昭文社「東京にいながら世界一周⁉おいしいものめぐり」の
本に出会ったのは、2020年のことでした。
海外旅行には行けないばかりか、外食もままならない、
活用されないでいたガイドブックを再び手にすると
もう我慢ができないとばかりに家を出ます。
確かこの辺りだったはずと見つけました。
ランチ時には行列ができている店も多く、
また、何のための行列なのかよくわからない、
そのような列も存在しているのですが、
列はないようなので階段を降りましょう。
「東京にいながら世界一周⁉おいしいものめぐり」の
本も並べられていましたよ。
入口でコートを預け、席に案内されました。
オーダーメイドの家具が置かれたクラシックでエレガンス、
オトナの雰囲気が漂うハンガリー料理をいただける
ハンガリーの虜になった女性オーナーのお店。
店名のFinom(フィノム)はハンガリー語で
「おいしい!」の意味だそうです。
スープ+パン+メイン+デザートがついた
セットメニューの価格は2500円。
サラダと紅茶もついています。
キャベツのマリネは、まさしく中欧の味
スープは2種類から選びます。
私は、冷たい桃のスープ。
桃の香りと味が口の中に広がり、
幸せな気分に浸るのでした。
ハンガリー料理といえば、グヤージュスープ。
スープ大国ハンガリーでもっともポピュラーなメニュー。
パプリカパウダーで味付けをし、牛肉と野菜を
使った具だくさんのスープ。
チキンパプリカ ガルシュカ(手作りパスタ)添え
メイン料理は3つの中から選びます。
ハンガリーはパプリカの特産国、色や形も
様々な品種のものをサラダやスープ、メインに、
調味料としても使われています。
ハンガリー風ロールキャベツ 自家製パン付き
お米と豚のひき肉が入ったロールキャベツ。
ザワークラウトと一緒に煮込んでいて酸味があります。
私は酸味もザワークラウトも苦手なので
ツレとメインを交換しました。
デザートはショムロー地方のスポンジケーキ。
もちっりとした食感のカスタードクリームと
ビターなチョコレートが特徴です。
ハンガリー出身のシェフが腕をふるう
美しい盛り付けで味わい深い料理に
最後は紅茶をいただきました。
ハンガリーでいただいたものよりも
美味しく感じたのは、
日本の水が美味しいからだと思います。
ハンガリーを旅したのは2002年のことで、
今のように料理の写真を撮っていないのが残念です。
ハンガリーの最高級レストラン「グンデル」での
ディナーもいただいたのに・・・。
実に20年ぶりのハンガリー料理なのですが、
料理も旅も思い出されてくるようです。
ハンガリーの陶磁器と言えばヘレンドと思いますが、
ハンガリーでは名窯ジョルナイのほうが有名。
ウィーンのシュテファン大聖堂の屋根も
ジョルナイタイルが使われています。
そのジョルナイの食器で料理を
楽しむハンガリー料理。
ジョルナイの食器や雑貨なども
販売されています。
パナソニック汐留美術館で行われた
ブタペスト国立工芸美術館名品展にも
こちらで所有しているものが貸し出されたとか。
私もこの展覧会には行ったので、
お話も弾みました。
東京都渋谷区神宮前2-19-5
AZUMAビル B1F
2022.2.15
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