新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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甲州・八ヶ岳方面旅旅(その1)釈迦堂遺跡博物館

2010-09-01 18:02:22 | ドライブ
先日の甲州・八ヶ岳方面旅の報告をいたします。

日曜日の午後に出かけることにしました。今日中に冨里まで着けば良いかと、中央道ではなく甲州街道を下ることにしました。山梨の市街地を避けるため、勝沼から高速と考えたのです。後にこの勝沼で大変なことが起きます。

20号はまったく順調で早すぎるかなと思いながら勝沼で高速に乗りました。いつもですと双葉で休憩するのですが日曜の午後は込むので、入ったことのない釈迦堂PAで時間調整をすることにしました。駐車場から見上げるとPAのすぐ脇の丘に「釈迦堂遺跡博物館」と書かれた建物がありました。敷地内から登っていけるようです。入館料も200円と時間つぶしにはもってこいと出かけてみました。

中央道から勝沼の市街地を見下ろし更に遠くに埼玉県や長野県境の山々を、そして八ヶ岳連山を見る丘の斜面に小さな博物館がありました。

「釈迦堂遺跡博物館」
昭和55年2月から、中央道建設工事に先立って述べ2万人以上の人々が参加して遺跡調査が行われました。
調査の結果、旧石器時代、縄文時代、古墳時代、奈良時代、平安時代の住居や墓、及び多量の土器・石器が発見されました。
この釈迦堂では1116個の土偶が発見されました。数が多いこと、色々の形態があることその製造法がわかるなど、そしてその出土状況がハッキリしていることなど大変貴重だそうです。
土器も大型の物から、また埋葬に使用した甕など大きなものがありました。
(この辺はパンフレットからの受け売りです)

最初に驚いたのは、小型の土偶が色々分類展示されているのですが、どれもこれも解説文の下に「国重要文化財」とか書かれていたのです。お寺の本尊が重文といったのはよくありますが、次から次へと「国重文」です。壮観と言いますか驚きでした。
後で判ったのですが、「縄文土器・土偶を含む釈迦堂遺跡出土品5,599点が国重要文化財に指定されているそうです」

釈迦堂ムラには、約2500年間に255件の縄文住居があったそうです。九州や青森にも当時の大型集落があってかなり有名ですが、こんな近くにもこのような遺跡があったとは知りませんでした。

時間つぶしが思わぬ収穫でした。
ただ、入場料200円のわりに入場者が少なく、このときも私を含めて3人でした。先客の夫婦は帰ってしまい、その後は私一人でした。経営主体は何処なのかわかりませんが、運営が心配です。

今回この記事で紹介しようとしましたが、博物館のサイトも不親切で発掘当時の情報が見付かりません。入館時のリーフレットを参考に書いている始末です。
博物館ですから車にカメラを置いていきましたので建物の写真もありません。でリーフレットを撮影して載せます。

一見の価値はあります。


コメント
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