雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 12月2日(木) 娘のつくった「折り紙」

2010年12月04日 19時41分07秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 12月2日(木) 娘のつくった「折り紙」

 台所のテーブルの上に、娘がつくった「折り紙」が載っていたので写しました。
 こういうのは、日本文化ですね。

 折り紙でいちばん有名なのは「折り鶴」でしょう。
 もっと多様な折り紙があるんですね。
 
 

雨宮日記 12月1日(水)夜 浜松市の講座「戦国の城のはなし 第1回」を聴きました

2010年12月04日 19時16分17秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 12月1日(水)夜 浜松市の講座「戦国の城のはなし 第1回」を聴きました

 「広報浜松」に浜松市文化財課主催「戦国の城のはなし」を水曜夜に、3回連続で、可美公園総合センターでやります、しかも無料、とあったので、最近は歴史づいているN子さんと2人で往復ハガキで申し込みました。

 人数が多いと抽選なので、当たるかどうか心配でしたが、無事、2人とも返信ハガキがきました。
 午後7時からなので、午後5時あるいはそれ過ぎまで勤務のN子さんと2人でいくのは、華族の夕食の準備を(N子さんがです、ぼくではないです)したりして、大変なんですよね。

 車で行くあいだ「この道、私がバイクで行く道と違うね。遠回りじゃない?」と。
 目的地にたどりつくプロセスはそれぞれ自由なんだから、と思いますが。

 会場に行くと、定刻には、会場一杯で55人が参加して盛況でした。
 以下は講師の辰巳均さんの話の大要です。

 浜松市は来年11月に「全国山城サミット」をやります。
 主な城跡を、国の史跡指定も受けていきたい。
 合併前は「城」というと「浜松城」のことだったが、合併後、この新浜松市の文化財の魅力を考えたら
 まず郷土芸能、そしてもっとないかと捜したら「城」があった。
 舞阪町(雄踏町も?)以外には、城がある。

 この地域は戦国争乱の城だけではなく、それ以前の応仁の乱や、さらに前の南北朝争乱のときの南朝方の城があるのが特徴。
 そのことが全国的には知られていない。

 辰巳さんは、① 城についての基礎知識 ② 南北朝争乱の城 ③ 遠江の覇権をめぐる斯波氏と今川氏の争いと浜松の城、というテーマで、詳しく話しました。

 N子さんが、帰りの車で「辰巳さんって、頭の中に、データがぜんぶ入っているのね」
 ぼく「そりゃあ、専門家だもの」

 N子さん「話してくれたお城を見に行きたいな」
 ぼく「予定を開けて、時間をつくらないとね」

 なお資料(全12ページ)の7pのいちばん下の2行「天野庶子系は興良親王(おきながしんのう)をいだき南朝方と戦うが正平8年(1353)親王が捕らえられ、南朝方の組織的戦闘終了する」とありますが、終わってから辰巳さんに確認しました。

 「天野庶子系は興良親王(おきながしんのう)をいだき北朝方と戦うが正平8年(1353)親王が捕らえられ、南朝方の組織的戦闘終了する」の誤りです。

本と映像の森 106 中西進さん編・訳註『万葉集 全4巻 ー全訳註・原文付ー』講談社文庫

2010年12月03日 05時37分42秒 | 本と映像の森
本と映像の森 106 中西進さん編・訳註『万葉集 全4巻 ー全訳註・原文付ー』講談社文庫

 日本人の、つまり、これを読んでいるあなたの、基本図書のひとつである(と雨宮が勝手に決めました)「万葉集」を、「読み下し文」と「現代語訳」と「原文」と「注釈」のあって、いちばん読みやすい本です。

 古代史の基本図書を越えて、現代日本人の基本図書をどう読むか、ですね。
 
 「万葉集」の解釈については、いろいろ諸説があり、これから、ここでも振れていきたいと思いますが、まず「万葉集」を読むことが大事だと思います。

 どんなことでも、歌・アート・感性で対応した古代日本人の感覚でいえば、たとえば、現代の「尖閣列島問題」や「北朝鮮の砲撃問題」に、誰か、峻烈な短歌で応答してくれないかなと、思います。

  ぼく、雨宮のように、長々と評論をするのも、一つの対応ですが、感覚的に「短歌」や「俳句」で対応することも、ありえますよね。

 「万葉集」の個々の歌については、いずれ紹介と論評をしたいと思いますが、まず「遠州」の「東歌」から始めていきたいと準備をしています。



 

本と映像の森 105 萩原遼さん著『朝鮮戦争 ー金日成とマッカーサーの陰謀ー』文春文庫 

2010年12月01日 05時31分03秒 | 本と映像の森
本と映像の森 105 萩原遼さん著『朝鮮戦争 ー金日成とマッカーサーの陰謀ー』文春文庫、1997年6月10日第1刷~2007年2月20日第10刷、375ページ、定価543円+消費税、原書1993年12月に文藝春秋社より刊行

