10点以上なら査定10%UPに釣られDUへ。運動不足解消を兼ねて外出するモチベーション・アップにしている。今回はレコード7点、CD3点、計10点で5千を越えた。10%UPってバカにできない。稼ぎ頭はJ・スミスのBLUE NOTE 4011・NY盤 MONO で3千をクリアした。でも、他は、厳しいね。ただ、データーから確りと査定しているのでしょう、ほぼ納得出来ますよ。何らかの付加価値?の有無で随分、左右されますね。D・ザイトリンのライブ国内盤が意外に高査定され、反対にCDが二桁とは、驚きです。ケースにすり傷が多いと減点大ですが、アナログ・ブームの影響でしょうか。
帰りに購入したエヴァンスのCD。死後の1983年にまずレコードで発表され、CDは後のようです。
エヴァンスは一般的にあの起死回生の逆転満塁サヨナラホームラン”YOU MUST BELIEVE IN SPRING”の一発でハッピー・エンドと思っていたら、いやいや、真打が控えていましたね。年代層が入れ替わり「起死回生」ってなに?、と訝る方も少なくなさそうですが ・・・・・・ 話が長くなるので割愛します。
通常、ライブ演奏となると、プレイヤーとオーディエンスの間でコミュニケートする空気感のようなものが漂うものだが、本作はそうしたものが希薄でエヴァンスはプレイに没頭し、聴衆は邪魔せず見守るという構図が会場を覆っている。勿論、曲毎に盛大な拍手が送られているけれど、不自然でいっそのこと、ない方がいいんじゃない、とさえ思う。予備知識が全くナシで聴き、違和感を覚えたので調べると、本作は1979年11月26日、パリのエスパス・ピエール・カルダンという劇場で録音されている。やはり、クラブとの違い(距離感)がはっきりと出ています。録音はフランスのラジオ放送局がしていますが、何とリ・ミックス・エンジニアがコロンビアの名録音で知られるF・ライコ、マスタリングがS・ロメインとクレジットされ、このコンビ、他にもあった記憶がしますが、失念しました。
後期のエヴァンスのpの音は、本人が意図したのか、どうなのか、分かりませんが、高域が多用され、キラキラした音のイメージが残っているけれど、本作では落ち着いた深みの有る音に変わっている。出だしのワン・フレーズで直ぐ分かります。エヴァンスの本質でもあるハード・ボイルド魂も蘇っている。pは劇場ホールに備え付けのハンブルグ・スタンウェイでエヴァンスがとても感激したそうです。だから、プレイに専念出来たのかもしれない。
一度、8曲全部聴き通し、再度、聴き直した。そんな経験、最近、記憶にありません。命と引き換えても追い求めた「エヴァンス流美学」の到達点は全キャリアの内で極めて高い。中でも、7曲目”All Mine(Minha)”は3分48秒と短いけれど、まるでリリシズムの結晶。もっと聴きたいなぁ~
100円のお年玉クーポンを使い、何と580円。コーヒー一杯並みって、もう、事件以外何物でもない。こんなことは許されないぞ(笑)。
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