・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

こんなのもありか?:10 反決

2019年03月16日 | つぶやきの壺焼

多数決は、面倒な話に結論を求めるときに使われます。
論議を尽くされて後の場合はよいのですが、選択肢だけを示していきなり挙手を求める乱暴な多数決もあります。

国民投票あるいは住民投票と称する、全員投票もあります。
それで民意が確かめられたことにしておこうというのですが、投票直前に目や耳から入ってきた誘導情報に吊られてしまえば、瞬間の気分の集計でしかなくなるので、あまり賢い方法ではなさそうです。
投票結果どおりに踏み切れず、再審議が行われたり、実行を先延ばししてみたりする事例をみると、大がかりな投票の場合は、結果の反対に決定したほうが、実現可能な選択ができるのではないかという、奇妙な考えも浮かんできます。

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こんなのもありか?:9 避争

2019年03月15日 | つぶやきの壺焼

仲良しは美徳です、しかし相手によりけりです。
泥棒や強盗との仲良しは悪徳になります。

こんなわかりきったようなことが、自分のことになるとわからなくなり、考えがあやしくなる場合があります。
小中学生の話ではなく、気弱な大人の話でもなく、政治の空気がそうなってしまうこともあります。

外交というとまず考えるのはグローバルな国際親善、地球上の国々がみんな仲良くなりたいと声を上げれば、それを悪く言う人はいません。

何十年もの間、仲良しを目指しながら隣国に騙され続け、それでもなお仲良しを目指すふりをする、いじめられっ子の根性が染みついてしまっている人もいます。
そういう人が、政治や企業経営の中枢にもいて、とにかく争いを避けていればそのうちにと、善人ぶりを演じます。
その人たちは、争いを避けていれば必ず心地よい風が吹いてくると、春風を待つようなことが、政治や経営の要諦とでも思っているのでしょうか。

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こんなのもありか?:8 序禁

2019年03月14日 | つぶやきの壺焼

法治国という、奇妙な、ときには便利に使われる呼び名があります。

法律によってきっちり治められているしっかりした国という見方もできれば、法に触れなければ、あるいは法をうまく潜り抜けられれば、何をしてもいい国という見方もできます。
どちらにしても、誤解にせよ、人より法が先というところが、そのまま受け入れにくいところです。

法律をいちばんよく知っていて、それを根拠に人の行いを裁く仕事をしている裁判官は、憲法と裁判所法によって資格や仕事の割り当てが決められています。

それについて、どういうことが定められているのかと、あらためて調べてみます。
憲法 第七十六条には、「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される」という条文があります。
裁判官の行いは、それぞれの良心次第ということになっているので、天皇制などと怪しげな呼び名だけの実在しない制度に反対を表明してみせる、おかしな裁判官も出てきます。

第五十八條 裁判官ハ法律ニ定メタル資格ヲ具フル者ヲ以テ之ニ任ス
という、前の憲法にあった、裁判官になる資格を定めた条文は、消えてしまっています。
裁判官になってからどうする以前の、どういう人を裁判官にするかという肝心な決めごとがないのです。
裁判所法 第五十二条 (政治運動等の禁止) 裁判官は、在任中、左の行為をすることができない
一 国会若しくは地方公共団体の議会の議員となり、又は積極的に政治運動をすること。
二 最高裁判所の許可のある場合を除いて、報酬のある他の職務に従事すること。
三 商業を営み、その他金銭上の利益を目的とする業務を行うこと。

この条文にも、疑問のたねがつまっています。
在任中の禁止行為が、政治運動とお金儲けがいっしょくたにされ、序でに禁止しておけという程度の軽みさえ感じます。
両者が深く結び付いているかのような暗示を与えながら「又は」書きの禁止事項を標題にしておいて「等」つきで体裁を整え、とってつけたような切り貼り編集的条文になっているとも見られます。
在任中には積極的政治運動はできないとされても、就任前なら反日活動の実動工作員であってもよいのか、そういう思想の持ち主も裁判官に任ぜられるのかという、はなはだ心もとない法のもとに、私たちの生活が預けられているかと思うと、春の風もうす寒く感じるところです。

