初島に生きることは、潮風と付き合うこと。
潮風から身を守るために渡り鳥のように
密集した集落ができています。
細い路地ばかりで火災の際は心配になりますが、
それより強い潮風による影響は、
日々の暮らしに密接にかかわるのでしょう。
初島小中学校の校舎は日本最大級のログハウス。
初島に暮らすのは天保元年からずっと41世帯。
耕作地や水源が限られているので、
次男以下は島を出て、男子がいない場合は、
女子が婿を取るのだそうです。
小規模に助け合い暮らす島民にとって、
子どもたちはみな我が子のような存在だとか。
高校からは島外で下宿生活を送りますが、
その旅立ちの日、島民総出で紙テープを投げ、
子どもたちを送り出すのが船着き場です。
学校には校歌があるのが当たり前のこと
そう思っていたのは間違いでした。
阿久悠氏も三木たかし氏も無料で校歌を。
この校歌は島民の方々の誇りですね。
熱海桜、大島桜、河津桜、早咲の桜が満開。
ソメイヨシノも咲き始めました。
菜の花、水仙、アロエの花も楽しめます。
潮風が強く温暖な初島の気候は、
土壌に塩分が多く含まれ、風が強いのが特徴。
そんな初島の気候は、サボテンや多肉性の植物、
ソテツやヤシにとって最適なのです。
静岡県熱海市初島
2023.2.28
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