・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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こんなのもありか?:13 非銃狙撃

2019年03月19日 | つぶやきの壺焼

銃の乱射は文字どおり乱暴な振舞いですが、銃は狙い撃ちが使い方の本道です。
狙い撃ちも、狙撃と呼ぶ使い方になると、やや異質の感があります。
狙撃にはまた、銃を使わない、銃よりもむしろ陰湿な狙撃があります。
ある人物に狙いをつけて、その人の就いている職務上の座から引きずり降ろそうというものです。

職務上の座が設けられている団体には、通常上下構造があります。
上位団体との関係が国際的である場合、その上下関係にはとかく厄介ごとがつきまといます。

世界的な催しの開催をめぐって、中央本部に不祥事の疑いが出て問題にされかけたとき、当然その疑いを消そうとする働きが起きます。
参加国のどこかに火種を移してしまえば、中央本部には煙が立たなくなるので、国外の誰かにその標的を定めます。

標的にされた人が、出自来歴のどこをみても不祥事を起こすことのありえない高潔な人物であっても、そんなことには目もくれられません。
王の不祥事が文豪の筆によって大作に仕立てられるような文化をもった国の人の手にかかれば、狙いをつけられた標的の謹厳な人格は、人々の注目を集める好条件にさえなります。
そういうときのために、火種の材料はあらかじめ用意配置されていて、引き金が引かれれば、報道という"ふいご"と情報という風によって、非銃狙撃の圧力装置は的確に働きます。

困ったことに、人道などという言葉は、友好親善に名を借りた大規模経済活動の小道具になり果ててしまっているようです。

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