雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 4月10日(日) 統一地方選前半の投票日「答えより問いを」

2011年04月11日 07時00分58秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 4月10日(日) 統一地方選前半の投票日「答えより問いを」

 4年ごとにおこなわれる統一地方選の前半の投票日でした。
 知事選と、県議選と、政令都市の市議選です。
 
 大阪で、あの知事さんの提唱する地方政党が、第1党になりました。

 ぼくの感想でいうと、自民党でもだめ、民主党でもだめ、じゃあ地域政党で、というのは、あまりにも、短絡的な、思考放棄の結論ではないでしょうか。

 マスコミの一部は、地域政党を美化していますが。
 実態は、保守や自民や民主の人たちが、衣替えをしただけだと思います。

 「どんな政党が日本を、国民を救うのか」という「答え」を求めるのはやめて、政党やいろんな組織と対等平等に「どんな政策や方針が日本を、国民を救うのか」という「問い」を一人ひとりが発することが必要な時代ではないでしょうか。

 回答も問いも、1つではないと思います。
 
 「どの政党を信じますか」という、単純馬鹿な時代は終わったのではないでしょうか。

 「信じる」だけなら、宗教になってしまいます。

 どの政党と、どの組織と、こういう点で一致する、ああいう点であの政党と一致する、という細かな作業をしていく時代だと思います。

 ぼくは、どんな政党であれ、労組であれ、NPOであれ、自治体であれ、国でアレ、一致点で共同できるところとは共同していきます。

 共同する意志があれば、ですが。

 
 

雨宮日記 4月7日(木) 震災を「乗り越える」に何か違和感が

2011年04月09日 05時57分55秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 4月7日(木) 震災を「乗り越える」に何か違和感が

 「震災を乗り越える」でグーグルで検索したら、147万件、ヒットしました。

 ぼくは、この「震災を乗り越える」という言葉に、何か、すこし違和感を感じます。

 ネットのシソーラス(類語辞典)で見たら、「乗越える ・ 乗りこえる ・ 踏み越える ・ 打ち克つ ・ 超克 ・ 克服 ・ 乗りきる ・ 打ち勝つ ・ 乗り越える ・ 乗っ切る」と出てきました。

 
 4月6日の「雨宮日記」で破局災害について考えましたが、その中で広島・長崎の原爆について触れました。

 ぼくの語感では「広島・長崎の原爆災害を乗り越える」とは言いませんし、言えません。
 「原爆災害と向き合う」とか「原爆被害を継承する」のは、ぼくたちもよく使いますが。

 やはり「東日本大震災を乗り越える」のはやめたほうがいいと思います。

 もっと、震災の死者と向き合い、その死についてずっと考えていきたいと思います。
 
 「乗り越えて」,過去のものにしないほうがいいのではないでしょうか。

 戦争中のミッドウエー海戦の死者を、沢地久枝さんが、ぜんぶ調べて、一人ひとりの名前のある死者がどこで、どう死んだか、どういう生涯をたどったか、『蒼海よ眠れ』に書きました。
 
 そういう地道な作業を抜きにして「乗り越える」というのは空論だと思います。

 3万人以上の死者と、対話できるなら、したいです。
 
 そういう作業を、市町村別に分担して、ジャーナリストやボランテイアで一人ひとりの生と死を取材して発行したり、ネットでまとめていく作業をするべきなのではないでしょうか。

 死者…人、行方不明者…人という、数字だけでは、死者は浮かばれません。
 
 もちろん、いま活きている生存者への支援・救急(レスキュー)は、最重要時ですよ。それは否定することはないですが、同時並行で、死者のレスキュー・支援がないと、活きている生存者も、精神の安定が得られないと思います。
 

震災・くらし情報 地震のエネルギー(M=マグニチュード)の比較

2011年04月08日 05時50分53秒 | 地震・原発・津波・防災情報
震災・くらし情報 地震のエネルギー(M=マグニチュード)の比較

 昨夜11時32分に、宮城県沖で、M7.4の大地震が起きました。
 3月11日の巨大地震は,M9.0でした。

 このマグニチュード=地震のエネルギーについて、わかりやすく図解した本がありましたので、紹介します。

 『小学館の図鑑ネオ くらべる図鑑』です。
 定価1995円です。
 「2010年オリコンランキング、児童書部門 第1位」です。

 最近は、児童書といえども、あなどれませんね。
 すごく高レベルです。

 その82ページが、地震のページです。

 M7.0以上を「大地震」というのだそうです。

 Mが1大きくなると、エネルギーは32倍、2大きくなると1千倍大きくなります。

 1995年の阪神淡路大震災は、直下型で、M7.3(M7の3倍)です。
 1923年の関東大震災は、M7.9(M7の222倍)です。
 今回の東日本大震災は、M9.0(M7の1千倍)です。
 1960年のチリ地震はM9.5(M7の5600倍)です。