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こんなのもありか?:7 越権裁定

2019年03月13日 | つぶやきの壺焼

会社側から取締役会開催の案内を受け、取締役会に出席するためにと、10億円の保釈金を積んで、作業服にまで着替えて出てきたら、これはしまったとばかりに会社が出席拒否の表明をし、そこでまた裁判所が出席を許可しないことを決めたという、大の大人の意地悪ごっこのようなことがありました。
会社が出した出席反対の意見書には、当人が出席すると議論がしにくいというのも理由のひとつに挙げられていたそうです。
あの眼で睨まれては口もきけなくなりそうという、何とも情けないありさまとしか見られません。

株主が任命した取締役の会議への出席を、別の取締役が裁判所の手を借りて決めてしまうというのは越権裁定と言えるのではないでしょうか。

「えっけんさいてい」で変換したら、初めに出てきた文字は「謁見最低」でした。

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こんなのもありか?:6 無理国境

2019年03月12日 | つぶやきの壺焼

陸地の国境には、無理やり引いた歴史が必ずあります。
文化も言語も違う人同士の穏やかな合意のもとに引かれた国境線はないでしょう。
諍いごとが一切なく、ある幅を持った地帯に双方が交流往来以外には足を踏み入れなければ国境線など必要がないからです。

地図にも、線であらわさない国境帯があってもよいでしょう。
しかし、引かれてしまった線は、もう帯状には戻せません。

陸地でないところには、地図が描かれる前から国境帯があります。
海こそ自然の国境帯です。

70年前に日本は陸地の国境線を捨てました。
そのときのどさくさまぎれに、海を越えて島をそっくり分捕った欲張りの隣国があります。
またその後にも島を分捕ったつもりでいる隣国、さらに世紀を超えて島を分捕ろうとしている隣国が、堂々侵略の構えで現れました。

地図に描かれる国境線は、人間の欲と競争で明度濃度を増していくようです。

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こんなのもありか?:5 にわか先生

2019年03月11日 | つぶやきの壺焼

にわか成金という、お金儲けの上手な人への嫉妬半分の蔑称が流行ったことがありました。
"にわか"は博多俄、俄狂言などにも見られるように、軽いものであるようです。

先生と呼ばれる人にも、デモシカ先生という蔑称があり、良い仕事が見つからずに先生でもやるしかないかと先生になっていた人もいます。
そのころは、教育改革と名付けられた国力漸減策の初期段階で、先生の数だけは増えていきました。
初等中等教育では、国の将来よりも、生活を支える労働の場を得ることに教職の目的をおいた先生方は、労働組合まで作ってしまいました。
大学と呼ばれる高等教育の場では、社会の中枢に送り出して権力の操縦にあたらせる人を育成すること、権力機構との連携を強めながら学術研究という名の権威機構を造り上げその維持に努めることが、先生の仕事にされてきました。
もともと図式が決まっていれば、その仕事は、にわか先生でも要領次第で十分こなすことができます。

教育の場のすべてがそうとは言えませんが、にわか先生の「権」への執着は、地球のどこかでにんまりしている人の意にかない、文化の重みの衰退に大いに貢献しているところです。

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こんなのもありか?:4 無概念の理解

2019年03月10日 | つぶやきの壺焼

今ではもうゼロを無概念という人はいないでしょう。
数値を全く使わない未開の人が、地球上のどこかにまだいるかもしれませんが、その人たちも、そこにあったものが目の前から消えてしまう経験はもつでしょうから、それがゼロだと言えば、そこで概念との結びつきはできます。

「約束」という、人間社会にとってだいじな概念をもっていない人たちがいます。
その人たちと何か約束を結び、それが守られるものという期待を寄せるのはまったく無意味です。

