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まるみのあっちこっち巡り

ー33,000枚を超える写真とともに綴るお出かけブログー

奇想のモード 東京都庭園美術館

2022-06-01 00:45:10 | ミュージアム



墓参りを済ませて向かったのが、東京都庭園美術館。
「奇想のモード」という言葉にも惹かれ、
見なければならないと思いました。







当ブログにも度々登場した東京都庭園美術館。
美術品や建物を鑑賞し、日本庭園・西洋庭園を散策、
ミュージアムカフェで優雅に過ごすなど
いろいろな楽しみ方ができます。







旧皇族、朝香宮夫妻の邸宅として建設、
フランスに長期滞在し、フランスの文化を吸収し、
朝香宮夫妻の好みが繁栄されたアール・デコの建物。
その館内に「奇想のモード」が幅広く展示されました。

20世紀最大の芸術運動であったシュルレアリスム。
革新的な意匠を生み出し、時代を先駆けようとする
クリエーターたちの斬新なアイデアは、
今日にまで影響を与え続けているようです。








新館の展示は撮影もOKでしたが・・・。

新館には、ミュージアムショップや
カフェがあり、賑わっていました。







美術館建物内への入場には展覧会の
チケットが必要、庭園の入場も可能です。
展覧会のない期間には、
庭園へ有料入場できます。

東京都港区白金台5-21-9

2022.1.15

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「ミケル・バルセロ展」東京オペラシティアートギャラリー

2022-05-28 01:29:03 | ミュージアム



現代美術を牽引する美術家の一人として評価される
ミケル・バルセロの展覧会を堪能しました。

13世紀からスペイン・マジョルカ島で続く名家に
1957年に生まれたミケル・バルセロは、
「現代のピカソ」と呼ばれている
スペインを代表するアーティストです。







絵画を中心に、彫刻、陶芸、パフォーマンスなど
領域を越えて活動しているバルセロ氏。
溢れる才能の持ち主のようで、
タレント?芸人?う~ん、凡人でないことは確か。







巨大な陶作品は廊下に並んでいました。

近年ではマジョルカ島のパルマ大聖堂の内部装飾、
ジュネーブの国連欧州本部人権理事会の大会議場天井画など、
壮大な建築的プロジェクトなども手がけているとか。







ミケル・バルセロの全貌を初めて紹介する回顧展。
「ブリーチ・ペインティング」や、ドローイングの数々、
新型コロナウイルスを描いたスケッチブックなど
約90点で初期から現在までの活動が紹介されていました。

長らく日本で未紹介であった画家の
国内の美術館での初の個展。
作品のほとんどが写真撮影がOKでした。

公開初日に訪れたのに記事にするのが遅れましたが、
機会がありましたらぜひご覧になってください。

東京オペラシティ アートギャラリー
東京都新宿区西新宿3-20-2

2022.1.13

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相田みつを美術館

2022-05-26 15:00:35 | ミュージアム



東京国際フォーラム内にある書家で詩人の
相田みつをの作品を展示する美術館。

第1ホールでは書と詩について、成り立ち、
人生を含めてトータルに解説・展示しています。

第2ホールにはアトリエも再現されており、
納得のいかない作品が
山積みされていたりします。







没後30年 美術館開館25周年の特別企画展。
相田みつを美術館はリピーターの多い美術館。

私も年に一度は訪れ、本なども所有、
何度となく目にしている詩でありながら
その度に共感し、感動し、
言葉を嚙み締めます。







こちらだけは写真撮影が許可されています。

館内は彼が毎日散歩をし、思索にふけった
足利の八幡山古墳をイメージしているそうです。
後ろのカフェもお気に入りの場所です。

いたるところにベンチがあり、
休憩を取ることができるのもうれしく、
空調も快適で居心地の良い美術館。







言葉の余韻にゆっくり浸りましょう。

東京都千代田区丸の内3-5-1
東京国際フォーラム地下1階

2022.1.8

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彫刻の森 ダイニング(彫刻の森美術館)

2022-05-17 00:40:06 | ミュージアム



彫刻の森美術館内には2つのレストランがありますが、
ビュッフェ形式の「ベラフォレスタ」は営業休止。
「彫刻の森 ダイニング」のみの営業でした。
予約はできないので名前を書いて待つしかありません。