 広島原爆のエネルギーはM6.0でした。 
 ですから、今回の東日本大震災は、広島原爆に対して
  32倍×1000倍=3万2千倍
 となります。

 原爆のエネルギーは、熱線・爆風・放射能の3つの形で放出されるのですが、今回の津波で壊滅した街の映像を見て、広島・長崎の原爆で壊滅した街の映像との、感覚的な共通性を感じました。

 人類には制御不可能な、巨大なエネルギーで街をたたきつぶすと、こうなるのでしょうか。
 
 悲しくて、悲しくて、心がつぶれてしまいそうです。
 

 
 

 

本と映像の森 145 AERA緊急増刊「東日本大震災 100人の証言」

2011年04月08日 05時29分53秒 | 本と映像の森
本と映像の森 145 AERA緊急増刊「東日本大震災 100人の証言」

 AERA臨時増刊№15、4月発行、定価500円、98ページです。

 支援もすごく大事ですが、被災者の声・当事者の声に耳を傾けることも、すごく大事なことではないでしょうか。

 「100人の証言」を読みましょう。

 支援は、暖かな、きめ細かな支援が求められています。
 一人ひとりの事情に剃った、個別対策ですね。
 それができるような、暖かな、きめ細かな支援体制を作れるのでしょうか。

 さらに「私たちは どう生きていけば いいのか」=27人の提言、も読み応えがあります。

 いくつか,タイトルを紹介しておきます。

 「「答え」はいつも目の前にある。見えていないのは「問い」の方だ」
 「物語の教訓はシンプル。「金より命」「マニュアルより直感」」
 「事実を正しく認識すれば、人類は正しい方向に進む」
 「お上命令型社会から、自立型社会へ変える契機に」
 「近代主義の枠組みでは,国難に立ち向かえない」
 「メデイアは変われるのか、理想はネットとの相互補完」
 
 3番目に、「首都直下地震 誘発の可能性」の記事が、的確だと思います。

 今の時間は4月9日(金)の午前5時過ぎで、昨夜11時半に、宮城県沖でM7.4の「余震」がおきた後ですが、この予測される「東京湾北部地震」は、ほぼ同じM7.3です。

 いま必要なことは、周りのみんなと、意見を押しつけるのではなく、フラットな立場で、いろんな論議をして、一致点で行動を始めることだと思います。

 ぼくの属するゴミ環境ネットでは、3月に浜松市に要請をしました。
 次の段階は、やはり、市民への呼びかけでしょうか。
 考えます。
 
 


雨宮日記 4月6日(水) 昨日は「清明」、破局災害について考えました

2011年04月07日 05時35分55秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 4月6日(水) 昨日は「清明」、破局災害について考えました

 昨日は、24節気のうち、「春分」の次の「清明(せいめい)」でした。「清明」とは、太陽黄経が15度の時を言い、今年は4月5日の午前3時12分でした。

 「清明」の日ですが、清くも明るくもない、原発災害情勢でした。

 このような、① 日本列島、あるいは一つの国の広範囲に及び、② 社会全体に破局的な深刻な影響を与え、③ 後々までも大きな影響を与える、そういう自然・社会現象を、ぼくは「破局災害」と呼びたいと思います。

 1 日本史で言うと、たとえば縄文時代の、南九州のカルデラの破局的噴火で、西日本の縄文文化が破滅した事象。
 
 2 社会的現象で言うと、大日本帝国の「15年戦争」の結果としておきた日本の「都市空襲」、もちろん浜松大空襲はその一部分です。

 3 時空(時間と空間)的にはその一部分になりますが、破局災害という角度からは,一応「戦争被害」から独立して、広島市と長崎市の「原爆被害」を考えたいと思います。

 というのは、原子爆弾(核兵器)の放射能被害は,その後も、2011年の現在に至るまで続き、深刻な後遺症を被災市民に与えたからです。

 4 放射能の被害という点では、1954年のアメリカによるビキニ環礁での水爆実験と、日本の漁船多数の放射能被曝という「ビキニ水爆実験」も「破局災害」と言えるのでしょうか?ここは、まだ保留です。
 