 「雨宮日記 11月24日(水) 北朝鮮軍の暴挙、朝鮮戦争以来の韓国への砲撃」への補足です。

 現代の、北朝鮮・中国・ロシア(昔のソ連)がわかるためには、その成立から変化して現在に至る歴史をわかることが必要だと思います。

 萩原遼さんは、1969年から1988年まで、日本共産党の機関紙「赤旗」記者で、1972年から1973年に北朝鮮・平壌に「赤旗記者」として駐在していました。

 そういう経験を踏まえて、この本は、事実と取材に基づいて、北朝鮮・金日成政権の1945年の成立から1950年におきた朝鮮戦争までを解明しています。
 
 目次を以下に掲げておきます。

 序 ある老詩人との対話
 第1章 世紀のすりかえ劇
 第2章 ソ連軍政下の北朝鮮
 第3章 武力南進の序曲
 第4章 監獄国家のはじまり
 第5章 戦争準備
 第6章 南進直前の人民軍
 第7章 第6師団の南進
 第8章 第3師団の南進
 第9章 第2師団の南進
 第10章 人民軍全師団が展開
 第11章 金日成の謀略
 第12章 アメリカの大謀略
 第13章 誤算の連続
 第14章 予期せぬ泥沼化
 第15章 平壌陥落

 萩原さんは、アメリカ国立公文書館に眠っていた、朝鮮戦争でアメリカ軍が押収した160万ページの文書を3年がかりで読破して、分析しました。

 事実史料にもとづいて、萩原さんは、1945年の大日本帝国の敗戦の後、大日本帝国の植民地だった「朝鮮」北半分がソ連軍に占領されたことから、北朝鮮に、スターリン型の「監獄国家」がつくられたことを指摘しています。

 自由のない監獄国家・収容所国家のなかで、金日成・スターリン・毛沢東の3者の合作で進行したことが1950年の朝鮮戦争に至ります。

 朝鮮戦争は、金日成・スターリン・毛沢東の陰謀によるのと同時に、「むこうから打たせる」ことを画策したアメリカの陰謀であることを指摘してます。

 ぼくは、そのとおりであると思いますが、どうでしょうか。
 
 同時に、むかし指摘されていた、1960年代後半までは北朝鮮は正常で、金日成による反対派の粛正以後に、おかしくなったという考えを捨てるべきだと思います。
 

雨宮日記 11月28日(日) 「地デジ」対応、いよいよテレビを買い換えます 

2010年12月01日 05時19分44秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 11月28日(日) 「地デジ」対応、いよいよテレビを買い換えます 

 おじいちゃん(ぼくの父)が、「そろそろテレビを変えようか」というので、わがやのテレビを地デジ対応の薄型に買い換えることにしました。

 12月1日からエコポイントが半分になるので、買い換え族が、量販店に列を作ったりする映像がニュースで放映されていましたが、うちはそういうこととは関係有りません。
 
 なじみの電気屋さんに、カタログを頼んで、そこでお願いするのですが「12月になってからでいいですから」と言ってあります。

 N子さんもテレビはあんまり見ないし、ぼくはテレビを見るのはパソコンで作業をしながら、パソコン上で小さな画面を見るのがほとんどなので、娘たちの意見を聞きました。

 長女のTさん「そんな大きくなくてもいいんじゃない?」
 次女のIさん「ビデオデッキからビデオが再生できるテレビなら、なんでもいいよ」

 ということで、割合、小さめの、安い(エコです!)テレビに決定しました。
 

遠州古代史の本11 浜北市史編さん委員会編集『浜北市史 通史 上巻』浜北市、平成元年

2010年12月01日 04時57分00秒 | 遠州古代史
遠州古代史の本11 浜北市史編さん委員会編集『浜北市史 通史 上巻』浜北市、平成元年3月31日、1406ページ、A5版、定価5150円

 現在の浜松市は、12市町村合併で広域化した浜松市であり、現在発行されている『浜松市史』の通史編は、旧浜松市を対象にしていますから、11市町村の歴史については、それぞれの市町村で発行されている市町村史を参照する必要があります。

 まず浜北市ですが、浜北市制施行25周年を記念して発行された『浜北市史 通史編 上巻』です。
 まだ在庫がありますので、興味のある方は、なゆた浜北で売っています。
 
 上巻は、近世(江戸時代)までを扱っていますが、古代に関連する目次を掲げておきます。

 総説 浜北の自然と土地利用
 第1章 浜北人と芝本・東原遺跡
 第2章 赤門上古墳と古墳文化
 第3章 天保堤と岩水寺
 第4章 美園御厨と大平城

 以上で639ページになります。

 「遠州古代史」のなかで、必要なところは紹介していきたいと思いますが、浜北の歴史を知るためには『浜北市史 通史編 下』ともに、基本文献であると思います。
 
 浜北のまちづくりを考えるためにも、浜北市民にとって必読文献ではないでしょうか。
 まだ在庫のあるうちに買うべきだと思います。

 これを使って、何人かで定期的に学習会をみっちりやるといいなと思いますが、どうでしょうか。
 賛成してくれる人、いませんか?