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勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

dave pike / pike's peak

2008-08-27 | ジャズ・vib

                  boston acousticsで聴いた今日の1枚

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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                 dave pike / pike's peak    (Epic)  1962

 

パイクはかなりマイナーなバイブ奏者ですが、本作は名盤としてメジャーな作品です。エヴァンスが参加していることと、彼がラファロという名相棒を失くした直後、悲嘆に暮れながらの録音というエピソードもあって必ず話題に上りますね。

ところで、boston acousticsのエージングが進んだせいか、最近、「音」がこなれてきました。初期状態では、蚊の鳴くようなシンバル、緩んだゴムのようなベース、チャルメラのようなtpに少々閉口気味でしたが、このところ急速に本領を発揮し始めています。まだ、淡麗辛口とでもいうのでしょうか、JAZZの持つエネルギー感を充分に出すまではいきませんが、それでも、フォーカスがぴしっと決まった感じはなかなか魅力的です。

今まで、私はカー・オーディオには懐疑的でしたが、ディーラーの方が日本の住宅事情では、自宅では思うように音楽を聴けず、車の中だけが遠慮なく音楽を楽しめる唯一のスペース、と仰っていました。漸く、それが分かりましたね。車で聴くJAZZ、いいじゃないですか!boston acousticsもイイぞ。

 

話が横道にそれてしまいましたが、このアルバム、選曲の良さも有って人気盤の一枚です。

トップのモーダルなパイクのオリジナル?‘Why Not’、コルトレーンのインプレッションと同曲ですが、果たしてどちらがオリジナルなんでしょうかね。ピート・ラ・ロカという伏兵もいますし。

ともあれ、カッコいい曲、演奏です。その他、‘In A Sentimental Mood’、‘Besame Mucho’といった人気曲の好演もありますが、最大の聴きものは実はラスト・ナンバー、‘Wild Is The Wind’。

イヤー、なんといいましょうか、このソウルフルなリリシズム!堪らず車を路肩に止め、聴き惚れちゃいました。

9:33、パイク、一世一代の名演を聴け!


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