夏目漱石が晩年の1907年9月から1916年に
亡くなるまでの9年間を過ごした旧居の後に建つ
新宿区立漱石山房記念館・漱石公園です。
隣接する漱石公園には、漱石の胸像や
夏目家で飼われた動物の
供養塔(猫塚)もあります。
夏目漱石は、新宿区で生まれ育ち、生涯を閉じています。
この地に転居した頃から文筆業に専念し、
「三四郎」「こころ」「道草」など、
数々の名作を世に送り出しました。
文学者であるとともに優れた教育者。
教師としてよりも、文学を通じて弟子たちとつながり、
弟子と呼ばれる人々は、後の文学、文芸界で活躍。
「漱石山房」と呼ばれた早稲田南町の家に、
毎週木曜日の「木曜会」には多くの門人が集まりました。
その門下生の一人、森田草平の特別展が開催。
モダンな建物内には旧居「漱石山房」の一部を再現、
中でも書斎を再現した展示室が人気です。
グラフィックパネルや映像で
その生涯や作品世界を紹介、
原稿・書簡・初版本も展示しています。
この日、記念講演会がありました。
「平塚らいてう・草平・漱石ー微妙な三者関係」
聴きたかったです。
図書室やブックカフェもあるのですが、
コロナ禍でカフェの営業が休止、残念でした。
東京都新宿区早稲田南町7
2021.11.20
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