 5 日本列島の破局災害のなかに,江戸時代の「飢饉」をふくめても良いのかどうか、これも研究します。問題は、被害(死者)の規模でしょうか。

 あ、ちょっと違うかな。
 死者の規模と言うより、社会や生産の構造に、決定的な変革を与えるような事件という規定でもいいのかも。

 今回の事態は、日本の社会に、大きな変革を及ぼす、そういう意味で「破局災害」だと思います。
 被害の規模の問題ではないのかもしれません。

 毎年、日常的に、1年間で3万人以上が死んで(死に追い込まれて)いく「自殺者」は、日本の社会に根本的な変革を及ぼしませんでした。
 残念ながら。
 
 ほんとうは、1年間で3万人以上の自殺者は「破局的な事態」ですが、皆さんが「破局災害」と認識してくれなければ、「破局災害」には、なりませんね。

 「東日本大震災」が、日本人全体に、どういう影響を及ぼすのか、ぼくはどうしたいのか、これから、仲間とともに考えて、発信をしていきたいと思います。

 みなさんも、いっしょに考えましょう!
 「誰かが、どこかで、何とかしてくれる」という考えは,捨てましょう。
 

 

震災・くらし情報 4月5日(火) 空も土も海も汚され…深刻な海洋汚染

2011年04月06日 05時52分45秒 | 地震・原発・津波・防災情報
震災・くらし情報 4月5日(火) 空も土も海も汚され…深刻な海洋汚染

 福島原発は、どんどん深刻になっていく感じです。
 やはりもう「破局事態」でしょうか。

 2号機の海への流出口で、2日午後4時半に採取した水から、1立法センチあたり540万ベクレルのヨウ素131が検出されました。
 これは、国が定める海水の濃度限度の1億3千万倍です。

 さらに、セシウム134が濃度限度の3千万倍、セシウム137は2千万倍、検出されました。

 福島県との県境の茨城県北茨城市の近海で,4日にとれたコウナゴ(イカナゴの稚魚)から、暫定規制値(1キログラムあたり500ベクレル)を上回る、526ベクレルの放射性セシウムが検出されました。

 1954年のアメリカによるビキニ環礁での水爆実験で、太平洋が汚染されたことを思い出しました。

 静岡県焼津港も含めて、全国で、マグロやカツオが放射能で汚染されて、廃棄されました。

 浜松の魚市場の汚染魚は、中田島海岸に埋めて廃棄したと、そのころに魚市場に勤めていた女性からお聞きしました。

 あのときの、数量的な汚染状況を調べてみたいと思います。

 今回と比べて、どうなのでしょうか。
 

雨宮日記 4月5日(火)の2 雨宮ブログの12万ヒット、お礼申し上げます

2011年04月06日 05時47分26秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 4月5日(火)の2 雨宮ブログの12万ヒット、お礼申し上げます

 雨宮ブログが、12万ヒットを越えました。
 みなさん、いつも、ありがとうございます。
 
 みなさんのくらしや生き方に、すこしは役立っているのでしょうか?
 感想や思いや、あなたの生き方など、どんなことでも
 コメントをぜひお寄せください。

 則子さんのくらしや生き方に役立っていることだけは自信があるのですが。
 (少しは則子さんの安眠を妨げているかも知れませんが…
  数日前「いびき、うるさい」と言われました。ごめんなさい。
  慌てて、則子さんのお布団から,自分の部屋へ移動しました。)


防災メモ 単3乾電池を単2乾電池として使う方法

2011年04月06日 05時41分35秒 | 地震・原発・津波・防災情報
防災メモ 単3乾電池を単2乾電池として使う方法

 雑誌に書いてあったので、やってみました。
 
 単2乾電池は、単3乾電池と長さが同じです。

 ですから、単2乾電池を使う懐中電灯でも、単3乾電池があれば、点灯させることができます。
 方法は簡単です。

 単3乾電池の周囲に紙を巻いて、単2乾電池と同じ直径にします。
 
 乾電池2本の場合には、たとえば単3乾電池を、まず2本、セロテープでつないで、それに紙を巻いていきます。

 点けてみました。
 うわ!点いた!

