少し前ですが、仕事中、カミさんからTELが入った。まぁ、滅多にない事なので、何事かな、と思いながら受けてみると、「近くのスーパーで、商品入れ替えのため、酒類を安くしていて、12年物のトマチン?があるけど、どうする?」でした。いゃー、いいカミさんでしょ?(笑)
このトマ(-)ティンは、なかなかお目に掛れないシングル・モルトなので、スーパーにあるはずがないよな、と半信半疑で帰宅すると、やはりそのものだった。
12年ものは、この銘柄では確か低い方のグレードですが、酒スーパーは勿論、成城石井でも置いていないちょっとしたレアもの。もっと上のグレードものは通の間で評判がよく、手に入り難いと聞く。
早速、飲んでみました。このシングル・モルトは実に無愛想だ。辛口(僕には)でストレートに舌、喉、胃袋をいたく刺激する。もともとシングル・モルトは個性が強く、複数のシングル・モルトをブレンドし、飲み易くするのが一般的ですが、シングル・モルトのクセを愛するファンも多い。
で、このトマティン12年は43度ですが、50度位の強烈さがありますね。素っ気無いほどハード・ボイルドですなぁ。飲み手を選ぶかも。
一言でいえば、「無頼のシングル・モルト」でしょうか。恐らく、大衆受けはしないでしょう。でも、飲むほどに僕はこのクセが好きですね。
どこか、DODGEの車に似ているなぁ。ギャ、ハァ、ハァ。