約束の概念をもたない人が運営する国とは、条約も覚書も交わす意味がありません。
紙に何かが書かれ、それに署名をするという儀式も、自分たちにとって都合のよい次に現れる状態への儀礼的行事でしかなくなります。
儀式が終わって結果が得られれば、その人達にとっては作られた議定書など紙屑でしかなくなります。

無概念はことがら自体がないのですから、それに理解を求めるほど無理解なことはないでしょう。

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こんなのもありか?:3 策略補助

2019年03月09日 | つぶやきの壺焼

補助とは、文字どおりの意味は、補い助けることで、少し言葉を加えれば、力の足りないところを補って目的が叶うように助けることとなります。

この補助の尻尾に金の字がつくと、ときには力の足りないところを補うどころか、持っていた力を削ぎ落としていくような、削力補助という逆作用をもった補助金に変わってしまいます。

力は、出さなければ弱く見えます。
力が足りないとされ、補助が必要と認定されるには、下手に力を出して見せるとしくじります。
力の出し渋りはくせになり、出さない力は衰えていくので、削力補助をまた助けるという悪循環に陥ります。

削力はいわば成り行きの現象ですが、それが目的をもった策略として仕掛けられ、策略補助となったのでは、それこそ大変です。
策略は、個人にではなく自治体のような組織に向かって仕掛けられます。
補助金が損得勘定の対象になってしまうと、その獲得競争のようなところに、組織が持っていながら抑えられていた知恵や力がそそがれます。

地方の力が削がれていけば、中央の力が相対的に強くなり、中央の言い分がどんなところにも通るようになれば、自家中毒症状のようになって国の力が衰えます。
そうなれば、海の向こうで手ぐすね引いている侵略者にとって、策略大成功となるのです、くわばらくわばら。

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こんなのもありか?:2 無効肩書

2019年03月08日 | つぶやきの壺焼

肩書きにはいろいろな働きがあります。

一生同じ仕事を続ける場合は同じ肩書で通せますが、仕事を辞めた後も元の肩書きを引きずっている人がいます。
元XXと印刷した名刺を持っているわけでもないのに、人々は元XX、あるいは元をはずして二人以上いるはずがないのにXXと呼ぶことさえあります。
呼ばれるほうは「元付はやめて」と要求はしないのに、XXと呼ばなければ失礼であるかのように思わせる慣習が根付いています。
そこには、偽ものではないが本ものでもない、奇妙ななXXが実在することになります。

この元さん、その肩書きを使って国のため社会のために良い働きをしてくれればよいのですが、海外に出掛けてはとんでもないことを言ったり演じて見せたりする人もいます。
下手な大道芸のような、そういう言動を、もっともらしく記事にする知恵の足りない記者も数多くいます。
本人はそれを生き甲斐にしているのか、それしかすることが見つからないのか、自分の世界にはまり込んで、悪気がなさそうなのが始末の悪いところです。

肩書は、それを持っていたときの仕事と一緒に消えてなくなるのがいちばん良さそうです。

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こんなのもありか?:1 重い月

2019年03月07日 | つぶやきの壺焼

もし月が急に重くなったら、地球はどうなるのでしょう。

季節はどうなる、時間はどうなる、月の周りを地球が回る、そんなことがありはしないと思っていることが、あったらどうしますか。

計算のお得意な方に、こうなるよと教えていただきたいのです。
なぜこんなことを持ち出したか、それはただの思いつき。

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怪語補検:運

2019年03月06日 | つぶやきの壺焼

運命 命運 時の運、生きているうちにはいろいろな運がやってきます。

巧く捕まえたときは運が良かったと喜び、下手に捕まえたときは運が悪かったと諦めます。

運の効き目には、ごく短いものと、一生ついてまわる超長期のものがあります。
長いものには、運の仲間に入れにくい、それが運とは考えにくいものもあります。
その代表に、「しきうん」というものがありそうな気がします。
常識の外におかれて何十年も知らずに過ごしてきたことがたくさんある場合、識運、つまり識る機会に恵まれなかったということです。
あの悪名高いA新聞を、年間数万円を投じながら長くとり続け、いつまでも悪い識運から抜け出せない、気の毒な方々もいます。
識運が悪いのは、不勉強の言い訳半分と見てよいのかもしれません。