待ち時間を利用して「ショッピングモール」を
覗いてみたりしたものの名前はなかなか呼ばれず、
園内のカフェで軽食でも済ませておけばと後悔。







スープセットはサラダがついて600円。

席の半分以上が彫刻の森を眺められる窓際席、
箱根登山鉄道も見え、ランチの時間を外し、
ゆっくりとくつろぎたいところです。







ペスカトーレ 1450円
ムール貝が水っぽいのが印象に残るほどです。







マルゲリータピザ 1600円







ホットコーヒー 560円
ランチ時にドリンクがセットにならないのは

宿でランチを予約しておけば
時間もお金も有効に使えたと思うのですが、
それでも窓側の席で眺望を楽しめたので、
まあ、いいかといったところです。

神奈川県足柄下郡箱根町仁ノ平1121

2021.12.5

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彫刻の森美術館

2022-05-16 19:59:53 | ミュージアム



四季折々の雄大な自然が楽しめる箱根。
1969年に開館した彫刻の森美術館は、
その自然を生かして開館した
国内で初めての野外美術館です。







野外だけではなく屋内でも彫刻を楽しめます。
本館ギャラリーでは、コレクションより
順次公開されています。







彫刻の森美術館の敷地面積は70,000㎡。
彫刻を鑑賞しながらウォーキングし、
箱根の大自然を満喫できます。







屋外展示場には近現代を代表する彫刻家の
名作約120点を常設展示しており、
屋外展示場では写真撮影が楽しめます。







高さ18mのステンドグラスの塔は、
「幸せをよぶシンフォニー彫刻」と名づけられ、
塔の上からは、美術館全体と箱根の山々が
見渡せるのでのぼる価値ありです。







光に包まれた幻想的なステンドグラス、
ここでしか撮れない撮影スポットが多い館内でも
一番のおススメかもしれません。







歩き疲れたら敷地内から湧き出る
温泉足湯でリフレッシュすることもできます。







ピカソ館では、パブロ・ピカソの陶芸を中心に
油彩や素描、彫刻、タピスリー、金銀オブジェなど
約300点のコレクションを順次公開しています。







彫刻の森美術館は、オトナが楽しめるだけではなく、
子どもを刺激する作品がたくさんあり、
遊びながら学べるように思います。







作品の中に入ることができる体験型アート作品
「ネットの森」や「ポケっと。」「星の庭」など、
子どもたちに人気のエリアがあります。







アートにふれながら箱根の自然を
心おきなく楽しみました。







何度か訪れたことのある美術館ですが、
新しい施設もできており、
ファミリーで楽しめるものになっているようです。

神奈川県足柄下郡箱根町仁ノ平1121

2021.12.5

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すみだ北斎美術館

2022-04-08 00:29:45 | ミュージアム



斬新なデザインの外観が目をひく建造物は、
すみだの地で生まれ、約90年の生涯のほとんどを
すみだで過ごしながら、優れた作品を描いた
浮世絵師・葛飾北斎の専門美術館です。







北斎の生涯を作品(高性能レプリカ)や
タッチパネル式情報端末で、
楽しみながら理解を深める常設展示や
多彩で独自なテーマの企画展が開催されています。

世界に誇るピーター・モースコレクション、
楢崎コレクションに加え、
墨田区が独自に収集し続けている
コレクションがあります。







企画展は「北斎で日本史」
北斎の曽祖父は、赤穂浪士討ち入りの夜、
吉良上野介を守って討ち死にした小林平八郎だと
北斎自ら語っていたそうですよ。







芸術作品のような建造物にも注目です。
4階の展望ラウンジではスカイツリーをはじめ、
すみだの風景を楽しめます。
公園や地域と一体となっている美術館です。

東京都墨田区亀沢2-7-2

2021.12.25

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篁牛人展 大倉集古館

2022-03-22 00:18:02 | ミュージアム



2021年11月2日(火)~2022年1月10日(月祝)に
開催されていた「特別展 生誕120年記念 篁牛人
昭和水墨画壇の鬼才」の展覧とともに
リニューアルされた建物も拝見しようと思います。

美しい水盤が美術館を取り巻くように新設。
このために建物全体を6.5m奥へ曳家し、
免震構造の地下階の増築し、オープンしたのが、
映像資料コーナーやミュージアムショップ。







