アドリア海東岸の複雑に入り組んだ湾の最奥部、
背後を山に守られた天然の良港コトルは、
古くから交易都市として、また険しい山に囲まれた
要害都市として発展してきました。
全長4kmの防壁をめぐらせた市街には、
最盛期のヴェネツィアから影響を受け
建設された大聖堂や宮殿、
広場などの歴史的建造物が建ち並んでいます。
中でも見逃せないのが、12世紀のロマネスク様式で
創建された聖トリプン大聖堂です。
17世紀後半の地震で損壊しましたが、
のちにルネサンス様式で再建されています。
コトルはスラブ諸国で最初に航海士学校が設立、
アドリア海の海図が初めて作成されたのもここだとか。
世界文化遺産 1979年登録
モンテネグロ
訪問日 2018.7.10
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