はやみ」に復帰を促す、
 青に属する少女から始まります。

 海面上昇の世界で「青機関」を裏切り、海で生きられる「海底人」の世界をつくる
 ゾーンダイク博士と、地上人たちとの、戦闘と葛藤が展開されます。

 最初から、海底人たちは「青の6号!」と言ってますから、どういう怨念なのか、わかりませんが。

 第1巻は、青の6号と、ムスカ(クジラ改造生物?)と対決です。
 原作マンガでは、たしかムスカは海底人の潜水艦だったと思いますが。

 
 はやみが青の6号に乗り込んで、少女に聴きます、
 「なんで、そんなにがんばる」
 少女は「わたしの町はいま海の底よ」と答えます。

 戦闘のあと、はやみは、破壊した海底人の「くも」からでてきた海底人の少女を
 なぜか、「殺すな!」と叫び、海へ帰して、救います。
 
 海水に浸した海底人の少女と、はやみが見つめ合うシーン。
 やばいですね、はやみ!惚れるなよ!

 このシーンが、このアニメの中核部分ですね

 はやみ「あれは何だ」
 少女「化け物よ、ゾーンダイクの生み出した」
 はやみ「なにが、なにが、始まろうとしている」
 少女「私たちを根絶やしにするつもりよ」

 第1巻のエンデイングは、海底人の少女が、深く、深く潜っていく
 シーンと海底人の少女の切ない歌、いいですね!