郊外のあるSC内のCDショップに、ぶらっと立ち寄った所、この一枚を見つけた。何と!999円。
帯には国内初CD化と書かれてあった。そっか~
確か、外盤では出ていますが、このオリジナル・ジャケと異なるボビ・ハチの写真の使用していますね。
それにしても、この作品がやっと国内初CD化とは!ホント、不遇の一枚ですよ。
ジャケから甘く見縊っていけません。
この作品が約40年ほど前、アナログでリリースされた際、某JAZZ専門誌で、たいした評価もされず、また、1987年に発行された「ジャズ批評別冊・完全ブルーノート・ブック」でも僅か3行で片付けられている。つまり、「どうでもいい」作品扱いをされていた。
1973年7月5日、スイス・モントルージャズ・フェスティバルでの熱狂のライブ・ステージ。
メンバーは、
WOODY SHAW (tp)、BOBBY HUTCHERSON (vib)、CECIL BARNARD (p)、RAY DRUMMOND (b)、LARRY HANCOCK (ds)
LPでは収録時間の関係で、2曲目の?The Moontrane’が途中からB面まで跨っているが、CD盤ではそれが解消され、さらに未収録の?Farallone’が追加されている。ま、CDの恩恵ですね。
あまり上手とは言えないMCのメンバー紹介の中、ショー、ボビ・ハチへの聴衆の期待ボルテージの高さが感じ取れる。
そして、ワン・ツー、ワン・ツー・スリーの合図から始まるこのステージ、いゃ~、いいですね!
帰りの車の中は、まるでモントルーの会場と化し、自宅まで10分少々なのに、一枚聴き終えるまでわざわざ遠回りしちゃいました!
全4曲、弾力あるDRUMMONDのb、煽るようなHANCOCKのdsをバックにショー、ボビ・ハチは非の打ち所が無いストレート・アヘッドなパフォーマンス聴かせ、両者ともに完全燃焼、屈指の名演揃いです!
1973年夏、「モダンジャズの熱気」はまだ残っていた!今のお勉強ジャズなんか、足元にも及ばない。これは「本物」だ!
ただ、このCD、一つ問題があります。それは「音」。
40年前の音源なので仕方がありませんが、、CECIL BARNARDのpが歪んでいる。オリジナルLPは、クリアなので残念ですね。
もし、このCDが気に入ったならば、是非、オリジナルLPも聴いてください。
感激が感動、感銘に変わるだろう。
さて御紹介のボビ・ハチ盤、本当に不遇の名作だと思います。僕は作品の存在すら知りませんでしたので、今回の再発にはもう感謝、感謝という感じです。僕にとってウディ・ショウはフレディ・ハバードと同じくらい好きな、いとしのトランペッターなのでこの貴重な熱演はたまりません、実は八チャンよりもそっちのほうがお目当てだったりして^^;
出勤前に更新に気付き、お邪魔させて頂きました。一層のご活躍を心より念じております。
何時ぞやは67camperさんで、今回はazuminoさんのブログでお逢い?しましたね。
出勤前のお忙しい時のコメント入れ、ありがとうございます!
>実は八チャンよりもそっちのほうがお目当てだったりして^^;
いゃ~、実は僕もなんです。勿論、八チャンも凄い!のですが。
今回のCD化で少しでもショーの不当評価が改まればいいですよね。
それから、お褒めの言葉を頂戴し、なんだか照れちゃいますが、これからも暇潰しにどうぞお寄りください。
モントルーのライブは、ビル・エヴァンスの方が圧倒的に有名ですが、こちらも負けず劣らずのアルバムですね。1曲目から、ボビー・ハッチャーソンがライブらしく思う存分のソロをとっていて、トリルを行っている部分あたりにくると鳥肌ものです。
ウディ・ショーもリラックスして吹いていますし、傑作ですね。LPは持っていないので、どこかで聴いてみたいものです。一昨日の土曜日に「Days」に行ってきました。自分の書斎、あるいは立派なリスニングルームにいるといった気分になりました。いいお店ですね、また行きたくなりました。
このライブ盤、二人、存分にソロを取っていますから、聴き応え十分ですよね。
LPは音が良い半面、Moontraneが分断され、CDは分断されず、+1曲と良い半面、音(P)にやや難ありと・・・・・
こりゃ、両方聴くより手がありませんね(笑)
Daysに行かれたのですね!1!
>自分の書斎、あるいは立派なリスニングルームに・・・・・
ホント、その通りです!
ちょっと他のジャズ喫茶と趣が違い、そこが何ともいいんです。
また、是非、どうぞ。