 成功です。

雨宮日記 4月5日(火) 心がばてて、ずっと寝ていました

2011年04月06日 05時24分13秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 4月5日(火) 心がばてて、ずっと寝ていました

 則子さんが忙しいので、かなりぼくも気を張った緊張した時期を過ごしています。
 今日は、このところ、いろいろあって心が疲れたのか、外出もしないで、寝ていました。
 則子さんが夕方帰って来て食事の支度をしてからか、ぼくの部屋のドアを開けて、「生きている」ことを確認したのか、すぐに閉めて、バイクで出かけたようでした。

 ここまで書いて、アッと思い出しました。
 毎年、ぼくは、春の時期に「4月病」で、鬱っぽくなるので、気をつけないと、無理を重ねて落ち込むことがあるんですね。
 なぜか、今の瞬間まで、そのことを忘れていました。
 そうだ、気をつけないと。 

 夜、目が覚めて、こういう時は、イヤなことは考えずに、いいものを見たいので、これまで撮影した、里山の小さな生きものたちの写真の整理をしました。

 いずれ「里山の小さな生命たち」写真展をやりたいので、その準備開始です。

 選んで、A4版の写真を何枚か、印刷しました。

 モウセンゴケ、キランソウ、ハルリンドウ、ツバメシジミ…。

 夜遅く、則子さんが帰って来ました。
 かなりご立腹で(ぼくについてではないですよ)、こういうときは則子さんにくっついて、いろいろ話しをします。

 一部にある、官僚主義のお役所仕事と,無責任な自由分散主義の両方による、お互いの相互容認について考えました。

 則子さんが「智彦くん、お風呂に入ったの、何日ぶりね。洗濯物があったから。」
 ぼく「うん、今日は休んだし、ちょっとスッキリした」

 
 
 
 
 

 

雨宮日記 4月4日(月) 永遠(とわ)なんて無い…つかのまの時間…

2011年04月05日 06時40分43秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 4月4日(月) 永遠(とわ)なんて無い…つかのまの時間…

 永遠(とわ)の幸せがあれば、いいのですが、無理ですね。

 明日、福島原発の放射能が破局して、浜松にも「避難指示」が出るかもしれません。
 
 でも、明日、破局がこようとも、今日は、則子さんや、信頼できる仲間といっしょに、今日を生きていきたいと思います。

 この宇宙の年齢は137億年。

 「永遠(とわ)」とは、どれくらいでしょうか。

 アイザック・アシモフさんのSF小説の起点になる作品が「永遠の終わり」です。

 そのなかのワンシーン。
 「そして永遠が終わり、無限が始まる」。

 もうひとつ「永遠」という名前で、
 マンガ「鉄腕バーディ」の教祖さま・「永遠(とわ)さま」ですね。
 たぶん10代、少年とも少女ともつかない、中性的なのが魅力です。

 破局が来るまでは、一刻な幸せを感じて生きたいです。

本と映像の森 144 講談社『週刊現代 4月16日号』福島第1原発特集

2011年04月05日 05時46分47秒 | 本と映像の森
本と映像の森 144 講談社『週刊現代 4月16日号』福島第1原発特集

 「本と映像の森」では初めての「週刊誌」紹介です。
 定価400円です。

 「週刊誌なんか、記事の信頼性がない」と思っているあなた。
 
 いきつけのコンビニで立ち読みして、非常にリアリティがあったので、買いました。

 現地の情報が不足しています。
 必要があれば、細部も紹介していきたいと思います。

 原発・放射能・東日本大震災・福島原発事故についても、いい「本や映像」があれば、ここで、紹介していきます。

 みなさんも、ぜひいい資料があったら、コメント・メッセージをお寄せください。ここで紹介します。


 
 

本と映像の森 143 宮崎駿さん著『トトロの住む家』朝日新聞社

2011年04月04日 05時08分26秒 | 本と映像の森
本と映像の森 143 宮崎駿さん著『トトロの住む家』朝日新聞社

 現実世界の映像は、津波の押し寄せる自然の猛威や、まるであばら屋のような壊れ方をした福島原発やら、心楽しくない映像ばかりなので、すこしは、楽しい「本と映像」を書いてみました。

 昨日、次女のIさんが「お父さん、読む?」と言ったので、即時に「読む!」と答えました。
 なんせ、宮崎駿さんと「トトロの住む家」ですからね。

 宮崎駿さんが「トトロが喜んで住みそうな「懐かしい家」(7つの家)を訪ねてみた」本です。

 台所でぱらぱらめくってみて、すぐにIさんに「ほら、これだよ!こういう台所。こういう電球が、いいんだよ」と口走ってしまいました。

 さらに「こういう樹木がいっぱいある庭!これ、むかしの雨宮家だよ!」と。つまり、ぼくが7才まで過ごした新町の借家そのものだと、今やっと気づきました。

 宮崎さんは、子ども時代には、こういう家の秘密や迷宮や闇が必要だと書いています。
同感ですね。

 つまり「真っ黒黒介」が住める影ということです。
 影も闇もない、のっぺらぼうな世界は、人間の住む世界ではありません。
 
 この物語の最後のページは「こんなトンボ池がほしい」と書いてある、小さな男の子が座って見ている、水草がいっぱい生えた小さな池です。

 Iさんに「ほら、こういう池、いいねえ」と言ったら
 「今の親は、こういう池があったら、柵をつけるんじゃない?」と。
 さらに「小学校に、アメンボの池があったの。今もあるかしら」と。
 ぼく「今もあるか、2人で見に行こうか?」