水盤の周囲には遊歩道も設けられ、
水盤に囲まれて植えられた大きな柳の木が
中国の名勝風景を思い起こさせるような。

美術品を展示するための「建物」や「敷地内」も含め、
美術館全体を楽しむことができるのが大倉集古館。

戦前を代表する著名な建築家・伊東忠太の手による
独特の建物に内部も手の込んだ装飾が施されています。
空想動物も潜んでいるのですよ。







孤独と酒を最良の友とした異色の水墨画家
・篁牛人(たかむらぎゅうじん)(1901~1984)。

特定の師につくことも美術団体に属すこともなく、
孤高の画家牛人を知りませんでしたが、
チラシを見て、見たいと思いました。

大胆でありながら繊細で、
デフォルメされた特異な形態表現、
独自の水墨画の世界観に圧倒されました。

その大作は、大倉集古館にピッタリです。
よくぞここまで紹介してくださり、感謝です。

好きな画家の作品を心ゆくまで鑑賞するのも良いですが、
今まで知る機会もなかった画家の作品を
鑑賞するのも良いと思いました。
これも美術館の実力でしょう。







入館料:一般1000円(特別展は1300円)
The Okura Tokyoとのセット鑑賞券もあります。
ランチセット鑑賞券 5000円/茶菓セット鑑賞券2500円
次回利用し、ホテルからの眺望を楽しみたいです。

東京都港区虎ノ門2-10-3

2021.12.21

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ブタペスト国立工芸美術館名品展 パナソニック汐留美術館

2022-03-12 00:33:28 | ミュージアム

コロナ禍でも海外の美術作品を鑑賞できるとはと、
ホームページから日時指定予約をしての鑑賞。

パナソニック東京汐留ビルにはショールームがあり、
予約時間前にショールームにも立ち寄り、
水回りのリフォームも検討しようと考えたりも。

予約時間に美術館へ行ってみると、
結構な人がいるので驚きました。

陶磁器やガラス製品など日本や中国の工芸を手本とし、
材質、形状、装飾などの面で試行錯誤していた西洋。

19世紀後半、日本の美術工芸品が西洋に流入し、
ジャポニスムは西洋の作家やデザイナーたちの間で
流行のスタイルとなり、アール・ヌーボー様式の
作品にも影響を与えたことがよくわかる展示の数々でした。

ブタペスト国立工芸美術館のコレクションから
エミール・ガレ、ティファニーらの名品と
ハンガリーを代表する作品群など約200点を紹介、
目の保養もさせてもらいました。







美しい街のブタペスト、再訪したいと思いつつ
もう行けないかもと思う今日この頃です。

東京都港区東新橋1-5-1
パナソニック東京汐留ビル4階

2021.12.18

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紅葉を楽しみながら新宿歴史博物館へ

2022-02-23 00:10:41 | ミュージアム



入口付近に1913年の開通当時から
1991年まで使われていた四谷見附橋の
高欄が展示されている新宿歴史博物館です。







東京が最も美しいと感じるのが晩秋の頃、
色とりどりに彩られた街を歩きながら
確かこの辺り、公園の近くであったはずと
辿り着くミュージアム。







モミジも真っ赤に染まるミュージアムの庭園、
四季折々の風景を楽しめるようになっています。







東京23区のほぼ中央に位置する新宿区は、
四谷・牛込・淀橋の3区が合併して1947年に誕生。
新宿という地名のルーツは、
江戸時代の宿場にありました。







宿場・内藤新宿、江戸市中の武家屋敷や町屋、
そして近郊農村と、様々な特徴をもつ
新宿地域の歴史と生活文化を紹介しています。

1885年、内藤新宿の西の町外れに新宿駅が開業。
現在の中央線や総武線が開通すると
新宿駅は重要な交通拠点となりました。
今や乗降客数世界一、ギネス世界記録にも。







昭和初期、急速に発展した新宿駅周辺の風俗や娯楽と、
そこに集まる人々の日常生活を、時代相も含め展開。

特に目を引く「昭和初期 新宿うまいもの食べある記」
高級カリーの中村屋のカレーは、
女工さんの一日の賃金より高かったとか。
マダムがいただく食べ物だったようですね。