もう一つは織運です。
つまらない組織に絡み合いができ、振りほどくことも抜け出すこともできない、悪い織運があります。
N町には、この悪い織運の小さな渦がいくつもできていて、巻いては消え、消えてはまた巻きを繰り返しています。
なかには、何十年も巻き続けているしぶとい織運もあります。
織運は、渦に巻かれれば人格まで変わり、絡んだ人の一生を捕まえてしまうこともある恐ろしい運です。

今回で補検のいろはも、「ん」が尽きました。

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怪語補検:水面下

2019年03月05日 | つぶやきの壺焼

水面下は外交のニュースによくつかわれる言葉ですが、対義語は、正式、表面的、表向きぐらいで、数多くは見つかりません。
ところが類語、関連語、連想される言葉は数えきれないほどあります。
氷山の容積の水面上下比よりもっと大きな違いがあるでしょう。

ジャーナリストと呼ばれる人たちが、こういうことが水面下で行われていたと得意げに語ることも、数々の水面下の動きがあるなかでただ一つのことでしかありません。

水面下には、容積の想像を超え、時間とのかかわりをもったことがらもあります。
水面下の交渉が、時間切れになって水上に浮かびあがったら、ヘボな予想とはまったく話が違っていたとということもあります。
このややこしさを利用して、時間を稼いでは手つかずに引き伸ばしたり、動かしているようにみせて放置したり、いやな問題にはそんなこともできてしまう、水面下とはまことに弁利怪的な場所と言えるでしょう。

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怪語補検:正義

2019年03月04日 | つぶやきの壺焼

正義は、その言葉を口に出したとき怪しくなります。

その怪しさには、正義と言ったそのことが、自分のことかどうかによって、濃淡が生じます。


正義は、それに火がついたとき危うくなります。

その危うさには、正義を唱えるその人が、相手に憎しみを抱いているかどうかによって、強弱が生まれます。

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怪語補検:盛り上がり

2019年03月03日 | つぶやきの壺焼

盛り上がりたいかと問いかけられたとき、いいえ、いやだと答える人は、特別な事情がない限りごく僅かでしょう。

機運を逃さず、雰囲気を壊さず、意欲を失わない、盛り上がりの渦にまかれるとき、人は、わざわざ口にする必要もないほど幸せな空気の中に身を置くことができます。

盛り上がりは集合体の様相ですから、だまし、ごまかし、身勝手な高望みは失敗し、消沈に終わります。
先月末に世界中の注目を集めたであろうあの会談も、盛り上げそこないの見本になりました。

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怪語補検:非核化

2019年03月02日 | つぶやきの壺焼

「ひかく」という言葉を、いまポンと出されたとき、「くらべる」「比較」や「かわるい」「皮革」のことかと思う人の割合はごく少ないでしょう。
「ひかくこうげんがく」と聞けば「非核公言学」という無理やりな連想さえできそうです。

74年前に人類の最大愚行の実験が行われた「核」は、エネルギー源に使っても失敗を重ね、処置のしようもなく、偏りの甚だしいあまり上等でない経済効果と、言葉に注目を集めながらズルズルと時を過ごさせる政略効果しか得るものはありません。

あって始末に負えないようなモノに「非」の文字をかぶせてみたところで、どれほどの意味があるのか、実質的な効果の見込みも真実味もなければ、尻尾に「化」をつけてごまかすしか方法がなくなりました。
非核化、いかにも白々しい、罪深い三文字です。
温暖化のほうがいくらか罪は軽いでしょう。

どういうことになるのかだれにも見通すことができずに、時だけは間違いなく過ぎて行きます。

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