相撲の街でもある両国には、史跡が点在しています。
回向院と勝海舟生誕の地の間にあるのが、
吉良上野介屋敷跡の一部をなまこ壁で仕切った
小さな本所松坂町公園です。
衣冠束帯姿の彩色豊かな吉良公坐像。
『忠臣蔵』では敵役として描かれる場合が多く、
被害者ではあるものの好意的には
見られない人物です。
葛飾北斎の曽祖父が、赤穂浪士討ち入りの夜、
吉良上野介を守って討ち死にした小林平八郎と知り、
近くまで来ているの寄ってみたくなりました。
元禄時代の1702年12月14日に
赤穂浪士が討入りした吉良上野介の上屋敷は、
広大で公園は86分の1に過ぎないそうです。
公園の面積は97.56平方メートルとか。
公園の周囲は高家の格式を表すなまこ壁長屋門を
模した塀と門で、園内に吉良首洗い井戸と、
邸内にあった松坂稲荷社があります。
塀の内壁に吉良邸の見取図や義士関係の
絵などの銅板がはめこまれています。
クリスマスに訪れるところでもないのですが・・・。
東京都墨田区両国3-13-9
2021.12.25
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