著者名だけで黙って購入する作者の一人内田康夫の新刊「壺霊」が発売されました。25日には購入しておりましたが、忘年会や何やらで報告が遅くなりました。
本書は、大変読みやすく面白いミステリーでした。
帯の惹句『浅見さん、京の女は恐ろしいおすえ。』(上巻)『浅見さん、京の男はたいへんですやろ。』(下巻)は言い得て妙であります。とくに上巻の惹句は、声に出して言ってみました。
京都新聞に連載されていたそうで、京都の観光案内のようにあちこち浅見が走り回ります。また京都の人たちの中に、とっても悪い人はでてきません。勿論殺人事件が起きますが、極悪人までは行きません。
京都を仕切る暴力団の幹部も重要な役回りですが、それでもちょっと道化的な人間に書かれています。
京都をまんざら知らないわけでもなく、小説の世界に入り込みましたが、知らない町がたくさん出てきまして大きな地図で確認しながら、再読してみるつもりです。
何時もの内田さんの小説にあるような、社会の裏側の仕組みの告発のようなものも今回はなく、二時間ドラマのようなわかりやすい話しになっています。
でもそれはそれで面白かったです。四国の和菓子屋の娘がヒロインのミステリーに、そのヒロインが似ているような気がします。あの時も巨匠の掛け軸が出てきたような記憶があります。今回も高麗青磁と一緒に、彼女の美しい母親が行方不明になります。
正月休みに、くだらないバラエティーをしばし消して、コタツで読むのには丁度よいでしょう。
発行キャンペーンで、内田康夫のDSゲームのプレゼントに応募したのは、言うまでもありません。
本書は、大変読みやすく面白いミステリーでした。
帯の惹句『浅見さん、京の女は恐ろしいおすえ。』(上巻)『浅見さん、京の男はたいへんですやろ。』(下巻)は言い得て妙であります。とくに上巻の惹句は、声に出して言ってみました。
京都新聞に連載されていたそうで、京都の観光案内のようにあちこち浅見が走り回ります。また京都の人たちの中に、とっても悪い人はでてきません。勿論殺人事件が起きますが、極悪人までは行きません。
京都を仕切る暴力団の幹部も重要な役回りですが、それでもちょっと道化的な人間に書かれています。
京都をまんざら知らないわけでもなく、小説の世界に入り込みましたが、知らない町がたくさん出てきまして大きな地図で確認しながら、再読してみるつもりです。
何時もの内田さんの小説にあるような、社会の裏側の仕組みの告発のようなものも今回はなく、二時間ドラマのようなわかりやすい話しになっています。
でもそれはそれで面白かったです。四国の和菓子屋の娘がヒロインのミステリーに、そのヒロインが似ているような気がします。あの時も巨匠の掛け軸が出てきたような記憶があります。今回も高麗青磁と一緒に、彼女の美しい母親が行方不明になります。
正月休みに、くだらないバラエティーをしばし消して、コタツで読むのには丁度よいでしょう。
発行キャンペーンで、内田康夫のDSゲームのプレゼントに応募したのは、言うまでもありません。