BELDEN8412をNetで拾った。違うモデル88760をサブのラインで使用していて、結構、当りなので、今度はメインのラインでこの8412を試してみようと。
ポジションはライン・セレクター~プリ(マッキンC34V)の間で、今はオルトファンの6・5Nものを使用し、特に不満は感じていない。
早速、音出しすると、中低音に厚みが増すとの予想に反し、高域が素直に伸び、透明感もUPしている。反面、中域が薄く感じたのでのイコライザー・コントロールで500Hzを少し持ち上げると、いい塩梅に落ち着きました。BELDEN88760がドピンカー・快晴とするならば、8412は快晴というイメージですね。
B級アルトの中でもマイナーな存在のF・ストロージャーのRIVERSIDEのサブ・レーベル、JAZZLANDのアルバム2枚を取り出した。
よく知られている初リーダー作は”FANTASTIC”(VeeーJay)ですが、サイドの魅力で語られるケースが多く、他では単独リーダー作ではないけれど、”DOWN HOME REUNION(UNITED ARTIST)がなかなか渋く出来も良い。一時、マイルスのグループに在団するほどの実力の持ち主に拘わらず一般的知名度は低く、1976年、スティープルチェィスから久し振りにリリースしたアルバムのタイトルが”REMEMBER ME”と泣かせますね。なかなかの好作品です。ブランクがあってもリリース出来るということは、しっかりした力がある証拠です。
右の”LONG NIGHT”(1961年録音)はクァルテットとセクステットの構成。カートリッジはSHUREM44Gにスタイラスはモノ針のN44-1 (BLUE)を。
左は”MARCH OF A SIAMESE CHILDREN”(1962年録音)、こちらはクァルテットです。スタイラスをN44G(GRAY)に交換。
どちらもエンジニアはレイ・フォウラー。タイトでフォーカスが緩まない音は魅力的で、好きなエンジニアの一人です。両盤共、ストロジャーのas、flが気持ちよく録らえられ、”MARCH OF A SIAMESE CHILDREN”ではフルートの高域が些かも暴れずリアリティが自然にでており、H・メーバンのpも目の前で演奏しているかのようでその小粋なプレイはイメージを覆すほどです。
因みにJ・グリフィンの人気盤”THE KERRY DANCERS”もフォウラーの手により録音され、生々しいtsの音色にゾクゾクします。
なお、エヴァンスの”PORTRAIT IN JAZZ”のSTEREOバージョンの録音エンジニアはジャック・ヒギンスではなくレイ・フォウラーと判明している。
BELDEN8412を、例えばプリ~メイン間で使用するとさすがに荷が重いですが、CDプレイヤー、フォノイコライザー等々~アンプ間で使用すればハイCP、間違いなしです。
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