昭和初期の文化住宅の復元家屋も。
当時も新宿は今と同じように多くの飲食店があり、
たくさんの人で賑わっていたそうです。

昭和初期の新宿の新しい顔がデパートでした。
平成は東京都庁や周辺の高層ビル群、
令和は何になるのでしょうか

東京都新宿区四谷三栄町12-16

2021.12.7

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民族衣装 異文化へのまなざしと探求、受容 文化学園服飾博物館

2022-02-12 00:28:47 | ミュージアム

日本のファッションをけん引してきた
文化学園を母体とする服飾専門の博物館は、
世界各地の民族衣装や服飾品、
染織品など歴史・文化を幅広く網羅した
コレクションを所蔵しています。

「366日絵画でめぐるファッション史」
(海野 弘 (監修) パイインターナショナル)

ファッショナブルな美術史をたどるもので、
ヨーロッパの民族の歴史や文化を紐解きながら
絵画鑑賞もできるという楽しい本を読みましたが、
ここなら実際に自分の眼で見られるものもあるかも

デザインやカッティングなどに民族衣装の影響を受けた
ヨーロッパのドレスを、元となった民族衣装とともに
展示・紹介されているのもこの博物館ならではです。
貴重なコレクションを間近で鑑賞できました。

日本でも江戸時代末期には海外の民族を描いた
図絵が見られるようになり、
20世紀前半には写真や映像で記録されましたが、
実物を見ることができればと思います。

民族衣装は多様な文化の一つとして認識され、
影響を受けた異国情緒が流行し、
ファッションに取り入れられています。
世界各地の「衣」文化を堪能できる場所です。







文化学園服飾博物館

東京都渋谷区代々木3-22-7
新宿文化クイントビル

2021.12.2

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谷根千穴場カフェ モリキネカフェ(森鷗外記念館内)

2022-02-05 00:29:53 | ミュージアム



鴎外生前からあるといわれる大イチョウや
鴎外が愛した沙羅の木や三人冗語の石の
庭園を眺められるカフェが、
森鷗外記念館の1階にあります。







小さなミュージアムカフェ、
カウンターでオーダー、お会計を済ませ、
席で待っていれば、運ばれてきます。







鷗外の有名なエピソードといえば、
「舞姫」のモデルとなったドイツ留学中の恋愛。

これにちなみ地元の人気店の商品を組み合わせた
ドイツを感じさせるモリキネセット1000円(税込)を
いただきたいと思っていました。

ドイツパンの店「タンネ」のブレッツェル、
千駄木の人気店「千駄木腰塚」のコンビーフや
セミドライソーセージがセットになったプレート。

ザワークラウトもドイツで食べたものより、
食べやすいもので、ドイツを感じながら
カフェタイムを楽しみました。







セットドリンクは、ほろにがアイス珈琲を選択。







ポットサービスのハーブティーは、スィートベリー。
ゆっくり読書も楽しめそうです。







カフェのみの利用もできるので、
谷根千散策の穴場的カフェとしても利用できます。







イチョウが黄色く色づいた頃が一番のオススメです。
千駄木駅からは徒歩5分程の場所にありますが、
まだまだ歩きたいので上野公園を目指します。

東京都文京区千駄木1-23-4

2021.11.28
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文京区立森鴎外記念館

2022-02-04 00:23:52 | ミュージアム



明治の文豪・森鴎外の旧居「観潮楼」跡地に、
鴎外の業績を著作、原稿、書簡、
遺品資料などを通して紹介している
文京区立森鴎外記念館。

鴎外は1892年に30歳で文京区千駄木に居を構え、
亡くなる1922年まで30年にわたり
家族とともに暮らした場所です。







館内に足を踏み入れると、スポットライトに浮かぶ
鴎外の横顔のレリーフが出迎え、
1階にはミュージアムショップとカフェ、
2階には図書室と講座室、展示室は地下1階にあります。

コレクション展は、鴎外の末子で随筆家の森類。
絵画を学び、パリに遊学、美術科講師などしましたが、
画家になれず、この地の一角に本屋「千朶書房」を開店。
苦悩に満ちた人生ばかりではないのですが・・・。