 「懐かしさがしみ通る」だけではなくて、大震災の悲惨な事態に、どうやって未来に行き着けるか、あらためて過去に戻ってみる必要があるのではないでしょうか。

 さて、ここまで書いて、ぼくや則子さんもかかわりあっている里山の「里の家」。
 これこそ、トトロが住んでいそうな懐かしい家、そのものではないでしょうか。
 
 そういう家に、毎日のように(行かない日もありますが)、「ただいま」と帰って行ける幸せ…をかみしめながら、この幸せを、もっとたくさんの人に味わってもらいたいと思います。
 

 

雨宮日記 4月3日(日) いまは時間切れ…

2011年04月03日 23時13分48秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 4月3日(日) いまは時間切れ…

 いまは日曜日の午後11時14分。

 依然として福島原発は、危機が続いてます。
 海への汚染水漏れが確実になりました。
 ヒビ割れだそうです。

 10時半頃に則子さんが帰って来て、
 則子さんの要求した原稿1枚を渡して、
 いっしょにコンビニにコピーしにいって
 おじいちゃん(ぼくの父)から頼まれた銀行口座からのおろしを
 同じコンビニのATMでやって、
 帰って来て「ゆがんだ人間関係」についてしゃべっていたら、
 いつのまにか、この時間。

 もう仕事に行きますので、あとは明日早朝に…。
 みなさん「おやすみなさい」
 ぼくは、「則子さん、行ってきます」

震災・くらし情報 震災被災者への生活支援情報 (4月3日(日)掲載)

2011年04月03日 21時47分25秒 | 雨宮日誌
震災・くらし情報 震災被災者への生活支援情報 (4月3日(日)掲載)

 今日までに調べられた限りでの情報です。

 浜松市HPに「被災者・被災地支援および健康被害の相談お問合せ先一覧」というのが掲載されています。

 それ自体として、そういう情報をまとめて掲載したページを探してみました。

 各政党のホームページを見てみました

 民主党…表紙に少し載っています
 自民党…「提言」はありますが、被災者が今なにを要求できるかは無いです
 公明党…「要望と対応」はありますが、生活支援情報は無いです
 共産党…表紙から「東日本大震災 住宅再建、生活再建に向けて 被災者のための支援制度の活用」というのが掲載されています。
 これが見た限りでは、いちばん詳しいようです。

 政府はどうかというと、「内閣府」の「防災情報のページ」に「被災者に対する支援制度について」とあって、
 PDFファイルで見られます。

 「被災者に対する各種支援制度(PDF:733KB)」 32ページ 
 「住宅の被害認定調査(PDF:209KB)」
 「被災者生活再建支援制度の概要(PDF:100KB)」 1ページ

 また何かいいサイトがあったら、掲載します。
 みなさん、情報もお寄せください。

雨宮日記 4月2日(土) 妻と娘と同じ名前の男性の話を聞いて…

2011年04月03日 20時41分18秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 4月2日(土) 妻と娘と同じ名前の男性の話を聞いて…

 4月になりました。
 春です。
 昨日、4月1日(金)は、全国的に入学式でした。
 悲しい入学式・入社式のところもありました。
 
 「春が来たが沈黙の春だった」というレイチェル・カーソンさんの『沈黙の春』を思い出しました。

 夕方、最近は、通常番組に戻ったので,あまり見ないテレビを付けて報道番組を見ていたら,被災地の消防士の男性で、なんと亡くなった奥さんの名前が「のりこ」、亡くなった娘さんの名前がTさんと、ぼくの妻と娘と同じ名前でした。
 
 最初は「あれ、同じだ」という感じだけしたが、奥さんも娘さんも亡くなった話しをずっと聞いているうち、ある瞬間に、感情が激してきて、その男性の立場と完全に感情が一致した感じになって,涙があふれてきました。

 言葉の力なのか、何なのでしょうか。

 被災地支援と同時に、こんどの事態を、全体的にどう見るか、どう自分たちの社会全体を変えていくか考えるのでなければ、使者は浮かばれないと感じます。

 いろいろ考えて、みんなとも論議していきたいと思います。