危機省という役所と担当大臣を置いてはどうか。
去年までなら縁起でもないと一蹴されてと思うが、こう何もかもいっぺんにやってこられては、誰か一人は、しっかり危機全体のことを抑えて指揮する、腹の据わった人が必要なのではないか。
総理大臣など、功を残すしか頭にない人らは危機には役立たない。自分の好きなことしかしないからかえって邪魔になる。
省の構成員は志願制国家公務員、当然優遇はされてよいが、怠惰放埓は許されない。
出世だけを考えて仕事をする人間はその省の官僚にはしない。
役人ならばみな同じと思ってしまってはみもふたもなかろう。
危ない思いもはらはらすることも、一億余のこの国の人のためならばと、身を挺して働く人は、必ずいる。
官邸は、することはたくさんあっても、できることがなければ、せめてこのくらいのことを残して終わったらどうだろうか。