庭園内には鴎外生前からあるといわれる大イチョウや
鴎外ゆかりの草花が植えられています。

記念館は、建築家・陶器二三雄氏の設計で、
日本芸術院賞など数々の賞を受賞しています。

東京都文京区千駄木1-23-4

2021.11.28

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芸術家のアトリエと住まい 朝倉彫塑館

2022-01-31 00:20:45 | ミュージアム



下町情緒が色濃く残る谷中の街に
ひときわ存在感を放つ建物が「朝倉彫塑館」、
大正から昭和にかけて活躍した
彫刻家・朝倉文夫氏のアトリエ兼住居です。

1935年に完成した建物は、朝倉氏が設計、
細部に至るまで工夫を凝らし、こだわりを感じるもので、
国指定名勝・国登録有形文化財に指定されています。

館内の写真は撮影できませんが、
西洋建築であるアトリエと日本建築である住居が融合、
庭との一体感が感じられる空間建築には、
朝倉氏の美意識や彫刻家としての視点が活かされ、
驚きとともに感動することばかりでした。

特に印象に残ったのは書斎の作り付けの書棚、
「書斎は建物の壁のようにする」という
関東大震災を経たこだわりとか。

天井高8.5mのアトリエは、三方向から光を取り入れ、
壁面はカーブを描き明かりとりの窓から陽光が差し込み、
彼の作品をやさしく包み込んでいます。







屋上にも上がることができ、ここは写真OKです。
≪砲丸≫と≪ウォーナー博士像≫が
谷中の街を見守っています。







屋上緑化の貴重な事例の一つで、
朝倉氏の生前は菜園として活用されていたとか。
大きなオリーブの木もあります。







当時から使われている板張りの床を保存するため、
スリッパ、裸足の入場は厳禁、靴下着用が必須。
夏場の見学は注意が必要ですが、
彫刻に興味がなくても一見の価値があります。

東京都台東区谷中7-8-10

2021.11.28

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細川コレクション 永青文庫

2022-01-19 00:18:24 | ミュージアム



昭和初期に建てられた旧細川公爵家の
事務所として建てられたものです。

細川幽斎を祖とする細川家に伝わる文物に
24代護立侯爵のコレクションを加え、
国宝8点を含む9万点を所蔵しています。
理事長は18代当主の細川護煕氏(元内閣総理大臣)

多くの旧大名家が伝来の名宝を美術館や
個人に寄贈したり売却する中で、
細川家は数多くの美術品を自ら管理、保存しました。







柿衛文庫(兵庫県伊丹市)の俳諧コレクションより、
松尾芭蕉を中心とした名品が一堂に公開、
芭蕉筆の短冊などを堪能しました。







大名庭園の面影を留める肥後細川庭園へは、
ここから行くことができるのですが、
閉園時間も迫り、鍵をかけられてしまいました。







目白台の閑静な住宅街の中にある永青文庫。
都電荒川線早稲田駅より徒歩10分、
メトロ江戸川橋駅、早稲田駅からは徒歩15分程、
神田川沿いに公園や庭園を散策し、
立ち寄るのにおススメです。

東京都文京区目白台1-1-1

2021.11.20

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新宿区立漱石山房記念館・漱石公園(終焉の地)

2022-01-12 00:25:47 | ミュージアム



夏目漱石が晩年の1907年9月から1916年に
亡くなるまでの9年間を過ごした旧居の後に建つ
新宿区立漱石山房記念館・漱石公園です。

隣接する漱石公園には、漱石の胸像や
夏目家で飼われた動物の
供養塔(猫塚)もあります。







夏目漱石は、新宿区で生まれ育ち、生涯を閉じています。
この地に転居した頃から文筆業に専念し、
「三四郎」「こころ」「道草」など、
数々の名作を世に送り出しました。







文学者であるとともに優れた教育者。
教師としてよりも、文学を通じて弟子たちとつながり、
弟子と呼ばれる人々は、後の文学、文芸界で活躍。

「漱石山房」と呼ばれた早稲田南町の家に、
毎週木曜日の「木曜会」には多くの門人が集まりました。
その門下生の一人、森田草平の特別展が開催。







モダンな建物内には旧居「漱石山房」の一部を再現、
中でも書斎を再現した展示室が人気です。

グラフィックパネルや映像で
その生涯や作品世界を紹介、
原稿・書簡・初版本も展示しています。







この日、記念講演会がありました。
「平塚らいてう・草平・漱石ー微妙な三者関係」
聴きたかったです。

図書室やブックカフェもあるのですが、
コロナ禍でカフェの営業が休止、残念でした。

東京都新宿区早稲田南町7

2021.11.20

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